ビジネスパーソンインタビュー
寺田さん密着企画、ついに最終回!
ホリエモン推薦・寺田有希が半年間のプログラミングチャレンジを完遂! 最後に開発したアプリの評価は…!?
新R25編集部
堀江貴文さんの推薦により、ホリエモンチャンネルMCの寺田有希さんにプログラミングスクール「テックキャンプ」を半年にわたって受講してもらうという大型連載企画。
今年4月にはじまってから半年…ついにすべてのカリキュラムを終了し、テックキャンプを卒業した寺田さん。
今回は長きにわたるチャレンジの成果を、発起人の堀江さん相手にプレゼンしていただきます。
中間報告ではダメ出しを連発していた堀江さんですが、果たして最終回の評価は…!?
緊張のプレゼン、いよいよスタートです!
オリジナルアプリをゼロから制作。寺田さんが半年間の成果をプレゼン
寺田さん
テックキャンプ夜間99期生・寺田有希です。よろしくお願いします!
テックキャンプでは、カリキュラムの最後に成果物のプレゼンをおこなうそう。今日は寺田さんが実際の最終発表で使った資料をお持ちいただきました
寺田さん
今回作ったのはオリジナル大喜利アプリ「よみがえる」です。
コンセプトは“写真フォルダの肥やしを楽しく供養”。SNSにも投稿できず、日の目を浴びない写真たちが“よみがえる”アプリを作ってみました。
堀江さん
ふーん…
テンション低めな反応ですが、寺田さんに「大喜利アプリを作れば?」と助言したのは堀江さんですからね
寺田さん
そして、実際のアプリ画面がこちら!
堀江さん
なにこの背景…鳥獣戯画?
あの「日本最古の漫画」とも呼ばれる鳥獣戯画…ではございません。しかし独特の世界観です
寺田さん
背景は気にしないでください(笑)。
ユーザー登録をすると「お題を投稿」機能を使えるようになります。
好きな写真をアップロードして、大喜利のお題とカテゴリーを入力。「投稿」を押すと、お題一覧に表示されます。
寺田さん
つぎは「お題一覧」。好きなお題を選んでボケを投稿できます。
ここにボケを入れるんですが、今はとりあえず仮で…
「ボケが思いつかんかった」
堀江さん
いやいや! そこはちゃんと考えてボケてよ。
寺田さん
え? どうしよう…えーっと…「じつは食品サンプル」とか。
堀江さん
…おもしろくねぇなぁ。
寺田さん
いいの!! 次行きますよ!!
プログラミングと全然関係ないところでダメ出しされる寺田さん
寺田さん
でも、この「ボケ投稿機能」の実装にけっこう苦労したんですよ。
瞬時にボケを投稿できるようにするために「Action Cable*」というフレームワークを使ってみたんですが、CSSをうまく適応できなくて…まだ実装途中です。
*Action Cable…投稿や更新のリアルタイム性やチャット機能の実装の際に用いられるライブラリ
寺田さん
あとは、自分が投稿したお題やコメントに対して、自分が(ログインして)見ているときだけ削除ボタンを表示するような実装をしています。
堀江さん
あっ、ちょっと待って。
何かに気づいた堀江さん
堀江さん
この「ランキング」のスペル間違ってない?
「RUNKKING」
堀江さん
これじゃ“走る王様”じゃん!ハハハハ!
今日イチの笑顔がこんなところで飛び出してしまいました
寺田さん
恥ずかしい…
がんばれ寺田さん
寺田さん
そのランキング機能はまだ実装途中で、本当はコメントに「いいね」を押せるようにして、それをもとにランキングを表示したかったんです。
堀江さん
はいはい。
寺田さん
他にも今のスキルではうまく実装できなかったり、時間が足りなかったりして実現できなかったことがたくさんあります。もう少し粘って、最後まで実装できるようにがんばります。
…以上で最終発表を終わりたいと思います。ありがとうございました!
