ビジネスパーソンインタビュー

「僕らが本気で遊んだらとんでもないことになる」謙遜しないイケメンが明かす異常な日常

「MTRL(マテリアル)」編集部を直撃!

「僕らが本気で遊んだらとんでもないことになる」謙遜しないイケメンが明かす異常な日常

新R25編集部

2018/04/12

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R25世代の皆さん、自分の容姿のことをどう思ってますか? まあ大体の人は「ブサイク~フツメン」の間…みたいな自己評価だと思います。

しかし、叶うならば「イケメンに生まれたかった」と夢見たことが、誰にでもあるはず。

憧れのイケメンたちは、一体どんな世界に生きているのか? そんな疑問を解消すべく、今回我々は“モテを発信するWebメディア”として名高い「MTRL(マテリアル)」編集部を直撃! イケメン3人に取材を敢行し、彼らの生態にとことん迫りました。

〈聞き手:天野俊吉(新R25編集部)〉

~都内某所・MTRL編集部にて~

オフィスにお邪魔した新R25編集部の3人「よろしくお願いしまーす」

MTRL編集長とモデル2人「今日はよろしくです!!」

天野

はい、このビジュアルの差。動物だったら違う学名が付いているでしょうね…。同じ生き物ではない。

佐野さん

なんか皆さん、全体的に汚くないですか

天野

それは服の色でたまたまだろ

イケメンはいつから自分がイケメンだと実感するのか?

天野

まずは皆さんのプロフィールを教えてください。

市川さん

ミスター塩対応”市川慶一郎、21歳。「MTRL」でモデルをやっています。

冨田さん

宮崎県を背負ったイケメン”こと、冨田幸大。21歳です。同じく「MTRL」モデルです。

佐野さん

イケメン軍団を率いるイケメン”佐野恭平、31歳。「MTRL」の代表をしています。

天野

皆さんは、子どものころからイケメンだったんでしょうか?

市川さん

僕は、小中学生のころは身長が小さくて、特にモテてはいませんでした。高校からモテ始めた感じです。

冨田さん

僕も全然ですね。中学まで野球やってて、坊主で真っ黒だったんで「インド人」とか呼ばれてました。レギュラーだったから多少は下級生からモテましたけど…。

本格的にモテだしたのは高校生になってからですね。

佐野さん

僕は逆に、保育園のころから“モテてるな”という感覚がありましたね。「自分だけ甘やかされてる」みたいな。

天野

はやっ。どんなときに実感したんですか?

佐野さん

たとえば5歳ぐらいのとき、親に怒られて、家の玄関から外に出されてカギをしめられたことがあったんです。そういうとき、兄は普通に家の前で泣いてるんです。

でも僕の場合だけ、1分ぐらいすると隣の家の人が「どうしたの!?」って来て、家に上げてくれて、なぜかお菓子とかも振る舞ってくれるんですよ

葛上

子どものころから人生イージーモードだ…

イケメンは日常生活でどれぐらいモテまくっているのか?

天野

それだけイケメンだと、やっぱり狙った女子は必ずゲットできるものなんでしょうか?

佐野さん

カフェの店員とかコンビニの店員がかわいかったときは、LINEのIDを紙に書いて渡せば、ほぼ必ず連絡が返ってきますね。

天野

うわー、ホントにそんな夢みたいな人生を生きてるんですね。

市川さん

僕はそんなことできないですね…。ナンパとかしたことないです。

冨田さん

僕も無理っす…

天野

あれ? なーんだ、イケメンとはいえ行動に移せないとそこまでモテるわけではないんですね。やっぱり男は度胸…

冨田さん

というか、インスタのDMとかで女子のほうからガンガン誘われるので、自分から女子を誘う必要がないですね。

市川さん

僕もです。自分からいくとか考えたことないですね(笑)。

天野

…。一瞬喜んだ自分が恥ずかしいです。

あまりのレベルの差に、感情を失っている編集部・葛上

「すぐおごってもらえる」イケメンは仕事やお金の面でもメリットだらけ!

天野

モテる以外にも、イケメンのメリットってありますか?

佐野さん

ご飯にはそんなに困らないかな。すごいおごってもらえるんですよ。

恵比寿横丁で飲んでて、近くにいた年上の女性がおごってくれる…とかはしょっちゅうですね。

オジサンにもいろいろ連れまわしてもらえます。キャバクラに行くと、お店の子から注目されて楽しいみたいです。

「ご飯おごられる」はイケメンあるあるとのこと

天野

顔がいいだけでご飯に困らないんですね…。仕事でもメリットはありますか?

佐野さん

顔を覚えてもらいやすい」というのは武器でしょうね。

ちょっとした飲み会やパーティーに行くだけで印象に残りやすいので、次につながって、結果として人脈はどんどん増えていきますね。

天野

あー、それも素晴らしいですね。イケメンが友達多いのにはこういう理由があるのか…

佐野さん

あとは、クラブにタダで入れるとか。

天野

タダで? なんでですか?

佐野さん

イケメンがいたほうが女の子も来るし、店側にもメリットがあるんだと思います。

自由に入れるカードキーみたいなのを渡されて、飲み物も出てきます。金銭的にもすごい得してますね。

福田

全然知らない世界。

佐野さん

僕、16歳のときに27歳OLのヒモだったんですよ

今思えば、そのころからモノをもらえることに慣れちゃってますね(笑)。

16歳の少年がヒモに。法で取り締まったほうがいいのでは?

イケメンで損することも。男性でも痴漢やストーカー被害に遭っている

天野

逆にイケメンで損したことって何かありますか?

