“嫌煙女子”に許してもらえるのはどれ？「加熱式たばこ」の女子ウケを調査してみた

政府による受動喫煙対策が進むなど、喫煙者に対する風当たりが厳しくなるこの頃。さらに厳しいのが「女子目線」で、たばこを吸わない女子からすれば、近くに喫煙者がいるだけでも嫌だなんて話も…。

しかし、最近よく見かける加熱式たばこなら、嫌煙女子でも許容範囲！ …には、ならないだろうか？ たばこは吸いたいけど、女性にも嫌われたくない…そんなR25世代男子のために、今回は人気の加熱式たばこ3種類を編集部の非喫煙女子に評価してもらった。

比較するのは、最近ではコンビニでも手に入るようになった『iQOS』『glo』『プルームテック』の3種類。見た目も使い方も違うので、これなら評価にも差が出るかも!?

言わずと知れた加熱式たばこの代表格。ペースト状にしたたばこ葉の詰まったスティックをホルダーに差し込み、加熱して発生する水蒸気を吸う方式。吸い終わったら、毎回、ホルダーをチャージャー（バッテリー）に入れて充電する必要があるため、連続で吸えないのが、ユーザーからするとやや難点か？

iQOS同様、たばこ葉のつまったスティックを加熱して吸うが、iQOSと違ってホルダーとバッテリーが一体化しているので、毎回充電する必要はなく、数本を連続で吸うことも可能。ただ、そのぶん本体が大きくて、持った感じがやや重いのはマイナスポイント。

直接たばこ葉を加熱するiQOS、gloと異なり、加熱して発生させた蒸気を、粉状になったたばこ葉の詰まったカプセルに通して吸い込む仕組み。吸った時にのみ電源が入る仕組みで、「1本吸い切る」スタイルでないのもポイント。一方で、喫味が軽すぎる…なんてユーザーの声もチラホラ。

各アイテムの大きな違いを簡単に紹介したが、今回は吸わない女子目線での一点評価。となると、やっぱり気になるのは見た目とニオイの問題か？

まずは各アイテムの見た目から。デザインとたばこに厳しい編集部内のデザイナーを捕まえて、3種を評価してもらった。

社内の飲み会では、まず喫煙者グループを確認した後にもっとも遠い位置に座る編集部イチの嫌煙家。喫煙者にとってはなかなかコミュニケーションがとれない遠い存在だ…。

いかついルックスが低評価につながったglo。一方で、すでに世間に浸透しているiQOSは「無難」な印象か。ユーザーを増やしつつあるプルームテックも、嫌煙女子にとっては「たばこ」である以上、イメージがいいものではないらしい（そりゃそうか…）。基本的には3種類ともに厳しい評価だった。

それならニオイはどうか!? こちらも編集部内の嫌煙女子になんとか了解をもらい、加熱式たばこのニオイが気にならない距離を判定してもらった。

「悪影響しかないのに、なんでわざわざ喫煙するんですか？」と、喫煙男性には厳しい嫌煙家イラストレーター。ちなみに、イラストはポップで明るいタッチが得意です！

紙巻たばこに比べ、加熱式たばこはニオイが少ない…なんていわれることもあるものの、それは喫煙者の感覚らしい。直接たばこ葉を熱するiQOSとgloには、紙巻きたばこの煙とは違う独特のニオイがあって、非喫煙者にはそれが気になる様子。特に、吸い終わったたばこスティックを本体から外したときに立ち上るニオイは強烈だ。

一方、たばこカプセルに水蒸気をくぐらせるプルームテックは、嫌煙女子からのクレームもやや少なめ。ニオイの点では、プルームテックが有利なようだ。とはいえ、喫味の軽さが指摘されることも多いので、普段使いと「飲み会、合コン」などで複数のアイテムを使い分けるのが一番の正解かも？

基本的に女子からの評価が厳しいのは、加熱式であれ紙巻であれ、たばこの宿命。利用する場所と一緒にいる相手には十分注意したい！

〈取材・文＝新R25編集部〉