ビジネスパーソンインタビュー
チャレンジから3カ月経過! 進捗はいかに…?
寺田さんのチャレンジを堀江さんに報告したら「まだ“プログラミングは簡単”の意味が分かってない」と力説された
新R25編集部
堀江さんの推薦により、ホリエモンチャンネルMCの寺田有希さんにプログラミングスクール「テックキャンプ」を半年にわたって受講してもらうという大型連載企画。
新R25では現在、毎月寺田さんに密着した記事を公開中。開始から3カ月が経過し、カリキュラムも折り返しを迎えたということで、堀江さんにもお越しいただき、寺田さんの近況をお伺いしていくことに。
「頑張っている寺田さんを応援しよう!」という企画のはずが、さっそく堀江さんからツッコミが…
〈聞き手=宮内麻希(新R25編集部)〉
取材開始早々、明らかにテンションが下がっている様子の堀江さん…
堀江さん
これ、まだ3カ月しか経ってなかったんだ。
寺田さん
そうですよ!!
全部で半年間、合計600時間なのでやっと半分です。
宮内
今日は、スタートから3カ月目までのプログラミング学習の様子をまとめたダイジェスト動画をお持ちしていますので、それを元にお話をお伺いしていきたいです。
さっそく寺田さんの3カ月を見ていただきました
「プログラミングは簡単」の意味がわかった!着実に成長中・寺田有希さんのテックキャンプ挑戦【応用編】|新R25 - シゴト
密着2カ月目の様子をお届けします
3カ月の密着の様子はこちらの記事でご覧いただけます
堀江さん
はぁ…
あれ?
宮内
堀江さん、どうしました?
堀江さん
いや、プログラミングやってんのに手書きで勉強するってさ…
こちらが寺田さんの勉強法。コピー用紙にメモを書いて頭に入れていたそう。累計80枚以上です
堀江さん
バカじゃないの?
宮内
でも…書いた方が効率よく覚えられることもありませんか?
堀江さん
いや、覚えるとかじゃないから。
そもそも、プログラミングってなんのためにあると思います?
宮内
それは…“モノを自動化するため”ですか?
堀江さん
なんで自動化するの?
宮内
ラクしたいからです。
堀江さん
でしょ?
メモ書きみたいな面倒なことをしないですむようにプログラミングを開発したのに、これじゃあ本末転倒じゃないですか。
だからこの学習方法を見て頭を抱えちゃったのよ。「んああああああ!」って。
聞いたことない声が出ていました
寺田さん
この学習法については堀江さんから何度も指摘されましたね(笑)。
堀江さん
だって、プログラミングの本が1冊作れるくらいの量書いてるんだもん。
寺田有希『はじめてのプログラミング学習』とか出版できるんじゃない?
「それはそれでちょっと売れそうだよね(笑)」
宮内
ちなみに、堀江さん的にはどうやって勉強するのがおすすめなんですか?
堀江さん
どう勉強するかというより、慣れるしかないんですよ。
コードを書くことをルーティンワークにして、とにかく反復して体に染み込ませる。反射的にコードが出てくるくらい実践しないとダメだよね。
だから寺田さんも、ノート書くよりコード書いたほうがいいんだよ。
プログラミングは“考え方”さえ身に付ければ簡単
宮内
学習を進めていく過程で、寺田さんの中でプログラミングに対するイメージは変わりましたか?
寺田さん
堀江さんが「プログラミングは簡単」と言ってるのは、「ロジックを理解できれば簡単」って意味で「ラクにエンジニアになれる」わけじゃないと気がつきました。
寺田さん
「簡単」って言われると、“努力しないでもできる”と脳内変換しちゃう人もいると思うんです。
でもそれは、何度もトライアンドエラーを繰り返して“理解できるようになるまでに膨大な時間をかけたから”言えることなんだということをしっかり伝えたいなと。
堀江さん
うーん…
寺田さん
あれ、また違いました?(笑)
堀江さん「うん(笑)」
堀江さん
やっぱり、プログラミングって簡単は簡単なんですよ。
東大入試の数学の問題と似てて、ある程度の知識さえあれば誰でもできるんです。
2003年の東大入試で、「円周率が3.05よりも大きいことを証明せよ」って問題が出たんですけど、これも簡単です。解き方思いつきます?
