やはり、自分のライフスタイルに合わせて働けることですね。昼間は本業で忙しいサラリーマンも、夜に自宅で作業すればOK。家族と一緒に作業して、効率よく収入を上げることもできます。

また、PCひとつで完結する仕事が多く、始めるハードルが低めなのも魅力です。初めて副業に挑戦する人は、まずは在宅でできるものから探すことをおすすめします。

よくも悪くも長時間の作業が可能なため、過重労働になりうることでしょうか。

「1日◯時間まで」などと制限を決め、メリハリをつけて作業しましょう。

おすすめ第1位は「せどり」。安く仕入れた商品を、別のお店やサイトで高く売ることで差額を稼ぐシンプルな仕組みです。

毎日1~2時間ほどの稼動で、だいたい月収5万~20万円を得ている人が多いですね。本格的になると、月商で数百万円を超えるレベルの人もいますよ。

稼ぎやすい一方で、大きな損害が出るリスクが低いところがせどりのメリットです。

仕入れ額の30％くらいを上乗せして売るのが一般的ですが、もし狙った価格で売れなくても、仕入れ値まで値下げすれば売れることがほとんど。損失はほぼゼロで済みます。

まずは自分の家にある不用品を販売してみて、仕入資金をつくりつつ、売れる感覚を身につけるのがおすすめです。

また、中古品を売る場合は「古物商許可（※）」の申請をしておきましょう。1.9万円の費用がかかりますが、警察署で簡単に取得できます。

はい。肝心の商品は、ヤフオク！やタオバオなどのECサイト・ネットオークションで仕入れるのが一般的です。

ここで注意してほしいのは、自分の好きなものや趣味に関する商品を勘で仕入れてしまうこと。

好きであるあまり市場と感覚がズレていると、思いどおりに売れずに苦戦することが多いです。

せどりに関する本や解説サイトはたくさんあるので、ノウハウを学んだうえで適切な商品を仕入れましょう。

いえ、圧倒的な集客力を誇るAmazonがおすすめ。どんな商品でも売れやすいです。

さらに、Amazon独自の「FBA（Fulfillment By Amazon）」というサービスを使えば、商品の在庫管理と発送をすべて丸投げできるため、こちらがやる作業はリサーチ・仕入れ・出品のみに絞れるのも魅力です。

販売者のための「Amazon出品サービス」は、Amazonアカウントを持っていれば簡単に登録できます。興味がある人はまず登録して、触ってみるといいでしょう。

第2位は「ライター」。おもにWebメディアに掲載する文章を作成する仕事です。

そうですね。とにかく需要が高く、参入ハードルが低いのが特徴です。

初心者向けの案件であれば、クライアントから文章の構成まで指定してもらえる案件も多いです。それならほぼ誰でもできるでしょう。

ただし参入ハードルが低いということは、ライバルが多いことも意味します。そのため、どうしても単価が安くなりがちです。

高い単価で多くの仕事をもらえるライターに成長するためには、少なからずスキルが必要です。

年間数万円の人もいれば、100万円以上を稼いでいる人もいます。

弊社のスタッフも副業でライティングをしています。調子がいい時は月10時間ほどの稼動で、約6万円の収入を得ていると聞きました。

はじめは「Crowdworks」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサービスを使って、幅広く仕事を受け、クライアントとのつながりをつくるところから始めましょう。

そのなかで、直取引をしてくれるクライアントを探しつつ、自分の得意・苦手なジャンルを把握します。

そして得意なジャンルに特化したライターとしてブランディングしていくのが理想です。

はい。専門的な知識が必要な記事は書ける人が少ないので、単価が高くなりやすいです。

本業や趣味に近いジャンルを選ぶとスムーズに専門性を高められるでしょう。

おすすめ副業の第3位は「投資」です。

初心者におすすめなのは、株やFX（ ※）のトレード（短期回転売買）ですね。

慣れると早いスピードで資産を増やせるからです。レバレッジ（※2）をかけたり、複利（※3）の効果を使って運用したりできるので、一気にお金が動かせます。

月収で数十万、多いと数百万円に到達する人もいます。考察を含めた作業時間は1日に30分〜1時間ほどなので、うまくいけばかなり効率のいい副業と言えますね。

その可能性は捨て切れません。「絶対に損をしたくない！」という人には、あまりおすすめできないですね。もしやる場合も余剰資金のみを使うようにしましょう。

まずは正しい手法を学び、トレーニングするのがおすすめです。

たとえば「DMM FX」には「デモ取引」というリアルな体験ができるツールがあります。

知識を頭に入れつつ、安定して勝てるようになるまでトレーニングを重ねて、勝率が7割以上になってから現実の取引に移りましょう。

投資において意識すべきは「勝つこと」よりも「負けないこと」。はじめから大きな成果を出そうと欲張らず、コツコツ積み重ねることが大切です。

第4位は、人気になりつつある「リファラル営業」ですね。

クライアントのニーズにマッチする顧客候補を紹介して、報酬を得る副業のことです。代表的なサービスに「Saleshub（セールスハブ）」や「side bizz（サイドビズ）」があります。

