ビジネスパーソンインタビュー

見返りを求めずに支援する、ソーシャルグッドなインフルエンサー。#イケダハヤトの横顔

突然高知を訪れる若者にも神対応

見返りを求めずに支援する、ソーシャルグッドなインフルエンサー。#イケダハヤトの横顔

新R25編集部

2018/06/22

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SNSで多くのフォロワーを抱え、ときに称賛され、ときに炎上するーー。

日々ネット上で話題を振りまきつづけているインフルエンサーたち

しかし、影響力を持てば持つほど彼らのイメージは一人歩きし、本当の人間性と世間の認知にはズレが生じていく。

そんなインフルエンサーの実像と虚像の乖離を埋めるべく、新R25が(勝手に)お届けする特集「インフルエンサーの横顔」。第1回はブロガー・作家のはあちゅうさんを取り上げました。

はあちゅうさんに続く2人目は、プロブロガーのイケダハヤトさん。さまざまな関係者からヒアリングした「#イケダハヤトの横顔」をまとめました!

見返りを求めず、格差是正のために稼いだお金を再分配

匿名希望

イケダハヤトさんのすごいところは、社会の格差是正のために彼が稼いだお金を再配分しているところです。

数々のNPOに出資して「社会課題を解決しつつ自分らしく生きる人」を応援しておられます。

私自身もここ2年、ハヤトさんに金銭面で支えていただく形でホームレスの人々の路上脱出に貢献する団体「ビッグイシュー」の広報をさせていただいています

ハヤトさんは私に投資してくれていて、私はビッグイシューにプロボノ(スキルを使ったボランティア)をしているという形になります。

支援していただいている金額としては、日本のNPOの正規職員の平均給与ぐらいです。(続く)

匿名希望

その結果、昨年リニューアルしたビッグイシュー日本版は昨年度比で飛躍的に数値が伸びました。

私がハヤトさんに金銭的支援をいただいているおかげで、結果としてホームレス状態の人々の路上脱出のサポートができているということです。

自分の手や時間だけでは足りないので、継続的にボランティアしてくれる人に報酬を渡してでも手伝ってあげたいソーシャル事業がたくさんあるんだと思います。

よりよい社会のために「自分の利害に直接かかわりのない人」にも惜しみなく出資できる人、それがハヤトさんです。

こんなソーシャルグッドなインフルエンサー、他にいません。マジで段違いに男前です!

高知に行くと歓迎してくれて、親身にアドバイスをくれる

村上周平さん(ブロガー)

僕、いきなりイケハヤさんに連絡もせずに会いに行ったんです。「東京から高知に来て、なんかパソコンで仕事してる人この辺に住んでませんか?」って地元の人に聞き込みをして(笑)。

家に着くと山奥に小屋がポツーンとあって、「すみませーん」っていうとイケハヤさんが出てきました(笑)。そしたら、怒るどころかめちゃくちゃ良心的な対応してくれて

そこから1時間くらいぼくの話を聞いてくれて、ブログ始めるならなんでも聞いてください!って言ってくれて。めちゃくちゃ神対応でした。

そこからブログを始めて、今年の4月で独立して、今は借金ブロガーとして活躍してます(笑)。ちなみに、イケハヤさんはいま僕のブログのスポンサーもしてくれてます!

おのたくさん(WEBライター)

半年前に高知を訪ねた際、麓の駅まで車で迎えに来てくださいました

飄々とした感じで、連れて行ってくださったのがイケハヤさんがいつもツイートされてる「うどん屋」。

そんな庶民感がネットの印象と相まって、ギャップ萌えしました。

小幡和輝さん

初めてお会いした際に、メディア事業の相談させていただきました。

たぶん3時間は相談に乗ってくれて、いろいろアドバイスをいただきました

時間に対して厳しそうですが、本当に応援してくれるときはめちゃくちゃ応援してくれる人です。

留学制度存続の危機を救ってくれた

えひめミカンさん

息子がお世話になった山村留学制度が存続の危機にあった3年前、松山にイベントで来てたイケハヤさんに会いに行ったところ、快く話を聞いて下さいました。無理やり押しかけたのに、会ってみるとすごくソフトで優しくてびっくり

「お母さん目線の記事をまず書いてみてください」とアドバイスいただき(タイトルも指示)速攻書き上げたところ、その記事をイケハヤさんのブログに転載してくださったんです! 下手な文章の編集もしてくれました。

その後すぐに問い合わせが殺到して関東からの留学生が増え、ありがたいことに今でも留学制度は存続しています。

イケハヤさんの記事がなかったら留学に来ていなかったお子さんもいるので、とても感謝しています。

優秀で、仕事がしやすい著者

箕輪厚介さん(編集者)

本の編集をしたことがあったけど、めちゃくちゃ文書がうまい

最初に2ページ分書く時間を計測して、これだったら全体で1週間かかるとか事前に報告があり、さらにそれを上回るスピードで書く。

高知に行って夜誘っても飲みに来ないし、本の対談をお願いしても家の近くでならとか、自分のペースを絶対崩さない。でもそれが自然体で心地よい。

バス停まで走って帰りのバスの時間を見てくれたりして、優しい。妻と子どもを本当に大切にしてる

ツイッターの炎上とかはまるで気にもしてない。

竹村俊助さん(編集者)

池田さんは編集者として、いちばんやりやすい書き手だったかもしれません。

書くのが早くてうまいんですが、だいたいそういう人って我が強くて、こちらの「直し」や手を入れられることを嫌がる人も多いんです。

ただ、池田さんに限っては修正のお願いも快く受け入れてくれましたし、こちらが手を入れて嫌がられた記憶もありません

また、打ち合わせのときはつねにパソコンを見ていて「話聞いてないのかな?」とも思ったのですが、実際はそんなことはなく、こちらの要望に100%応えてくれました。

たくみさん(Fledge編集長)

