【老害おじさん化回避】若者と絡むな、パーカー着るな。“いいおじさん”のすべて【イケオジへの道】

最近編集部にも新しいメンバーが増えて、若返ってるよね。

“おじさんイジり”に、そろそろ正面から向き合わざるを得ないなと。イジられなくなるのもそれはそれでイヤだし。

めちゃくちゃノールックで「おじさんですもんね」ってフルスイングしてくる人いるじゃん。

金属バットで振ってくる人いるけど、こっちはまだ準備できてないから。

対策としてよくあるダメなパターンが、自分から「おじさんだから」って言うこと。

ああ、言ってるか…。それの何がキツイかって、「そんなことないですよ待ち」だから。

全員が茶番だと分かってる。

で…、今こうやって喋ってる時点で、「まだ俺は俯瞰できてる」って思ってるわけ。これも危ない。

そう。おじさん全般を俯瞰できて、自分も多少ヤバさがあることを分かってますよっていう…

ヤバい老害おじさんにならないためには、自分は害があることを自覚しなきゃいけないんだけど、その自覚ができた瞬間、「自分は大丈夫」と思ってるから、俯瞰が成立しなくなるという無限のループが起きてて。

…って言うじゃん？ 今のがループの入口なんだよね。「そうだよな」って思ってはいけない。

これに対する正解は、何も思わないこと。無視。

なるよね～～。「もっと教えてほしい」って思うよね。エアガンの話とかしてほしい。

その差は何なんだろうね？

37歳ってデッドラインですよね。ヤバいおじさんになるか善良なおじになるかの、ギリギリの分かれ道だと思います。

はい。致死量の「おじ」って文字がありますね。

いいおじさんって、「負け顔ができるおじさん」です。

何に対してもムキにならない。

「おじさん」ってイジられると、「お前もおばさんになるんだよ」とか言ってくる人、多いんです。

若い子が、ちょっと自慢っぽい話をしてると、「俺も昔は…」とか言ってくるおじさんも。それってムキになってる、張り合ってるわけじゃないですか。

そこで「すごい、俺なんて君ぐらいの年齢のときには全然…」って自分を下げて、面白い話ができたら、素敵なおじさんだなと思います。

「負け顔」ができるのはなぜかって言うと、結局根底に自信と余裕があるからなんです。

Xにいるおじさんとか、自分に自信がないからめっちゃムキになってくる。

「あなたがおばさんになったとき、おじさんはお金があればいいかもしれないけど、おばさんはお金があっても何もならないですよ？（早口）」みたいな。

「あなたに向けて言ってない」ことを、全部自分が言われたように捉えるんですよね。メンヘラに近いんですよ。痛いおじさんって。

あと、無知ジジイは終わり。

新R25で取材されてるようなおじさんは知識があって素敵だと思いますけど、野良のおじさんに会うと、マジの無知ジジイいてびっくりするんですよ。

そういう無知ジジイは、役に立つ知識や教養はないのに、若い子の流行のさわりの部分だけ覚えようとする。

最悪です。

カラオケでサザンオールスターズを歌うおじさんはいいんですよ。でも、米津とか「Bling-Bang-Bang-Born」を歌おうとするおじさんはマジで謎。

20代が知らないようなことを知っているのがおじさんの魅力じゃないですか。

あと、無知ジジイは偏った趣味の知識だけはある。

車。

車好きのおじさん、キツイ人多いです。

国道沿いで生まれたのかな？って。

初めて見たものが車だから、車を親だと思ってるのかな？ってぐらい、車愛がすごい。

「おじ自認」。はい、絶対大事です。

これ、私（答えを）持ってます。

「おじ自認」がある人は、おじとつるんでる。

逆に、おじ自認がない人は、若い子とつるんでるんですよ。

これ、おばさんも同じなんです。若い子とつるむことで、若い気になってるだけなんですよ。

同世代に相手にされないだけなのに、「上とか、同い年とは話が合わないんだよね」とか言って、下とつるむ。

この会社（サイバーエージェント）の人とか、多いですよ。

