未経験でも使えるの?
MS-Japanの評判は?1128人へのガチ調査をもとに、業界のプロ達が特徴を解説
「ほかの転職エージェントとの違いは?」「未経験でも使えるの?」 「ネットの評判を信じていいの?」と、気になっている方がこちらの記事を見ているのではないでしょうか。
そこで新R25は転職エージェントの実態に精通した方々にご協力いただき、実際に利用したことのある約1000人を対象におすすめの転職エージェントの評判について調査を実施しました。
〈聞き手=松本紋芽〉
目次
協力してくださったのはこちらの2名
松本さん
小林さん
2013年から厚労省認定の講師として、人材紹介事業者に対する法定講習を2500社以上に対しおこなっています。
転職希望者や転職エージェント、人事とのやりとりをベースに、私の利用経験もふまえてお話します。
厳選はNG!? 1128人が選ぶおすすめ転職エージェント&プロが語る選び方|新R25転職
【総評】管理部門・士業に特化しているサービス。経験者におすすめ
MS-Japan
総合評価
求人の満足度
アドバイザーの対応力
サービスの充実度
おすすめポイント
管理部門・士業に特化
登録率・転職決定率がNo.1
独特なサポート体制が好評
求人数 | 公開 約1万件以下 非公開 - |
---|---|
エリア | 全国 |
対象 | 管理部門・士業 |
小林さん
松本さん
大手企業での経験や、高いスキルを持っているなど、即戦力となる人向けの求人案件も多いですね。経験者であれば利用しない手はないでしょう。
評判①:管理部門・士業の求人案件が豊富
小林さん
松本さん
小林さん
すでに実績があり、経験が豊富な方であればスピーディに転職先は決まると思いますが、そうでない方はやや苦戦するかもしれません。ほかの職種も視野に入れながら転職活動を進めましょう。
松本さん
東京都/39歳/男性/年収900~999万円:
会計関連等バックオフィスに特化したエージェントなので、話が早い。 特に私のように、業種不問で職種限定で探していた人間にかなりマッチする会社でした。
評判②:独特のサポート体制とアドバイザーの対応力が好評
小林さん
MS-Japanは、企業担当と求職者担当分かれているものの、どちらも「両面型」に近い動きをするという独特の体制。
企業担当は企業と求職者の両方にコンタクトを取り、お互いの要望を汲んだマッチングをおこないます。
求職者担当は求職者の対応をするだけでなく、企業担当と一緒に企業に訪問し採用コンサルをおこなうことも。
このような独自の体制で、企業・求職者双方にとって最良の転職を目指しているようです。
松本さん
すぐに転職したい方だけでなく、転職のための情報収集をしたい方や、長い目で転職を考えたい方でも利用しやすいと思います。
東京都/30歳/女性/年収300~399万円:
担当アドバイザーがついてくれ、相談に行ったその場で希望条件にあう求人を探してきてくれ、行動が早くていいと思いました。
評判③:セミナー・個別相談会の種類が多い
松本さん
・中長期的なキャリアプランに関する個別相談会
・はじめての転職を検討する方向けの個別相談会
・キャリアアップを目指す40代向けの個別相談会
松本さん
個別相談会は日曜・祝日を除いてほぼ毎日受け付けているので、働きながら転職活動をする方でも時間を作りやすいでしょう。
MS-Japanを利用するなら、こういった相談会にも積極的に参加してみるのをおすすめします。
転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう
松本さん
ライター松本
松本さん
①成果報酬を企業から受け取るビジネスモデルなので、転職希望者は無料で使える
②担当アドバイザーが転職の成否を分けるので、複数のサービスに登録してから厳選するといい
ライター松本
どれぐらい登録すればいいんでしょう?
