ビジネスパーソンインタビュー
怖いシーンもあってドキッ…
“毎回泣ける”と話題の出産ドラマ『コウノドリ』は、R25男子こそ観たほうがいい!?
新R25編集部
10月13日からセカンドシーズンを放送しているドラマ『コウノドリ』(TBS系)。綾野剛演じる主人公・産科医の鴻鳥サクラを中心に、医師や助産師らが患者を助けようと奮闘する産科医療現場のリアルが描かれている。
画像は『コウノドリ』公式サイトのスクリーンショット
毎回大きな感動を呼び、セカンドシーズンも平均視聴率11.0%(関東地区。ビデオリサーチ調べ)と好調をキープしているが、じつはこの『コウノドリ』、「出産なんて自分にはまだまだ関係ない」と思っているR25男子こそ観るべきドラマなのだ!
作者も主人公も、モデルとなった産科医も男性! 原作は男性誌「モーニング」で絶大な人気を集めたマンガ
原作のマンガ『コウノドリ』は、男性になじみのない「出産」をテーマにしているにもかかわらず、男性誌である『モーニング』で絶大な人気を集め、単行本は累計発行部数400万部超えのヒットを記録。
1児の父である原作者の鈴ノ木ユウ氏が、「まるで“戦場みたい”だった」(ミキハウス出産準備サイトのインタビューより)というわが子の出産に立ち会ったことがきっかけで、産科医療の知られざる現実を描きはじめたそうだ。
作者も主人公も、また主人公のモデルとなった産科医(荻田和秀氏・大阪りんくう総合医療センター泉州広域母子医療センター長)も男性。女性が主役と思われがちな出産の現場を、男性目線で描いためずらしい作品だ。
出産・育児期に男性がついやってしまいがちな「夫のNG行動」にハッとさせられる
SNSで話題になったのは、セカンドシーズン 1話に登場したナオト・インティライミ演じる夫が、子育てについて不安を抱える妻に「大丈夫だよ、俺も手伝うから」とほほ笑むシーン。一見“妻をいたわる優しい夫”のように見えるが、それを聞いた星野源演じる産科医の四宮から「なにを言っているんだ。“手伝う”じゃないだろ。あんたの子どもだよ」と怒られ、ハッとするのだ。
このシーンは、男性の育児に対する甘い姿勢を鋭く指摘していて、思わずドキッとさせられる。
ほかにも、
・男はなにもできないからといって仕事に没頭し、妻の妊娠や育児に非協力的な夫
・妻には禁煙しろと言うのに自分はタバコをやめられない夫
など、頭ではダメだとわかっていても、実際に自分だったらしてしまうかもしれない夫のNG行動を客観視することができるので、非常に参考になる…。男性目線の出産ドラマならではの描写だといえるだろう。
「最悪のケースはこうなる」教科書的ではなく、辛いエピソードをしっかり描くから引き込まれる
また、「事前に防げるリスクを抑えなかったらどうなってしまうのか」という結果を、リアルな怖さをもって教えてくれる点も同ドラマの特徴。
喫煙、風疹のワクチン接種、妊娠中の海外旅行などによって、母子ともに危険に晒されるケースが多々紹介される。「死産」といった悲しい結末を迎えるエピソードも…。
妊娠中の女性が見たら怖くなってしまうような描写も多いが、まだ出産を自分ゴト化できないR25男子にとっては、教科書的な知識よりも、そういったインパクトのあるエピソードほうが引き込まれてしまうのも事実。
同ドラマを欠かさず観ているという30歳男性はこう語る。
「とくに印象的だったのは、母親が妊娠時にかかった風疹が原因で、白内障になってしまった女の子のエピソード。風疹は男性がかかる割合が圧倒的に多いらしいので、自分が知らないうちに妊婦さんにうつしてしまってしまったら…と怖くなりました」
順調にいくばかりではない現実を知るからこそ、「出産は奇跡である」ということも実感させてくれる。自分を産んでくれた母親にも感謝したくなるのだ…!
いまから観ても大丈夫! ドラマは基本1話完結型で、マンガの2〜3話分が詰め込まれてお得感もアリ
忙しいR25世代は「毎週ドラマを観るのは難しい…」と思ってしまうかもしれないが、『コウノドリ』は基本1話完結型。いまから観ても十分にストーリーを理解することができるし、途中で見逃してしまった回があっても大丈夫。
また、ドラマでは1話にマンガ2~3話分の内容がギュッと詰め込まれているので、ちょっとしたお得感もある。
ナオト・インティライミやゴールデンボンバーの喜矢武豊など、普段ドラマでは見ることができないユニークなゲストも必見な『コウノドリ』。放送は、毎週金曜よる10時から。今週金曜日は飲みに行かず、テレビの前でスタンバイしてみる!?
〈文=新R25編集部〉
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