ビジネスパーソンインタビュー
「みんな箕輪とまた一緒に仕事をしたくなる」
誰よりも繊細に思考し、繊細な気遣いができる男。#箕輪厚介の横顔
新R25編集部
SNSで多くのフォロワーを抱え、ときに称賛され、ときに炎上するーー。
日々ネット上で話題を振りまきつづけているインフルエンサーたち。
しかし、影響力を持てば持つほど彼らのイメージは一人歩きし、本当の人間性と世間の認知にはズレが生じていく。
そんなインフルエンサーの実像と虚像の乖離を埋めるべく、新R25が(勝手に)お届けする特集「インフルエンサーの横顔」。
はあちゅうさん、イケダハヤトさんに続く3人目は、飛ぶ鳥を落とす勢いでベストセラーを連発している幻冬舎の編集者・箕輪厚介さん。さまざまな関係者からヒアリングした「#箕輪厚介の横顔」をまとめました!
ビジネスパートナーから見た箕輪厚介
野村高文さん(NewsPicks編集部)
朝の5時から深夜1時まで、どの時間に連絡しても基本的に即レスが来ます。仕事のスピードは鬼レベルです。
あと、原稿の赤入れはめちゃくちゃ細かいです。見出しの一つ一つ、テキストの一文一文にまでこだわっています。
佐渡島庸平さん(コルク代表)
箕輪さんは、コミュニケーション能力がすごい。ちょっとこみいった話でも、ズレずに伝わる。
あと、面白く話すけど、誇張はしない。嘘がないから、信頼できる。
梅木雄平さん
偉ぶらないで、栽培マン(サラリーマンマインドで仕事をしている人)の気持ちがわかるいい奴です。
ふらっと「今日遊びに行っていい?」とDMが来て遊びにくる、大学の友達みたいな感じ。
破天荒ぶってるけど、実は真面目な人だと思う。破天荒ぶってるのは「稀代の編集者」を演出しているのかな、と。
箕輪編集室メンバーから見た箕輪厚介
コバヤシヨシトモさん(箕輪編集室)
箕輪編集室に入ってびっくりしたんですが、箕輪さんの行動は一見めちゃくちゃに見えるんだけど、実はすごい考えられてます。「人のことを誰よりも考えてる」意外な繊細さも実感してます。
箕輪編集室は、外から見てると自由に勢いに任せて、みんなで突っ走ってるように見えるけど、中では箕輪さんがしっかり舵をとってるんですよね。
箕輪書店のオープンして本がどんどん売れてるときも、「勢いに乗ったら、もっと結果が出ている感じ、ヤバイ感じを出せ! そうすると周りが注目して、仕事が入ってくる!」みたいな舵取りをする。
「こういうときはこうやると人の感情が動く」ってのを、感覚的に理解している人です。そしてみんなが、箕輪さんのそういう投稿でモチベーションが上がって「うぉー!」って動いていく。本当に海賊船の船長みたいです(笑)。
山内ノブマサさん(箕輪編集室)
箕輪編集室つながりから箕輪さん宅のベビーシッターもしていますが、なんだかんだめちゃくちゃ優しい。「もう遊べないよ」と言いながら、子どもを肩車して歩いてます。
合宿の際にイベントにはほぼ参加せず、ずっと息子さんの面倒を見てたこともありましたね。
会社の後輩(とカバン持ち)から見た箕輪厚介
木内旭洋さん(会社の部下)
社内の箕輪さんはとにかく黙々と仕事を進めていて、仕事が立て込むと話しかけられないような、ただならぬオーラを発しています。
よくTwitterで「社内の人間に嫌われている」みたいなウワサもありますが、見城社長のみならず箕輪さんの所属する局の上司も箕輪さんをとても評価しており、「箕輪のような人間がいなくては困る」と言っています。
井阪雄大さん(箕輪さんのカバン持ち)
だいたいの人が、箕輪厚介のことをただのヤバイ奴だと思っていると思います。しかし僕はこのことに対して、声を大にしてNoと言いたい。
箕輪さん以上に周りの人に細部まで気を遣っている、見ている人はいないと思います。
どんな些細なことでも『ありがとう』『早い』『素晴らしい』と言ってくれますし、突如ツイートしてくれたり、デスクにコーヒーを置いてくれてたりする。そういうタイミングが絶妙なんです。
半端じゃなく忙しいのに、見てくれているんだなと。そういうことがある度に、「この人のためなら何でもする」と思えます。
これが箕輪厚介の真実の姿です。
会社の先輩から見た箕輪厚介
設楽悠介さん(会社の上司)
箕輪は乱暴で破天荒に見えるかもしれないですが、誰よりも情熱をもって、繊細に思考して仕事をしています。
そして、仕事相手や一緒に働くパートナーへの気遣いもとにかく繊細。
