ビジネスパーソンインタビュー
マコなり社長YouTubeチャンネルより
論破する人は、たいてい仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3
新R25編集部
「仕事ができると勘違いしてる人は、一見すると仕事ができる人にも見える」
日本最大級のプログラミングスクール「TECH::EXPERT」「TECH::CAMP」を運営する株式会社divの代表、真子就有(まこ・ゆきなり)さんは、登録者数30万人を超える(2019年12月16日現在)自身の YouTubeチャンネルで、そう忠告しています。
特に経験の浅い若いビジネスパーソンほど、仕事ができると勘違いしている人に騙されて、彼らの思いどおりに動いてしまうのだそう。
真子さんが今までたくさんのビジネスパーソンに出会ってきた経験から語る「仕事が出来ると勘違いしてる人の行動トップ3」をお届けします。
【真子就有(まこ・ゆきなり)】株式会社div代表取締役。1989年生まれ、福岡市出身。青山学院大学卒。大学在学中からプログラミングを独学で学び、大学4年次に起業。2014年よりプログラミング教育事業をスタート。2016年に開始した「TECH::EXPERT」は日本最大規模のエンジニア養成スクールとなっている。2015年Forbes誌「注目のUnder30起業家10人」に選出。現在、従業員数200名。YouTubeチャンネル登録者数30万人を突破
仕事ができると勘違いしてる人第3位「抽象的な言葉を多用する」
仕事では、できる限り抽象的な言葉を使わないほうがいいです。
カタカナ語や横文字を絶対に使うなとは言いませんが、広い意味を持っている言葉を使うさいは注意してください。
抽象的な言葉を使わないほうがいい理由は2つあります。
1つ目は、人によって解釈が異なるから。
2つ目は、話している本人ですら、意味がよくわからないまま使っていることが多いから、です。
たとえば、会社で誰かが抽象的な言葉を使って頭のよさそうな話をしていたとき、みんなは納得していたけれど、自分だけあまり理解できなかった、という経験はありませんか?
抽象的な言葉は広い意味を持っているので、なんとなく話の内容を理解できた気がしてしまいます。
でも99%くらいのケースで、その場にいるほとんどの人が、わかったふりをしているんです。
話している本人も、何を言っているかわかっていません。
たとえば会議でディスカッションをしたあと、「次回までに、このコンテンツをブラッシュアップして持ち上げます」と誰かが言ったとします。
「コンテンツをブラッシュアップする」。
なんとなく意味が分かるので、その場ではみんな頷きます。
でも、コンテンツが何のことなのか、ブラッシュアップとはどうすることなのか、突き詰めていくと、みんなの認識がずれていることもあるんです。
みなさんは、抽象的な言葉を使う頭がよさそうな人に、騙されないようにしてください。
相手の言っていることが抽象的でわからないと思ったら、必ず「それはどういう意味ですか?」と、質問するようにしましょう。
仕事ができると勘違いしてる人第2位「論破する」
上司が人のことを論破しまくるタイプなら、今すぐ会社を辞めたほうがいいレベルです。
たとえば部下が「もっとこうしたほうがいいと思います」と勇気を出して提案したときに、ダメだしばかりする上司。
仕事をしているときに割り込んできて、聞いてもないのにアドバイスをしまくる上司。
意見に賛同しなかったら、急に怒り出して「お前の考えは浅はかだ」と言ってくる上司。
こういった上司は危険です。
上司にかぎらず、同僚・仲間・友人・恋人、誰であったとしても、一方的に論破してくる人とは関わってはいけません。
そういう人は、自分では行動せず、安全地帯から人を否定しまくることで、自分を優位に見せようとしているのです。
こんなふうにマウントを取ってくる人は、たいてい仕事ができません。
仕事ができないことがバレないよう、高圧的な態度をとって論破してくるんです。
特に新人のうちは、ロジカルに論破してくる人に対し「この人は優秀なんだ」と思ってしまいがちです。
でも本当に仕事ができる人は、論破なんてしません。
論破して相手の心を折ったところで、何もいいことがないとわかっているからです。
本当に仕事ができる人は、未熟な人の心に寄り添うことができます。
自分とは異なる意見であっても、謙虚に聞くことができます。
