「ギャル式ブレスト®︎」は、ギャルマインドを軸にしたブレインストーミング（課題解決や新たなアイディアを出すための集団での発想法）のことで、CGOドットコムが独自に開発したフォーマットを使用して、新たな可能性の「タネ」を発見するためのプログラムです。

そもそも、会議中に 意見が出てこない、いつも同じ人だけが話しているって経験、ありませんか？ この要因として、組織内の忖度であったり、上司と部下のコミュニケーションの硬直化などが挙げられます。

良いアイディアを見つけるより前の段階、会議に参加する全員が柔軟にアイディアを生み出して発言できるマインドセットの獲得を期待されている気がします。

ですよね（笑）。

なので「ギャル式ブレスト®︎」ではそもそも忖度や上下の関係性をフラットにしてブレストしよう！というプログラムなんです。こんな感じのルールを設けています。

パーソルさんが掲げる新しい価値観 “はたらくWell-being”を広めることを目的として、「はたらくをもっとワクワクにするには～？」をテーマに行いました。当日は業界・職種問わず30名の方が参加してくださいました。

まずはアイスブレイクに「アゲメーカー💡シート作成」。肩書きや役職を一度置き、自分を深掘りしたうえで、自己紹介をします。その時にCGOメンバーからあだ名が贈呈されるので、それで呼び合います。

その後、「はたらくバイブスシート作成」で自分自身の価値観を洗い出し・「はたらくバイブスシート共有」で互いに感想を伝えあい・「ビビビな⚡️瞬間」で気づいたことや変化を共有しました。

ワークショップのファシリテーションをCGOのギャルたちが行うのですが、そこでいかに自分軸を持って発言できるかが大事で、そこをサポートしているんですね。

そうなんです。ビジネスの場面では特に、ついつい肩書きとか役職っていうキャラクター性を強く持ちすぎてしまう。

誰もがそうなってしまうと、思っています。キャラクターとして発言する割合が大きくなってしまうことで、本来の自分軸をどんどん失ってしまうんです。

そこがまさに、ギャルたちの腕の見せ所ですね！ 体と頭をほぐしてギャルマインドをおろすための祈りとか体操もあるんです。

これまでのギャル式ブレストでもトップクラスにカチカチだった組織では、Lilyが巫女さんになって祈りをおろす人をやってくれたんです。

「リピートアフターミー、だりぃ～」。

参加者のみなさん真面目で、お金をいただいてはたらいているという意識が強いから、 今まで職場で「だるい」とか言ったことなかったと思う。

でもさ、頑張って仕事してれば、実際だるいこともあるじゃん。別に言うくらい良いじゃんね。

みんなで立って円になりながら「だりぃ〜」ってやったんだよね。

だんだん慣れてきて、最後の方にはめっちゃ言ってたよね、みんな。

そうそう。そのあとに、Lilyたちギャルが一人ひとりに向き合って、「本当はどうなりたかったの？」「何がしたかったの？」って、もう１段階、自分に意識を向けさせてくれることで、自分軸を取り戻していったんだよね。

コミュニケーション面での変化だと、とあるインフラ企業とギャル式ブレストをした時に、「これまで上司とは仕事上の会話しかしていなかったんだけど、個人として向き合うとこんな趣味があったんだとか、こんな性格だったんだって垣間見えて嬉しかった」という声がありました。

その企業さんでは、ブレストをしても10人中2人しか話さないみたいな状況が当たり前になっていて、もはやコミュニケーションが無理だしアイディアなんて出るわけない、これって何の意味があるんだっけ？ってなることがすごく多かったんですって。

上司と部下がフラットに向き合って、お互いのことを知って、コミュニケーションを円滑にして横のつながりを作ることで、会社とかチームという単位になっても、新しいアイディアや意見は生まれやすくなるはず。ギャル式ブレストはその媒介になるところが強みです。

Lilyね。ギャル式ブレストに参加していて思うのが、人間ってみんな悪くないんだよね。でも、社会は曲がっているんだよ。その社会に合わせようと思うと人間も曲がっていくんだなぁって。

おお。

おおお。

この世の中、天使みたいな優しい気持ちの人こそ傷つきやすいじゃん。真っ白なものほど黒く汚れる。そう思った時に、自分が傷つかないための予防をしといたほうが汚れずに済むよね。

それはどういう予防なの？

自分の白を忘れる。

大事！

めっちゃ大事じゃない！？

白じゃないかも、とか白じゃくてもいいかも、って思うことって 超大事だと思ってて、みんなずっと真っ白・真っ当であろうとするじゃん。

そもそも人間って多面性があっていろんなキャラがあるのが当たり前なのに、部長は綺麗めな スーツを着てちょっと偉ぶってみたりとか、自分の直感的にはいいと思ったけど「論理的にどうなの？」って返してみたりとか。

会社にだっていろんなシチュエーションやタイミングで方向性やキャラクターが変わることが普通なのに、なぜかみんな同じ姿であろうとしているなぁって。

てか、そもそも誰しも完璧じゃないし 、途中で変化してもいいじゃんみたいな。

「余白を持とう」という風潮って大事だなって、Lilyの話を聞きながら思った。

時代だって変わってるのに役職のキャラクターがずっと変わらないっていうのもね。

ビジネスパーソンからしたら「その仕事やりたくないですなんて言ってられないよ」って頑張っちゃって、自分の気持ちを無視してやり続けちゃうと思うけど、その先にハピネスはないと思う。

一回心が壊れちゃったら元には戻らない。自分は自分の意見を尊重するし、やりたいことを最終的には選択するよっていう姿勢を自分に見せてあげることを、大事にして欲しいんだよね。