松本さん
そして転職の希望が明確なら、今回紹介したMS-Japanなどの、特定の業界・職種に特化している“特化型”の転職エージェントも1〜3個併用するのがおすすめです。
MS-Japanは管理部門・士業の求人案件が豊富な一方、どうしても求人数は限られてしまいます。
選択肢を広げるためにも、総合型との併用を検討しましょう。
ライター松本
松本さん
1128人への調査でわかったおすすめの転職エージェント
種別 | おすすめの サービス名 | ユーザー 満足度 | |
総合型 | マイナビ エージェント | 92% | 相談する |
総合型 | リクルート エージェント | 89% | 相談する |
総合型 | doda | 83% | 相談する |
厳選はNG!?1128人が選ぶおすすめ転職エージェント&プロが語る選び方|新R25転職
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転職エージェントを使った転職活動の流れ
転職エージェントを利用した転職活動は、下記のような流れで進みます。詳しくは、解説記事をチェック!
転職エージェントに登録
まずは転職エージェントに登録するところから利用は始まります。どの転職エージェントも無料で登録できるうえに、アドバイザーとの相性がその後の転職を左右するので、複数に登録してから厳選するのがおすすめです。登録の際には、これまでの職歴や現職の職種/年収、転職の希望条件(年収/職種/タイミングなど)をあらかじめ入力するのが一般的です。こちらの情報をもとにキャリアアドバイザーとの面談がおこなわれるため、正確な情報を記入しましょう。情報の登録が完了したら、近日中に面談の日程調整の連絡がくるはずです。都合の良い日程で面談の予約をしましょう。
転職エージェントの担当者との面談
面談は各転職エージェントに所属するキャリアアドバイザー(または キャリアコンサルタント)とおこないます。最初の面談では登録した職歴や転職の希望条件に関するヒアリングがおこなわれます。おそらく初めての転職のときに特に役立つのがこの面談です。担当のキャリアアドバイザーは、転職市場の需要と照らし合わせてあなた自身が気づいていない強みやスキルを引き出してくれます。職歴や希望条件を整理したあとで、それらの条件に合う求人を提案してくれます。その場で応募を強制されるようなことはなく、考える時間を設けてくれるはず。提案された求人を検討しましょう。転職エージェントからの求人の提案は、良くも悪くも予想外のものが含まれる可能性があります。はじめは違和感があるような求人であっても、それがあなたにマッチすると考えての提案なはずなので、一度は真剣に検討してみるのがおすすめです。また、このタイミングで転職サイトにも登録して、自分でいろんな求人を眺めるのも良いでしょう。
転職先への応募書類の作成
転職希望先が決まったら、次は書類選考用の書類を用意することになります。ほとんどすべての作業を自分でこなさなければならない転職サイトとは違い、応募書類の準備についても転職エージェントによるサポートが受けられます。まずは履歴書や職務経歴書を自分で書いてみて、それを担当のキャラリアアドバイザーに確認してもらいましょう。選考をおこなう企業側の目線でフィードバックがもらえます。また、用意した応募書類と一緒に推薦状を用意してくれることが多いです。それらをセットにして選考通過の確率を上げてくれるのが、転職エージェントを活用する大きなメリットの1つです。
担当者と面接対策をおこなう
書類選考を通過したら、次は面接です。こちらのステップでも転職エージェントによるサポートが受けられます。過去に応募した方の情報をもとに想定質問を共有してくれたり、希望する方には模擬面接もおこなってくれたりします。特に初めての転職では勝手がわからないことが多いはずなので、何かしら困ったことがあれば担当のキャリアアドバイザーに遠慮せず言ってみましょう。きっと力になってくれるはずです。
内定後の手続き(給与交渉/退職準備)
転職エージェントによるサポートは、内定が出たあとにも続きます。まず複数の内定が出た際には、入社しない企業への辞退の連絡を転職エージェント経由でおこないます。そして入社を決めた企業とは最終的な条件を調整します。希望する年収や入社のタイミングなどを担当者に伝えると、できるだけ条件に合うように交渉をしてくれます。最後には現職の退職準備のサポートもしてくれます。数々の退職者を見てきたうえでのノウハウがあるので、細かいことでも遠慮せずに聞きましょう。これらが終わればあとは入社するだけ。新しい職場にスムーズに馴染めるように準備を進めましょう。
転職エージェントのよくあるQ&A
詳しい回答が気になる方は記事をご覧いただき、これからの転職活動に活かしてください。
Q
転職エージェントの利用がおすすめな理由は?
