ビジネスパーソンインタビュー
「モヤモヤしている人にこそ観てほしい」主演・山﨑賢人が語る、映画『ニノ国』の見どころ

各業界のトップが集結した超大作

「モヤモヤしている人にこそ観てほしい」主演・山﨑賢人が語る、映画『ニノ国』の見どころ

新R25編集部

Sponsored by ワーナー ブラザース ジャパン合同会社

2019/08/22

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もしも、自分の知らない現実世界がもうひとつ存在していて、そこで自分と同じ人間が生活をしているとしたら、行ってみたくないですか?

8月23日に全国公開される映画『二ノ国』は、命のつながったもう1人の自分が存在する“魔法の世界”を行き来しながら進んでいく物語です。

「どちらかの命を救えば、もう一方が死ぬ」。本作が描いているのは「命の選択」という究極のテーマ

原作は、2010年に発売された株式会社レベルファイブのRPGゲーム。

原案・脚本は『レイトン』シリーズなど、数多くのヒット作を生み出した同社代表・日野晃博さん。監督は元・スタジオジブリの百瀬義行さん、さらに音楽は久石譲さんという、各業界のトップが集結して作り上げられた超大作となっています。

さらに今回、『二ノ国』の主人公・ユウの声を演じたのは、本作が声優初挑戦となる山﨑賢人さん。

そんな超話題作・『ニノ国』の見どころを、実際に出演された山﨑賢人さんにお伺いしてきました。

「モヤモヤして、前に進めないという人に観てほしい」

【山﨑賢人(やまざき・けんと)】1994年生まれ。2010年に俳優デビューし、15年に『orenge』『ヒロイン失格』で第39回日本アカデミー賞新人賞を受賞。18年主演ドラマ『グッド・ドクター』では、ドラマアカデミー主演男優賞を受賞。近年主演の映画に『キングダム』『ジョジョの奇妙な冒険』などがある。2020年には映画『ヲタクに恋は難しい』(2月7日公開)、『劇場』、Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』と3本の主演作品を控えている。

――山﨑さんがユウに声を吹き込んでいくなかで、とくに心を揺さぶられたのはどんなシーンでしたか?

ユウは、ものすごく葛藤が多いんです。「こうしなくてはいけない」と頭でわかっている一方、「こうしたい」という感情も抱えていて。

まわりの人の気持ちを優先して、自分の意志を伝えられないことも。でも、一度決断したら揺らがない

僕自身、仕事をしていくうえで日々葛藤があるので、ユウが悩みながらも決断して踏み出していくシーンには、演じながらも背中を押されましたね。

――山﨑さんが抱える「日々の葛藤」とはどんなものなんでしょう?

演じることって、常に難しいなと思っているんです。

その一方で、(作品を重ねていくなかで)過去の経験から“少し器用にやれちゃいそうになる瞬間”もあったりするんです。だけど、そのときの自分がすごくイヤなんですよね

――それはどうしてなんですか?

嘘があったら人に伝わらないし、感動させられないと思うんです。

無我夢中で必死なときって、嘘がないじゃないですか。

――たしかにそうですよね。

今回、声優は初挑戦だったんですが、まさに必死だったので嘘ナシで、感情をむき出しにして声を吹き込みつづけました。

ダンバ役の梶(裕貴)さんからも「感情が一番大事だ」と教えていただいて。

うまいことはできないですが、人間臭さを感じていただけたらうれしいです

――『二ノ国』はファンタジーである一方で、一人ひとりの感情の変化や、悩みに関してはすごくリアリティがありますよね。山﨑さんの考える本作の見どころはどこでしょう?

大切な人のために何をすべきか、自分だったらどんな選択をするのか、自分も二ノ国にいる感覚で考えながら観ていただけると楽しいと思います。

どこの国で生きていても、目の前で起こったことや、起こしてしまったことを「自分の人生だ」と受け入れて進んでいかなきゃいけないのは同じで。

――まさに、それがリアルですもんね。

はい。あと、僕を含めR25世代の皆さんは、百瀬さんの絵や久石さんの音楽、日野さんのゲームで育ってきた世代だと思うので、とくに楽しんでいただけると思います。

ワクワクして、冒険心がうずくストーリーは、いま何かモヤモヤしていたり前に進めない方にも、ぜひ観ていただきたいですね

今の人たちは、現実と仮想世界と共存しているような感覚があるので、このファンタジーを身近に感じてもらえると思う」そう語っていた百瀬監督。

筆者は先に映画を観させていただいたのですが、たしかに本作はストーリーを通して現実世界のリアルを見てるような感覚になる映画だな、と感じました。

人間は自分が思っているよりもずっと多面的で、複雑であるがゆえに悩みやトラブルも尽きません。でももし、もう一人の自分と会うことができたら?

『二ノ国』の物語を通して、いつもと違う視点から自分について考えるキッカケにもなりそうです。

詳細なストーリーなどはHPからもチェックできるので、事前予習の上で、ぜひこの機会に劇場に足を運んでみてください。

〈取材・文=星佑貴(@yknk_st)/編集=宮内麻希(@haribo1126)/撮影=石川夕貴(@milkprincess)〉

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