宮内
いや…まったく…
堀江さん
考え方はシンプルで、「円の中に多角形を入れて、辺の長さを求める」ことで証明できるんですよ。
難しい公式を知らなくても、発想自体は誰でもできるでしょ?
堀江さん
プログラミングもそんな感じなの。
目指してるアウトプットに対して、自分が持っている知識を組み合わせてたどりつく方法を探していく感覚で、数学の応用問題と似てるんです。
でも、文系で大学入試に数学が必要なかった人は経験してないから想像しづらいんだよね。
寺田さん
言われてみるとわかるかも…コードって何種類も書き方がありますよね。
日本史みたいに答えがひとつしかない勉強に慣れていると、つい「正解の書き方」を探しちゃうんですけど…
プログラミングの場合、最終的に動きさえすればどんな書き方をしてもOKなんですよ。
堀江さん
そう。“正解にたどり着くアプローチはいくつもある”という考えを持てるかどうかですよ。
逆に言うと、この感覚を身に付けるのはそんな難しいことじゃないから、ここさえ理解できればプログラミングって簡単に習得できると思う。
「プログラミングが難しい」と感じるのは“精神的なハードル”を越えられていないから
堀江さん
あと、寺田さんはもしかすると、まだプログラミングに対して精神的なハードルを感じてるのかもしれないと思いましたね。
話を聞いてると、まだ「すりガラス越しに世界を見てる」感じがする。
宮内
どういうことですか?
堀江さん
なんだろうなあ…僕にとってのダンスみたいなもんですよ。
堀江さんはミュージカル「クリスマスキャロル」で華麗なダンスを披露してます
堀江さん
前に、寺田さんに「ダンスのステップを全部分解して教えてくれ」って言ったことがあるじゃん?
寺田さん
言ってましたね。
「ステップを…分解…?」と思ってましたけど(笑)。
堀江さん
パッと見てそれなりにダンスをコピーできる人っているじゃないですか。
寺田さんもうまいから見ただけでサラっと踊れちゃうんだけど、俺からしたら「それじゃあ踊り方がわからないんだよ!」って思うわけ。
堀江さん
でも、分解してひとつずつ理解していけばシンプルなはずだから聞いてみたんだよ。
そこで「自分には向いてない」と思い込んでたら、俺はダンスができないままだったと思う。
みんなが“できない”と思ってることって、大体は精神的なハードルを越えられてないだけなんですよ。
宮内
なるほど。「精神的ハードルを越えられる人が強い」ってよくおっしゃってますもんね。
堀江さん
寺田さんも今はまだ「難しい」と思ってるかもしれないけど、これから実装課題がはじまって、本格的に自分でコードを書くようになったらどんどん変わっていくと思いますよ。
堀江さん
そういう意味ではテックキャンプって本当によくできてて、半年間でスキルだけじゃなく精神的ハードルまで越えられるようなプログラム設計になってますよね。
寺田さん
それは受講していて本当に感じます。
ここまで挫折せずに続けられたののも、基礎でしっかり知識をインプットしてから実装にうつることで、ゆっくりプログラミングに慣れていけるからですし。
進め方についてアドバイスをくれるライフコーチの存在も大きいですね。
堀江さん
寺田さんはまじめに勉強してるから、このまま課題をこなしていけば最終的には「簡単だ」って言えてるんじゃない?
寺田さん
この3カ月間基礎知識を学んだことで、自分が使える武器をたくさん取得できたので、ここからはその武器を“どう使うか”を考えながら、早く次のステージに行きたいです。
堀江さん
うん。残り半分も頑張ってください。
プログラミングチャレンジもちょうど折り返し地点。2週間に1回ほど寺田さんに取材をし続けている筆者ですが、話を聞くうちに「どんな挑戦も“できるかどうか”は覚悟でしかないな…」と思うようになっていました。
堀江さんの言う通り、自分が“できない”と思い続けていることだって、実は精神的に距離を感じてしまっているだけなのかも?
そう考えると、“挑戦すること”へのハードルが下がる気がします。
新R25では今後も毎月、寺田さんに密着した記事も更新していきます。寺田さんの大きな挑戦を、応援よろしくお願いします!
寺田さんのテックキャンプ挑戦の様子はこちらから!
テックキャンプでは無料カウンセリングも実施しているので、「プログラミングに興味がある」という方は一度相談してみるのもいかがでしょうか?
寺田さんチャレンジの様子は、テックキャンプ特設サイトのほか、寺田さんの各種SNSからもチェックいただけます!
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