オリジナルアプリの制作にかけた時間は「1カ月足らず」だそう。レギュラーのお仕事もあるなかここまで…! 本当にお疲れ様でした!! ここからは堀江さんに講評をいただきます
プログラミングで学べるのは、スキルじゃなくて“生き方”そのもの
ーー(編集部)寺田さんのプレゼンを聞いて、いかがでしたか?
堀江さん
うーん…まずデザインがさぁ…20年ぐらい前のネタサイトみたい。
ド直球で傷つく指摘をかましてくる堀江さん
堀江さん
あと、こういうプレゼンするときって、アプリに最初から仕込みのネタを入れておくもんなんだよ。
寺田さんはせっかくオンラインサロンもやってるんだから、メンバーに頼んでいっぱい投稿してもらえばよかったのに。
「そしたら盛り上がってるサイトっぽく見えるじゃん!」
寺田さん
そうか…そういうことも大事なのか(泣)。
堀江さん
あと、スマホ最適化もしてないでしょ?
寺田さん
そうですね。今はスマホで表示しても崩れちゃいますね。
堀江さん
本当はそういうところにもっと時間をかけなきゃダメだよね。
ただ、プログラミングで学べるのってそういうスキルだけじゃないから。
寺田さんがプログラミングをやって一番よかったのは、「問題解決能力」の大切さに気づいたことじゃない?
堀江さん
寺田さんさぁ、はじめは教わったこと全部手で書いて、必死に暗記しようとしてたでしょ?
チャレンジから3カ月経ったタイミングで、堀江さんに近況を伝えた際に発覚した出来事。累計80枚以上(!)のメモを書いて覚えようとしていた寺田さんに、堀江さんから痛恨のダメ出しが…
寺田さん
“手書き問題”については…私も今になって「あれ、いらんかったな」って思ってます(笑)。必要なタイミングもあるけど、「記憶のための板書」はいらなかったなって。
堀江さん
あれこそが、日本の教育の弊害ですよ。
昔は調べること自体に手間がかかったけど、今はスマホで一瞬で調べられるわけだから。
暗記に労力を使うよりも、「課題をどう解決すればいいのか」を考える訓練のほうに時間を使うべきなんだよ。
堀江さん
「何か問題が起きたときに、僕たちはどう対応すべきなのか」って考える力は、プログラミングに限らず広く応用できるんで。
たとえば新型コロナウイルスにしても、僕らが学校で暗記したなかに「ウイルスの知識」なんてほとんどないわけじゃん。
寺田さん
たしかに。
堀江さん
そこで「ウイルスについて何も知らないから何もできない」って言ってちゃ、何も前に進まない。
ウイルスの研究はすごい進んでるんだから、自分で積極的に情報を調べて、そのうえで何をすべきか?を常に自分の頭で考えていくしかないんですよ、これからの時代は。
寺田さん
私もそれをすごく実感しました。たとえばエラーが出て、解決方法を調べるじゃないですか。
でも、3年前とか5年前の記事を見たところで、その知識は使えなかったりするんですよね。そもそも今とは開発環境も違うから。
寺田さん
調べたうえで情報を取捨選択して、自分のやりかたで答えを出しにいく。
調べた記事では「2+3」で「5」という答えを出してたとしても、私は「1+4」で出してもいいわけで。
暗記で解決できるような、絶対的な正解があるわけじゃないんですよね。
堀江さん
そうそう、世の中には正解がいくつもあるんですよ。
正解に近づきさえすれば、別に何をやったっていいから。
堀江さん
だから、プログラミングで学べるのは、“生き方”そのものなんだよね。
寺田さんもたぶんハタチぐらいのころは、歌や芝居で成功するためには「大きな事務所に所属して、テレビに出て...」みたいなアプローチしかないと思ってたわけでしょ?
