元々はサイバーエージェントで子会社の社長をやっていたのですが、2018年の1月からは株式会社AbemaTVでアナウンス室と次世代プロデュース室の室長をやっています。

いや、僕が担当しているのは新人アナウンサーのマネジメントです。

次世代プロデュース室は、AbemaTVの未来のヒットプロデューサーを発掘していく部署ですね。

正直なところ、最後まで悩みました。

上司やメンバーは自分が2ヶ月も会社を休むことをどう感じるんだろうかとか、すごく考えましたね。

けっこう他人の目を気にしちゃうタイプなんですよ。

そうなんです。はじめは仕事しつつできるものだと思ってたんですけど、甘かったですね。

でもやっぱり、アマゾンさんに「小柳津さんにお願いしたい」と選んでもらえたことが嬉しかったし、最後はウチの社長がよく言っている「ヒンシュクは金を払ってでも買え」という言葉を思いだして。

人生一度きりしかないし、めったにないチャンスが目の前に来ているのに、ここで「出ない」という選択をしたら絶対に後悔すると思ったんです。

前シーズンの久保（裕丈）さんの活躍を見ていたので、期待も不安もありました。

いろんな機会に恵まれるかもしれないというワクワク感がある一方で、バチェラーとして注目されつづけることが窮屈になるかもしれない。

でも最後は、「どんなことが起きてもすべてメリットにして活かしていこう」と覚悟を決めました。

いや、そこは切り分けて考えましたね。

あくまでも自分は会社を休んで結婚相手を探しに行くだけだと。

あれ？ なんか変なこと言ってました？（笑）

あれ？（笑）

僕、こう見えて意外とクールぶったり、冷たくなっちゃう時もあるんですよ。「たまに冷たい犬」くらいにしておきますかね。

…使わないですね（笑）。

海外出張のときとかにちょっと使うことはありますけど。

…すみません、はじめて走りました（笑）。

でもあれは楽しかったなぁ。

やってないですね（笑）。

そうですね。会社のバスケ部でちょいちょい活動してます。

でも、ふだんガッツリやってるのはフットサルかな。

でもジムに通ったり、走ったりはしてますよ。

バチェラーの出演が決まってからは、3ヶ月間で9キロ落としましたから。

そうです。絶対（番組内で）脱ぐんだろうなとは思っていたので。

バチェラーのお腹がだらしないのは恥ずかしいじゃないですか（笑）。

映像作品のなかには最高の自分を残したかったんですよね。

もしバチェラー3がなかったら自分のせいだと思うので、そのプレッシャーで頑張れました。

いや、僕今年で37歳ですからね。

高校時代の淡い恋愛からすべて含めたらそれくらいです。

僕、勝手にヒートアップして、自分から追いかけちゃうタイプなんですよね。

これまでの恋愛を思い返すと、ほとんど一目惚れ。

そうですね、たとえばホームパーティーに行ったとするじゃないですか。

そこでご飯を食べている最中にふと目があって、ニコッとかされるともうダメです。

ポジティブに物事をとらえすぎるというか、すぐに「自分に気があるのか？」と思ってしまうタイプなので、そういうことがあると勝手にアクションを起こしちゃいますね。

ただ同時に、熱しやすく冷めやすいんです。

僕に依存してしまうタイプの女性だと冷めてしまうかもしれないです。

自分の人生を頑張っている、謳歌している女性が好きなんです。

自分のなかで相手を尊敬できるかどうかは重要ですね。

そうですね。

お互いがインディペンデントで自分の人生を歩んでいることがベースにありながら、そのなかで過ごす時間が重なっていくことで、お互いの人生の活力になるような関係が理想ですね。

そうですね…AKBなら、まゆゆとかぱるるみたいな。カワイイ系が好きですね。

女性陣のことは、撮影が終わった今でも全員尊敬しています。

バチェラーに出るという時点でチャレンジしてるじゃないですか。

自分の人生をよりよくするために努力していて、アグレッシブな人がたくさんいましたね。

それでいうと、僕は自分を「取り合ってもらう」という感覚はなかったです。

全員が僕のことを100%好きだとは考えてなかったので。

むしろ、女性陣に「どうしたら自分を好きになってもらえるか」ということばかり考えていましたね。

常に自然体でいることですね。

自分の弱い面も全部さらけ出して、カッコつけないでいること。

変にカッコつけた、架空の小柳津で行くのは本質的じゃないですよね。

だって、今回は本気で結婚する相手を探しに来てるわけですから。

それでいうと僕、かなり泣いてますし。

本気だったからこそ、後半になるにつれてツライ場面が何度もあって。

泣きすぎて、バラを渡せなかった女性になぐさめられたこともありました（笑）。

でもそういった部分含め、バチェラーとして大丈夫なの!?というくらい人間臭さ満載の仕上がりになってると思います。

苦しかったです。

特に前半はそこまで長い時間を一緒に過ごしていたわけでもないので、「私の何をわかってるのよ！」と思われてるんだろうなぁという申し訳なさもあって。

最初の頃は、「あいつカッコ悪くない？」とか「チャラくない？」とか言われてるんじゃないかずっと不安でした。

僕、久保さんみたいに王道なイケメンじゃなくて、どちらかというとキャラで売ってるタイプなので（笑）。

まったく見れないです。

撮影がすべて終わってから完成した動画を見たんですが、今回はさらに女性同士のバトルが進化してると思いましたね。

ウラでガラッと変わった人が多いなという印象があります（笑）。

仕事も休んでるので、向き合うものが恋愛しかないんですよ。

すると、だんだん自分はこんなことを考えていたのかとか、いろんな価値観が見えてくるんです。

それこそ「愛とは何か」みたいなことも言語化できるようになってきて。

それは配信を見てのお楽しみで。

え？（笑）

やっぱり、「男としてのブレ具合」ですかね。

本当に今回、最後の最後まで悩んだんですよ。「この人かなぁ」「でも待てよ」みたいな感じで。

結婚相手となると、これまでの恋愛のように直感で突っ走るわけにもいきませんし。

僕が泣いてるのも、だいたいこの決断のブレが原因だったりします。

そうですね（笑）。

プチメンヘラな僕のリアルな葛藤を楽しんでもらえたら嬉しいです！