みんな箕輪と一度仕事をすると、また一緒に仕事したくなる。それは彼の人間的なチャーミングさもありますが、それよりも本当は彼の丁寧さや思いやりを感じるからだと思います。「ありがとう」や労いの言葉を忘れないし、よく褒めるんです。
だから僕も彼とはいろいろな事業やプロジェクトを一緒にしてきて本当に楽しいし、まだまだ彼と一緒に新しい仕事をしたいです。(続く)
設楽悠介さん(会社の上司)
また、後輩にも本当に優しい。後輩の昇進のことをずっと気にしてあげたり(違う部署の後輩でも)、そんな後輩が仕事や会社に飲み込まれそうになると、叱咤しているのよく見ます。
会社がどうだとか、組織がこうだという概念関係なく、その後輩がどう生きるか、どう個として有意義な仕事をするかを心配して、本質的なアドバイスをしてあげている。
あれだけ本質的なアドバイスしてくれる先輩はなかなかいないと思います。ときどき、隣でアドバイスを受けている後輩に嫉妬さえします。僕が20代のときにもし彼のような先輩がいたら、もっと若いうちから本質的な仕事や思考ができるようになっていただろうなと。
こういうことを言うと「キャラが崩れるから」と箕輪は嫌がりそうですが(笑)、すごく繊細で優しい男です。
太田和美さん(営業局 販売促進責任者)
世間では暴れん坊の箕輪に営業や周囲が振り回される図式が期待されているのですが、箕輪を説明するキーワードは「誰よりも繊細」「誰よりも大胆」「誰よりも先を読む」に落とし込める感じがします。
重版を依頼するときも、他の編集者が「〇〇を重版して」と言ってくるところを、箕輪は「2、3パブリシティを決めてきたので、重版できませんか?」と。
ふだんは早朝の4時、5時に会社に来てゲラ作業しているし、しかも寝落ちしないように立って作業したり、ちょっと心配になるような働き方をしています。
夜の会食や飲み会も平気で3つくらい入れて、夕方から深夜までクリエーターたちと飲んでる…。そうやって常に走っている箕輪を見ているので、こちらもなるべく彼の思いを実現させようと頑張ってしまうのです。(続く)
太田和美さん(営業局 販売促進責任者)
それと、箕輪に何か頼んでも否定的な返事をされたことがないです。ぜったいゼロ回答はしてこない。なんとかこっちの要望を取り入れて落とし込んでくれる。
この前も、紀伊國屋書店新宿本店から落合陽一、宇野常寛、箕輪の3人の選書コーナーを作ってくれという提案があって、ダメ元で箕輪に聞いたら、「すぐに選んでもらいます。大丈夫だと返事してください」と。
ちなみに、すぐに落合さんと宇野さんの選書リストは届いたんですが、箕輪のはかなり遅かった(笑)。
でも、こうやって書店員にも箕輪のファンがどんどん増えていくんですよね。憎いくらいです。
家族から見た箕輪厚介
箕輪さんの奥さま
✓子どもが憧れている人(ヒカキンやピコ太郎)に会わせてくれたり、私が大好きなBIGBANGのコンサートのチケットを関係者に頼んで取ってくれる。一緒にいる時間がない分、喜ばせようとしてくれてると思うと優しいな、と思います。
✓辛いことや愚痴はほとんど言わない。ただ、自分の自慢話は追いかけてでも話してくる。
✓地方講演に一緒に行くと、皆んなの前では私にエラそうなのに、部屋に帰って私がその態度にキレると「ゴメンね」と猫撫で声で絡んで来たりして、可愛い一面もある。
✓トイレは的を外しているし、部屋はぐちゃぐちゃ、脱ぎっぱなし、食べっぱなし。おかげで毎日私が動き回らないといけないんですが、きっと私がスリムな体型を維持できるようにしてくれているんだと思います。
✓お気に入りのダメージジーンズを大切にしていて、週末にお風呂場でハンドソープかボディソープで洗って干している。意味不明。
✓性格がおおらかなので、家族が変なことをしてもびっくりしない。
✓子どもを死なせたくないので、絶対に自分で車を運転しない。
✓最終的には、いつも家族の味方でいてくれる。
以上、「#箕輪厚介の横顔」でした。今回は好感度を上げすぎたという意味で、ちょっとやりすぎたと反省しております…。
次回予告
「インフルエンサーの横顔」特集、明日公開する記事で取り上げるのは、7月に新著『ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言』も発売になる最強のサラリーマン・田端信太郎さんです。「#田端信太郎の横顔」をどうぞお楽しみに!
「インフルエンサーの横顔」特集
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