たとえば企業がヒアリングのために広報経験者を探していた場合、自分の知り合いを紹介できれば報酬がもらえます。

そう、とにかく手軽。もらえる金額は1件につき1〜3万円が相場ですが、自分の知り合いにいい人がいたら紹介するだけなので、月に数時間ほどの稼動で済むのが魅力ですね。

ただし、1つだけ注意点があります。

それは万が一トラブルになると、取り返しがつかないということ。自分の人脈を使った仕事ですので、下手すると知り合いからの信頼を失うことも考えられます。

案件を精査するしかないですね。誰が依頼主なのか、どんな案件なのかをしっかり確認してから紹介しましょう。

それでもトラブルが起きないとは言い切れませんので、リスクがあることは覚えておきましょう。

第5位は成果報酬型の広告である「アフィリエイト」です。

運営しているサイトにリンクを貼り、訪問者がそのリンクを経由して商品購入などをすると報酬がもらえる仕組みです。

代表的なのは「ブログアフィリエイト」と呼ばれるもの。その名のとおり、ブログにリンクを貼って収入を得る方法ですね。

初期投資がほとんど必要なく、手軽に始められます。そして、GoogleやYahoo!など検索エンジンの上位を取れれば、継続して収入を得られるのが最大のメリットですね。

商品の仕入れもしなくていいので、利益率が非常に高いのも特徴です。

だいたい月に30~60時間ほどの稼動で、月収3~10万円程度が一般的ですね。なかには、ブログアフィリエイトだけで数百万円の収入を得ている人もいますよ。

まとまった収益を得られるようになるまでに、かなりの時間がかかるからです。

ブログアフィリエイトは、肝心の読者がいないと成り立ちません。ブログが評価されるまで、根気強く記事を書きつづける必要があります。

実は途中で挫折してしまう人が多く、アフィリエイトでの収入がない人が約3割、1000円未満が4割を超えるという調査結果が出ています。

（特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2019」）

まずはブログを開設し、「ASP（アフィリエイト・サービス・プロパイダ）」という、アフィリエイト広告を配信しているサービスに登録しましょう。

ASPは数多くありますが、まずは知名度の高い「A8.net」や「afb」などに登録するのがおすすめです。

6位は「プログラミング」。簡単に言うと、HTMLやCSSといったプログラミング言語を使い、コンピューターを動かす指示書を書く仕事ですね。

スマホが普及したことで、腕のいいプログラマーは引く手あまた。案件の単価は、ほかの副業と比べものにならないくらい高いです。

時給1万円以上の案件も珍しくなく、業務委託として受注して1件あたり約50万円の月収を得ているプログラマーもざらにいますね。

最近は「CodeCamp」や「TECH::CAMP」など、短期間でイチからプログラミングを学べるスクールが増えているため、未経験者でもスキルを身につけることは可能です。

ただ、もし中長期的に副業にしていくつもりなら、まずは未経験OKの会社に入社し、本業として真剣に取り組むほうが効率的ですね。

第7位は「ハンドメイド商品販売」。手づくりのアクセサリーや衣料品などを販売する仕事ですね。

「minne」や「BASE」といったプラットフォームや、「メルカリ」をはじめとするフリマアプリに出品するのが一般的です。

そうですね。もともとハンドメイドが趣味の人にとっては、好きなことをやりながらお金をもらえる夢のような仕事です。

加えて、自分のセンスを評価してもらえるため、やりがいを感じやすいですね。

正直、まとまった収入を得るのはかなり厳しいですね…。

材料費はかかりますし、売る難易度もかなり高いです。多くの人がつくった商品が出品されていて、選んでもらうのは至難の業。

月に数十万を売り上げている人もいますが、それはごく一部の話です。実際には、月に5000円〜高くても数万円くらいが妥当かと。

はい。なのであくまで趣味の延長として取り組んで、「お金が入ったらラッキー」くらいに思っておいたほうがいいでしょう。

効率的にお金を稼ぎたい人や、ハンドメイドに縁がない人がムリに始める必要はないですね。

本業との相乗効果がある副業を選ぶのがベストですね。たまに本業をおざなりにしてまで副業に励む人がいますが、あまり効率がよくないと思います。

あくまで本業をまっとうしつつ、スキルアップのために副業をやるというスタンスのほうが、将来の収入アップにつながるはずです。

副業の種類は今回ご紹介したもの以外にも、無数にあります。

本業と相性がいい副業のイメージがつかめなければ、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサービスを眺めて、ピンとくるものを探すのもいいでしょう。

当たり前ですが、ネット上の怪しい情報には注意しましょう。

「1クリックで300万円」「あなたのリスクはゼロ」「毎月ボーナスが振り込まれます」など、あまりにもおいしすぎる言葉ばかり並べている案件には要注意。

そんなラクして稼げる仕事なんて1つもありません。依頼主が“飛ぶ”か、お金を騙し取られるなど、だいたいロクでもないオチが待っていますよ。

大事なのは「易（やす）きに流れないこと」。せっかくの副業を楽しむためにも、多少の手間を惜しまず、慎重に仕事を選びましょう。