佐野さん

痴漢によく遭いますね。オッサンからされたり、女性からされたり…。若い女性からってこともありますよ。

冨田さん

僕はストーカーされたりしました。家に帰る電車で、ずっとついてくる女子がいるんです。

佐野さん

知らない人に、いきなり電車内で何枚も写真撮られたこともありました

天野

こ、こわ~。男女問わず、容姿がいい人はこんな目に遭っているのか…

無理な競争がなくなったことで、最近のイケメンは性格がよくなっている

天野

美人やイケメンは性格がいい説」ってあるじゃないですか。周りに優しくされるからまっすぐに育つという。イケメンは性格がいいものなんでしょうか?

佐野さん

僕は元々雑誌のモデルをやってたんですけど、そのころはモデル同士の競争が激しくて、「イケメンって性格悪いな」と思ってました。みんなでご飯を食べてても、ライバルモデルが来ると聞くと「アイツが来るなら帰る」と言うやつがいたり。

ただ、最近のイケメンは性格がいいと思います。

天野

なぜですか?

冨田さん

今はそういう雑誌がないから、争いがないんですよ。

市川さん

インスタとかWEARとか、自分を出せるSNSがいろいろあるじゃないですか。

YouTuberになるモデルもいるし、「MixChannel」に動画を上げる人もいる。

佐野さん

イケメンの世界でも、「この場所は自分にとってレッドオーシャンだ」と思ったら別の場所に行く、という多様性が生まれてると思いますね。無理に競おうとしなくなってるんです。

天野

な、なるほど~。“最近の若者像”にもどこか通じる話だ…

ブサメンのことはどう思う? 自分の顔にコンプレックスはある?

天野

ちなみに、イケメンの皆さんはフツメン・ブサメンのことは見下してるんですかね…?

冨田さん

いやー、そんなことはないと思いますけど…

市川さん

見下してるつもりはないですけど…。ただ、渋谷とかで全然相手にされてないのにナンパしてる男を見ると、「すげぇ頑張ってるな」って思います。

すごいな、僕にはできないなって

天野

(このクールタイプのイケメン…。絶対反感を買うぞ)

冨田さん

僕は「WEAR」とかで、顔を隠してコーディネートだけUPしてる“雰囲気イケメン”狙いの男が嫌いです

自分を出さずになんとかモテようとしてるのがカッコ悪い。だったら「顔出してブサイク」のほうが断然いいと思います。

言うことまで男前じゃねえか

天野

皆さんは自分の顔にコンプレックスとかはないんですか?

市川さん

タレ目なところですかね。眠そうって言われるし。

佐野さん

僕はまつ毛が長いところですね。小学生のころはイヤで、ハサミで切ってたんですよ。そしたら逆にどんどん長くなっちゃって(笑)。

一生懸命まつ毛美容液塗ってる女の子に、「切れば伸びるよ!」って言って嫌われました(笑)。

無理やりしぼり出してこの2つ。実際ほとんどコンプレックスはないとのこと

「遊ばないイケメンって何なの?」→「それはブサイクの発想」

天野

たまに、イケメンなのに「俺は全然遊んでないよ」っていう人いるじゃないですか。“遊ばないイケメン”がいるのはなぜなんでしょうか?

佐野さん

その質問、ハッキリ言って「ブサイクの発想」ですね(笑)。

天野

は!?何がですか!?

佐野さん

さっきも話が出たように、我々は「頑張ってモテよう」とか「遊ぼう」としなくても、女子からの誘いが絶えないんです

モテない人からしたらめちゃくちゃ女の子と遊んでることになるんでしょうが、我々としては普通に生きてるだけなので、それを「遊んでる」とは認識してないだけです

市川さん

同じ言葉を使っていても、意味していることが違うってことですね。

佐野さん

イケメンは女の子に困ってないから、本気を出してないんです。もし本気を出したらとんでもないことになると思いますよ。

天野

まだ変身を残しているフリーザ」みたいなことを言うな。

遊びまくっているイケメンが彼女に選ぶのってどんな女子?

天野

最後に、皆さんの付き合いたいタイプの女子を聞きたいです。選り取りみどりなイケメンは、どんな女子を求めるんでしょうか

市川さん

見た目は本田翼みたいで、サバサバしてる子がいいです。あんまり構ってこないほうがいい。

佐野さん

僕のことをあんまり知らない人がいいですね。SNSアカウントとかも知らないぐらいの。

天野

なんか、「自分に興味がない人」みたいな話が多いですね。

市川さん

そうですね…いつも女子からたくさんアプローチを受けてるので、逆に「興味ない」って態度を取られると気になるというか。

冨田さん

好きな子には全然アプローチできないんですよ。

佐野さん

僕も、どんなスタンプ送ればいいか悩んで、普段全然使わないスタンプ送っちゃったり。それで「あっ、キモかったかな?」とか思います。

興味ない子には何も考えずに送って、いくらでもそっけなくしてるのに。不思議だよね。

急に照れだしたイケメンたち

…というわけで、これだけ遊びたい放題のイケメンでも、結局は「なびかない子を振り向かせたくなってしまう」というのが恋愛の真理(?)のようです。

取材を終えて思うのは、イケメンの住む世界は、我々がいる世界とは完全に別物だということ。なんせ16歳でヒモデビューしてますから。

今後は仕事に邁進し、彼らのようにモテたいと願うことはやめようと思います。

みんな違って、みんないい。さういうふうに、私は生きたい。

〈取材・文=天野俊吉/撮影=福田啄也(新R25編集部)〉

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