ひとことで言うと「劇的に人生を変えられる」ところですね。

はい。ライザップに通うと、単に痩せるんじゃなくて理想的な体型にボディメイクできるんです。

公式サイトによると13万人もの会員がボディメイクに成功しています（2019年3月末時点）。私自身も2カ月間、週2回通っただけで、7kgも健康的に痩せることができました。

見た目の変化は周囲にも伝わりやすく、出会う人から「スマートになった」「精悍な顔つきになった」とうれしい言葉をかけられる機会が圧倒的に増えましたね。

食生活が変わって体調もよくなり、積極的に歩くようになりました。何より自分でもびっくりするほど痩せられたことで、自分に自信が持てた。たった2カ月で本当に人生が大きく変わりました。

満足度が高すぎて、友人を5人ほど入会させましたね（笑）。

まったくしてません。見てください、こちらがライザップに通う前と後のグラフです。

そうなんですよ。ここにライザップならではのメソッドが詰まってるんです。

ライザップって、ただ理想の体型に向けてトレーニングさせるだけではなくて、そのプロセスで理想の体型を維持するためのロジックを徹底的に叩きこむんです。

はい。おかげで生活習慣が矯正されます。生活習慣が変われば、トレーニングをほとんどしてなくてもリバウンドしにくくなり、理想の身体を維持できるんです。

ネオマーケティングの調査によると、プライベートジムに関するアンケートで「リバウンドをしにくい体になれた」と回答した人の数が業界No.1なんだそうです（2016年8月時点）。

私はほどほどに痩せるのが目標でしたが、太らない身体づくりの知識を全般的に教えてもらいました。

たとえば食事についての指導だと、中年太りの原因とか。

簡単に言うと中年太りって、若いころの食生活を続けてると当然なっちゃうんですよ。

加齢によって筋肉量も代謝も落ちるのに、運動もせずに若い頃と同じようにラーメンやら丼やら炭水化物ばかり食べていると太ってしまう。炭水化物は太る主要な原因ですから。

実際には、年を重ねるほど、体（血や骨や筋肉）をつくってくれる肉や魚、卵や豆腐などのたんぱく質や野菜を食べるのが重要、とトレーナーに叩き込まれました。

それからはチキンやサラダなどの、低糖質高タンパクな食事を意識的に摂るようにしました。

でも昼は普通にがっつりラーメンも牛丼も食べますよ。でも、“理屈”を知っているので、野菜も一緒に摂りますし、できるだけ肉や魚を中心にします。

あと、夜は炭水化物を減らし気味にしてます。慣れてしまえば、案外なんてことないです。

運動は週末ジョギングくらいですが、食事を自分で管理する習慣が身についたおかげで、今でもスマートな体型を保てています。

痩せるメカニズムは本に詳しく書いていますが、私の本に書いていることを実行しただけで10kg痩せた、という人もいました。

思わなかったですね。本を書かないといけませんでしたし（笑）。

それにトレーニングは週2回50分だけだったので、むしろ楽しかったですよ。回を重ねるごとにモチベーションがグングン上がっていきました。

ここにもまた、ライザップのスゴさがあるんです。

ライザップはトレーナーの「伴走力」がとにかくスゴいんです。

トレーナーのコミュニケーション能力がものすごく高いんです。ホスピタリティにもあふれている。そういう人を育成しているんです。

実はライザップが採用しているのは、いわゆるインストラクターだけじゃなくて、元銀行マンや元大手人材会社など異業種のキャリアの方が多いんですよ。

採用率約3.4％の狭き門をくぐり抜けた、かなり優秀な人だけがトレーナーになってます。特にコミュニケーション能力については重視してるみたいですよ。

感じがいいし、話がとてもうまい。よく勉強されていますし、しゃべっていて的確な言葉が飛んできます。

そして、なんといってもマメなところ。食事内容を報告すると、その食事についてのアドバイスはもちろん、モチベーションが上がるような返事をすぐくれるのがうれしかったです。

本気で伴走してくれるので、いつの間にか「自分のため」ではなく「トレーナーさんのため頑張ろう」という気持ちに変わっていきました。

もはや“運命共同体”といった感じでしょうか。

ゲスト（サービスを受ける側）にこう思わせるほどの、圧倒的な伴走力こそがライザップ最大の強みだと思います。

正直、値段だけ見ると安くはないでしょうね。

コースは以下のようなものがあります。

たしかに値段だけを見るとそう思われるかもしれません。

ただ、短期間で健康的に痩せられるのにくわえて、一生役に立つライザップメソッドが手に入ると考えると、コストパフォーマンスはいいと思いますよ。

実際、ゲストが知り合いを紹介することもとても多いんです。イマイチだったら紹介なんてしないでしょう。

もちろん高いのには理由があります。

まず前述したように、ライザップはハイレベルなトレーナーの採用と育成にコストをかけていること。

採用率3.2％の難関を乗り越えて採用されたあとも、192時間の研修が待っています。採用されたからといってすぐにトレーナーとして活躍できるわけじゃありません。

しかもお店でデビューしたあとも定期的に研修はありますし、ゲストのアンケートや覆面調査による品質チェックもおこなわれています。

ライザップは設備投資もかなりスゴいですよ。大久保さん、ジムの設備ってどんなイメージがありますか？

一般的なジムはそうですよね。でもライザップは、まるでラグジュアリーホテルのような空間になってるんです。

最新のトレーニング器具を使ってるのはもちろんですし、細かい部分までこだわりを感じます。

エントランスから高級感のある香りがしますよ。

備え付けのバスタオルはふわふわですし、ソープやシャンプーも高級な印象でした。

単に清潔なだけではなく、通うのにワクワクするような空間なんです。しかも、混んでない。

ただ、値段が高いことによる最大のメリットは、別のところにもあると個人的には思っています。

それは「本気で痩せる覚悟」が生まれることです。

安いジムに契約してもすぐ通わなくなってしまうのは、覚悟をともなってないからだと思うんです。

ライザップの一見高く思える金額設定は、多少ツラくても乗り越えられる“覚悟”のためにあるのかもしれません。

それだけのお金を取るわけですから、ライザップ側も真剣になりますしね。

ライザップはこういった仕組みを、別の事業にも活かしています。

表面的には共通点はわかりませんよね。でもどちらも上達したいと思いながらなかなか続かないもの。

ライザップはこれらを「三日坊主産業」と呼んでいます。

ダイエットと同様、自分一人では三日坊主でやめてしまいがちなものを独自のメソッドと伴走力によって結果が出せるようにして、それを事業にしているんです。

いずれも値段は安くないものの、パーソナルジムと同様に、最先端の設備や快適な環境を整えています。それに基本的にはマンツーマンかつ短期集中で結果を出すことを目指すのも同じ。

このモデルが活かせるところがあれば、今後もさらに事業を展開していくのではないでしょうか。