ビジネスパーソンインタビュー
仮想通貨保有率は14%、うち4分の1は投資初心者
自分の判断で購入している人は半数以下。R25世代の仮想通貨保有者の実態を調査!
新R25編集部
ここ最近メディアを賑わせつづけている「仮想通貨」の文字。昨年は、連日その高騰ぶりが伝えられていたので、購入を検討した人も多かったのでは?
20代の若手ビジネスマンのライフスタイルや消費行動の調査・分析を行う「新R25総研」では、R25世代(25〜30歳)の男性のなかで実際に仮想通貨を保有しているという人にアンケート調査を実施。その実態を調査しました!
R25世代の仮想通貨保有率は14%。うち4分の1は投資初心者
R25世代(25〜30歳)の有職者男性のうち、「仮想通貨を保有している」と回答した人の割合は約14%で、およそ7人に1人。
そのなかで仮想通貨を保有する前から別の投資型運用をしていたという人は72.3%。全体の4分の1以上の人たちにとっては、仮想通貨が初めての投資経験だったことがわかりました。
保有目的のほとんどは「投資」だが、自分の判断で購入している人は半数以下
仮想通貨を保有する目的は「投資のため」と回答した人が実に全体の92.7%。現時点では、決済や送金を目的に購入している人たちはほとんどいないというのが現状のよう。
また、購入に至る意思決定については「トレンドなのでとりあえず購入した」という人が37.4%、「知人やメディアのオススメ情報にしたがって購入した」という人が19.9%となり、「積極的に情報収集し、自分の判断で購入した」という人は半数以下という結果でした。
高騰しはじめてから購入した人が多いため、大きな利益を上げた人は少ない
初めて仮想通貨を購入した時期については、仮想通貨価格が高騰中の「2017年10〜12月」という人が24.3%(1位)、価格が急下落した「2018年以降」に購入した人も15.0%(3位)という結果に。
仮想通貨が最もメディアを賑わせた2017年以降に購入した人が約8割を占めました。
また、高騰中に購入した人が多いこともあり、購入金額に対する仮想通貨の現在の価値は、2分の1以上から2倍未満の人が62.1%。大きな利益をあげた人はそれほど多くないというのが実態のようです。
保有金額&総資産に占める割合は少なめ。意外に慎重な姿勢が明らかに
仮想通貨の保有金額については、「5万円未満」と回答した方が34.5%。また、保有資産全体にみる仮想通貨の割合もたずねたところ、53.8%の人が「10%以下」と回答。
「億り人」登場などのニュースに踊らされて大きく投資した人は意外にも少なく、仮想通貨に対する慎重な姿勢が明らかになりました。
仮想通貨の投資対象としての期待値は、いまだ高い状態のまま
今後の仮想通貨への投資意欲については、今後も「積極的に投資していきたい」という人が47.1%とおよそ半数。
「継続して保有するが、これ以上積極的に投資するつもりはない」(35.4%)も合わせると、8割以上がいまだに投資商品としての仮想通貨に期待を寄せていることがわかります。
このように、仮想通貨に対する保有者のモチベーションはいまだ高いままのよう。仮想通貨は、今後R25世代の市場参加を促す投資商品として成長するのか。そして、投資目的を超えた新しい通貨として社会に浸透するのか。
新R25総研は、引き続き「R25世代と仮想通貨」に注目していきます!
調査概要
調査主体:新R25総研
調査地域: 全国
調査対象:25~30歳有職者男性
サンプル数: 4734サンプル/206サンプル(仮想通貨保有者640名から抽出)
調査手法: 「マクロミル」を活用したインターネット調査
調査実施時期:2018年3月1月(木)~2018年3月7月(水)
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