おじさんの自認がある人は、仲間がいる。おじさんだけでつるんで、おじ最高だよねってなれるんです。それも「余裕」のひとつじゃないですか。

おじさんとつるんでるおじさんを、若者は何とも思わないんです。若い子の村に入ってくる、おじ自認のないおじさんに対して怒ってるんです。

ファッションにも若者の要素が入ってるおじさんはキツイ。

40歳近くになってパーカー着てるおじさんって、おかしいと思うんですよ。

しかもだいたいデブじゃないですか。

おじさん同士でつるんで楽しければ、余裕があるから、若さへの劣等感とかない。

それに、仲間内で一人が「俺今好きな子が22歳なんだよね」って言ったら、他のおじさんが「それヤバいよお前」って言ってくれるじゃないですか。

でも、22、23歳の子に言ったら、まわりは「キモい」って言えない。

この会社、そういう人多いなってイメージがすごいあります。

GOの三浦崇宏さんが、「Z特区」というイベントをやっていて。

若いZ世代から意見をもらおうという取り組みで、そういうことをできる人はすごくいいと思うんです。下が言いやすい場をつくってくれる。

ちょっとナメられやすいおじさんが、実はいいおじさんだと思います。

いる！ おじイジりから逃れようとするおじ。

「おじ自認」の「自認」から広げていくしかないんじゃないですか。

おじ自認の先は、自分はおじさんである、ということをみんなに共有していく。

自分はおじさんだと認める「自認」、次にそれをまわりに伝える「公言」。最後に、おじさんとして適切な「行動」。

たとえば飲み会に行っても、会計を払って先に帰るとか。行動に移せるようになったらいいおじさんだと思います。

おじさんの大きな3ステップは「自認」、「公言」、「行動」。これじゃないですか。

でも、今日のその服装は最適解ですね。

アピールしてないじゃないですか、主張がない。

GO三浦さんみたいな有名な人は、“アイコン”的だからいいんですけど、たまに何を勘違いしているのか“会社員なのにアイコンになろうとしてる大したことないおじ”がめっちゃいる。キツいです。

（某有名企業）とかの人で、全身ディオールのおじさんとかいるんですよ。おじ云々の前にいろんな自認ができてないだろっていう。

気持ち悪いですね。会社員だったらその人の給料ってだいたい分かるじゃないですか。

「服にベットしてるんだろうな」って人はキツイ。

ハイブランドの“ロゴドンジジイ”もキツイ。おじさんの顔でフード着てるのもキツイ。

あとは脱毛ですね。脱毛おすすめしたいと思いました。

あと、眉毛サロンだけでも。

形が変です。

美容にお金を使うのはめっちゃいいと思います。

芸能をやってるおじさんと会社員のおじさんの老け方の違いって、絶対美容にお金をかけているからかけてないかだけなので。

森高千里さん。ミニスカートをはいて「私がオバさんになっても」をライブで歌うじゃないですか。

明らかにおじさんなのに、パーカー着てるのがキモいんですよ。でも森高さんはおばさんになってないんですよ。

あと、ちょっと恥ずかしそうにしてるのがかわいいんです。

森高千里さんは若い男を落とそうとか、若い男と仲よくなろうとしてミニスカートはいてるわけじゃないですか。

おじさんは、若い女の子と仲良くなりたいとか、おじさんに見られたくないとか。

闘争心のジジイと、これまでの自分がライバルの森高さん。全然違います。

GO三浦さんもそうですけど、お二人似てるなと思うのは、素直ですよね。

うん。眉毛云々って言われたら、だいた「おじさんになったら関係ない」とか「そんなところ行けないだろ！」って言うおじさんが多いのに、「1回行ってみます」って言えるのが素直。

素敵だなと思います。

仲間がいるんじゃないですか。同世代とつるんでるとか、一緒に年を取っていく人がまわりにいるかどうかだと思いますよ。奥さんとかも仲間ですし。

なるほどね。おじさんだけで固まってるのは何の迷惑でもないし、むしろ分断されてるからいいんです。

でも、この川に橋をつくるのがIT業界おじなんですよね。

やめてくれ！って感じです（笑）。