過去に二度ほどイケハヤさんにインタビューしていますが、決まって「あ〜確認は無しでいいすっよw 適当に仕上げてもらえれば!」という感じ。原稿の確認がいらないんです。

忙しいというのもあると思うんですが、もはやどんなことを書かれてもヘコタレないメンタルを持っているんでしょうね…。

こんなに強靭なハートを持っている方は他に知りません。

背中を押してくれる。人を乗せるのが上手

小太りさん(会社員ブロガー)

ぼくがブログで稼ぎたくて相談したら(その時点では収益ゼロ)、「いけるでしょ」と背中を押してくれました。

その後ブログでがっつりマネタイズを始めたときに、以前のブログ仲間が「あいつはブログに魂を売った」とツイート。そのツイートに対して「気にしちゃダメですよ」的なことを引用リツイートしてくれました。結果、今では月15万稼げるようになりました。

広告代理店の批判記事をイケハヤさんのブログで転載してもらったときも、「炎上するかもしれませんが、心を強く持ちましょう」と励ましのメッセをくれました。

アンチも多いイケハヤさんですが、ぼくは人として好きです!

五十嵐利休さん(ブロガー)

イケダハヤトさんの動向に興味があって、ブロガーたちが集うLINEの作業会に私も入れてもらったんですが、炎上LOVEで、小生意気なキャラとは真逆。

むしろ、人をノセ(褒め)、気持ちよく仕事させるのが上手なタイプの人です。誰かの発言も行動も、絶対に否定しない。

イケハヤさんの考えと違うことが提示されたときは、まず肯定してから、さりげなく反対意見を滑り込ませるという感じで、まぁ、お上手。売れるだけあります。

彼の発言に対していちいち顔を真っ赤にして怒っちゃう人は、逆に懐に入ってみると見方が変わると思いますよ。

「イケハヤさんがいなかったら、ライターをやめていた」

坂口ナオさん(ライター)

数年前、私はフリーライターや編集者向けに「〆切をやぶらないためのスケジュール管理法」というブログを書きました。

ライターとして仕事を始めたばかりのころ、〆切に間に合わなかったり、クオリティの低い記事を書いてしまったりと、いろいろな方に迷惑をかけてしまったため、自分なりに悩み抜き、進行管理の方法を見直し、その克服体験をブログにしたのです。

そのブログをSNSでシェアしたところ、私の初めての編集担当・Aさんが、コメント欄にこう書き込んだんです。「ギャグでしょ?」と。

たしかにAさんには、〆切に遅れてしまったことでたくさんの迷惑をかけてきました。そんな私が「〆切を絶対にやぶらない」なんて言ってるんだから、当然怒りを買ったのだと思います。

しかし、そのコメントに私が「できなかったからこそ、仕組み作りをしたんです」とコメントを返すと、「役に立ちすぎて震えるね」という返事がきて、さらに「あの人にも読ませてみよ〜。どんな反応するかな、楽しみ」と、私が過去に迷惑をかけたほかの人にも記事をシェアすると言うのです。(続く)

坂口ナオさん(ライター)

そのころ、Aさんは私の仲間内のドン的な存在であり、嫌われてしまったら、人間関係も仕事のツテも一から作り直さなければいけないぐらいの影響力がありました。

私は動悸がし、涙が止まらなくなりました。どうしたらいいか分からなくなり、思わず検索エンジンで「炎上 死にたい」と検索しました(実際、炎上はしていなかったのですが、それくらい辛かったのです)。

すると、イケハヤさんのブログ記事が検索結果に上がってきたのです。そこには、

炎上して凹んだ時は、ぼくまでメールをください

と書いてありました。

私は、わらにもすがる思いで、ことの詳細を書いたメールをイケハヤさんに送りました。

「こんなの炎上のうちに入りませんよね、すみません。ただ、どうしたらいいか分からなくなってしまって…もし読んでいただけたらうれしいです」と添えて。(続く)

坂口ナオさん(ライター)

すると、数時間もしないうちに、イケハヤさんから返事がきたんです。

そこには

「堂々としてればいいですよ! それに、坂口さんの記事を読んだけど、レベルが高くて驚きました。これくらい筆力があればどこの媒体でも書けますよ。僕もお願いしたいぐらいです」

と書かれており、実際に案件の紹介もしてくれたんです。

さらに、Twitterで「素晴らしい記事!」というコメントと共に、私のブログをシェアしてくれました。

おかげさまでAさんのネガティブ発言は、多くの人からのポジティブな反応によってかき消され、私は精神を持ち直したばかりか、今まで仕事をもらっていたAさん界隈以外にもどんどん販路を広げることができたんです。

もしあのとき、イケハヤさんから返事が来なかったら、私はライターをやめていたんじゃないかと思います。

だから私は今でも、イケハヤさんを慕っています。周りの人がどんなにイケハヤさんをバッシングしても、胸を張って「私は誰がなんと言ってもイケハヤ派!」と宣言しています。

以上、「#イケダハヤトの横顔」でした。弱冠32歳にして見返りを求めずに若者たちを支援する姿勢は、人間として悟りの境地に達している気がしますね…。

最後に、イケダさんはめっちゃイイ声だということも補足しておきます。

次回予告

明日公開する記事で取り上げるのは、いま日本で一番勢いのある編集者・箕輪厚介さんです。「#箕輪厚介の横顔」をどうぞお楽しみに!

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