A
担当のアドバイザーがカウンセリングをもとに相性のよさそうな求人を提案してくれます。そのため良い意味で予想外の出会いが生まれやすいです。また、選考のサポートもしてもらえるので、初めての転職では特におすすめです。
Q
転職エージェントは無料?どうやって稼いでるの?
A
転職希望者は無料で使えます。 その理由は、採用が決まると企業から成果報酬がもらえるビジネスモデルだからです。
転職エージェントを使っても費用がかからない理由は?|新R25転職
Q
何社の転職エージェントを掛け持ちすべき?
A
違う強みを持つ転職エージェントを3社ほど掛け持ちするのがおすすめです。たとえば1つはリクルートエージェントなどの総合型の大手。2つ目は第二新卒向けなど自分の年齢に特化したもの。3つ目に希望の業界に特化したものなど。そうすることで、より希望する条件の転職が実現しやすくなるでしょう。
Q
中小の転職エージェントはイマイチ?
A
小さい転職エージェントの良さもあります。 たとえば特定の領域により特化していたり、あなたをより丁寧に扱ってくれたりするかもしれません。
Q
すぐ転職するつもりはなくても使っていいの?
A
キャリア相談するだけでも大丈夫です。そうやって使っている方も多くいます。また、まともな転職エージェントほど、転職意向度の低い方も相手にしてくれます。
転職エージェントの登録は、転職する気がなくてもOK?|新R25転職
Q
転職エージェントはいつ登録すべき?
A
転職活動が終わるまでにだいたい2〜3カ月ほどはかかります。なのでもし転職時期の希望があるなら、その3カ月前を目安に登録するのがおすすめです。また、すぐ転職するつもりがなくてもとりあえず登録しておいて、年に1回ほど健康診断のようなつもりでキャリア相談する使い方もおすすめです。
転職エージェントの活用法などをプロたちが伝授|新R25転職
Q
転職エージェンを使わないほうがいいケースもある?
A
結局は担当者との相性が重要なため、当たり外れは確かにあります。また、転職サイトを使って自分で転職活動を進めるなどの代替手段もあります。しかし非公開求人を紹介してもらえるなど、利用するメリットも大きいのであえて避ける必要はないかと思います。一方、あえて使わなくてもいい人を挙げるとすると、行きたい会社が決まっていて直接応募をすれば良いケースなどです。
Q
サポートを途中で断る方法は?
A
メールや電話で意思を伝えるだけでOKです。担当者がしつこいと感じたときや、「使えない」「むかつく」と感じたら、遠慮なくほかの転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントの断り方/退会方法をプロが解説|新R25転職
Q
転職エージェントに面談を断られたらどうすべき?
A
そのほかの転職サービスを利用しましょう。 代表的なのは「リクナビNEXT」などの転職サイト。そのほかにもハローワークやサポステといった厚生労働が運営する就労支援サービスを利用しても良いかもしれません。
Q
転職エージェントの裏事情が知りたい
A
転職エージェントは企業から成果報酬をもらうビジネスモデルのため、企業側の意図で動いている部分もあります。詳しくは下記の記事をご覧ください。
転職エージェントの裏事情”をプロに聞いた|新R25転職
Q
転職サイトも一緒に利用すべきですか?
A
転職エージェントと転職サイトは併用するのがおすすめです。なぜなら転職エージェントよりも多くの求人を自分で眺められるので、より自分の視野を広げるのに役立ちます。また、大手の転職サイトだと初めての転職をサポートするノウハウ記事も充実しているため、それらを読むのも良いでしょう。
転職エージェントと転職サイトの使い分けをプロが解説|新R25転職
種別 | おすすめの サービス名 | ユーザー 満足度 | |
総合型 | マイナビ エージェント | 92% | 相談する |
総合型 | リクルート エージェント | 89% | 相談する |
総合型 | doda | 83% | 相談する |
管理部門・士業向け | MS-Japan | 87% | 相談する |
精通者たちの詳細プロフィール
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おすすめの転職エージェント調査の概要
・調査期間
2020/03/30〜2020/04/01
2020/04/02〜2020/04/06
・サンプル数
1128人(554+574)
・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職エージェントを利用したことがある人
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アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。
さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。