明らかに間違っている人に対しても、きちんと話を聞いたうえで、自分の意見を伝えることができるんです。
ここからは、あなた自身が「論破をする人」だと思われないように、意識するべきことを3つお伝えします。
1つ目は、常に周りに感謝を伝えること。
2つ目は、相手を全面否定しないこと。
3つ目は、これからどうしようかと一緒になって考えること。
この3つを徹底していれば、論破してくる人だと思われることはありません。
仕事ができると勘違いしてる人第1位「社内を批評する」
私が学生のころアルバイトやインターンをしていた会社には、必ずといっていいほど、社内を批評する人がいました。
その人たちはいつも「あの人は優秀だ / 仕事ができない」「あの部署はいい / 悪い」「社長はここがいい / 悪い」と、いつも評論をやっているんです。
そういう話を、まだ学生だった私にたくさん聞かせてくれました。
ときには、自分が昔いかにすごかったかという、自身の批評も聞かせてくれました。
評論家の人たちは、一見するといい人です。
20歳そこそこの私によくしてくれるし、社内のことをたくさん教えてくれるし、分析もよくできている。
だから私は、「この人は優秀なんだな」と思ってました。
でも、それは大きな間違いでした。
あとから聞いたところ、社内を批評する人たちは、他の人たちからいい評価をされていなかったんです。
仕事ができない人が社内の批評する理由は、2つあります。
1つ目は、すごい人だと思われたいから。
2つ目は、結果が出ないことを人のせいにしたいから。
今考えてみると、評論家の人たちが、20歳そこそこの未熟な私に優しくしてくれたのは、自分より弱い立場にいる私を味方につけたいからでした。
本当に仕事ができる人は、いちいち他人や会社の不満をもらしても意味がないとわかっています。
自分を否定しない人にだけ不満をもらして、承認欲求を満たそうとするのは、ただの臆病者です。
もしあなたの周りに、いつも社内の批評をしている人がいたら、あまり関わらないことをおすすめします。
どんな環境に行ったとしても、理不尽なことや、自分が理解できないようなことをする人はいます。
本来ならば、それを理解したうえで、自分がどう行動するべきかを考えなくてはいけません。
自分がどうにもできないことに関心を向けて、不満を言うのはやめましょう。
どうしても納得できないことがあれば、環境を変えたらいいだけです。
自分の人生は、自分の選択次第で変えられる
今回の話を踏まえて、みなさんに伝えたいことがあります。
それは「人生は自分の選択でいくらでもよくできるし、嫌だと思うならやめたほうがいい」ということです。
今の会社が嫌なら転職してください。
最近は転職するのが当たり前ですし、会社に属さず個人で稼ぐという選択肢もあります。
これからは、会社が働く人を選ぶ時代から、働く人が会社を選ぶ時代になっていくんです。
私は「社長は社員の人生を背負っている」という言葉が好きではありません。
働く人の人生は、働く人それぞれのもの。
自分が選択したキャリアに、100%責任を持って前に進むべきだと思います。
自分でその会社を選んだのであれば、多少納得できないことがあっても、どうすればよくなるかを考えて頑張りましょう。
どうしても納得できないと思ったら、やめればいいんです。
それなのに世の中には、まるで強制労働をさせられているかのように、被害者顔をして働いている人がたくさんいます。
たしかに昔は、生まれたときから身分や仕事が決まっていて、自分で選択できないという時代もありました。
でも今は、自分の人生を自分の選択で、いくらでもよくしていける時代です。
自分の人生を自分の選択でよくできる権利を放棄せず、幸せに働く人が増えるよう願います。
真子さん(まこなり社長)のYouTubeチャンネルには仕事に役立つ話が満載です!
今回の動画で語られていた「仕事ができると勘違いしてる人の行動」のように、ビジネスにおいては、一見すると正しいようで間違っている認識がたくさんあります。
そんな、“知らないと損をする仕事の話”をまとめてインプットできるのが、真子さんのYouTubeチャンネル。
今日からすぐに活用できる仕事術や、仕事でやってはいけないNG例など、「ビジネスで活躍したい!」と思う人にぴったりの情報が満載です!
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