寺田さん
はい(苦笑)。
堀江さん
だけどビジネスの世界でそれなりに成功してから「じつは私、歌も芝居もできるんです」って言ったほうが価値が高かったわけじゃん。
寺田さん
まさにそうですね。
堀江さん
ちなみに僕も今、ピアノを習ってるんですけど。
なにそれ見たい
堀江さん
僕がそれなりに両手を別々に動かしてるだけで、まわりは「うおお...」ってなるわけ。
でも、音大生とかが同じことをやっても何も評価されない。同じことをやっても、全然価値が違うんですよ。
寺田さん
音大に行くしかピアノで認められる道がないと思いがちだけど、「じつはもっと価値が上がるやりかたもあるよね」ということですよね。
堀江さん
そう。僕が「中学校のころからプログラミングをやっててよかったな」と思うのは、そういうことに気づけたことですよ。
寺田さん
さっき「手書きはムダだった」って話をしましたけど、結果的にそれも大事なステップだったなと思ってて。
暗記偏重でとりあえず紙を手に取ったけど、最終的には「ああ、いらんかった」って気づくことができたので。
コードを書けるようになることだけじゃなくて、そういう思考回路の変化を味わうことがプログラミングを勉強するってことなのかなって、今はちょっと思ってます。
堀江さん
プログラミングっていうとみんな「スキル、スキル」って言うんだけど、それよりも大事なことがあるから。
プログラミングを学べば、人生が全体的にバージョンアップするんですよ。
だからまぁ、寺田さんも「やっと俺たちの世界に来たな」って感じですね。ガンダムで言うところのニュータイプに足を踏み入れたんじゃないですか?
寺田さん
私ガンダム全然わかんないんですけど…今のは褒められたってことでいいですか?(笑)
最後に少しだけ褒めてもらえて喜ぶ寺田さん
寺田さん、まさかの「テックキャンプもう一周したい」宣言
寺田さん
今回作ったアプリって、慣れてる人ならものの1時間くらいで仕上げちゃうくらいのものだと思うんですよ。
それでも私はまだまだ詰まることも多かったから悔しくて…ここで終わらず、もうちょっと続けて勉強していきたいです。
堀江さん
おぉ〜。いいじゃないですか。
寺田さん
テックキャンプって最近、卒業してから1年間は、カリキュラムを自由に復習できるようになったんですよ。
せっかくだから、もうー周しようかなって。
もうー周…!
寺田さん
改めて見ると「これ意外と重要だったな」とか、最初は気づけなかった発見があると思うんですよね。
あとは、テックキャンプで習ってないやりかたを調べて実装してみるっていうのも経験してみたいなって。
堀江さん
「よみがえる」をどんどんバージョンアップさせていくのがいいんじゃない?寺田さんが作ったってことで人気アプリになるかもしれないし(笑)。
ーー(編集部)寺田さんのプログラミングチャレンジはここで一旦終了になりますが…「よみがえる」が完成した際には、ぜひまた取材させてください(笑)。半年間、本当にお疲れさまでした!
堀江さん
お疲れさまでした〜。
寺田さん
本当に大変だったけど…なんだかんだ、楽しかったです!
ついに終わったぁ〜!!!!
半年前のチャレンジスタート時には「正直かなり不安です」と言っていた寺田さん。
最後の取材では、そんな寺田さんからまさかの「もう一周」宣言まで飛び出し…ずっと見守らせていただいた編集部一同はもはや泣きそうになってました。
寺田さん、半年間本当にお疲れさまでした。そしてここまで見守ってくださった読者のみなさん、応援ありがとうございました!
取材の最後に、テックキャンプさんからサプライズでお花を贈呈。感動的なフィナーレでした…(泣)
〈取材=宮内麻希(@haribo1126)/文=石川みく(@newfang298)/編集=渡辺将基(@mw19830720)/撮影=中澤真央(@_maonakazawa_)〉
寺田さんのテックキャンプ挑戦の様子はこちらから!
チャンネル寺田有希
寺田有希オフィシャルYouTubeチャンネルです! チャンネル登録宜しくお願いいたします!
寺田さんのYouTubeはこちらから!
寺田有希|STAGE|オンラインコミュニティ
https://static.wixstatic.com/media/cae70f_6eeb467e140c433b93e6d8445ce7
プログラミング学習の進捗も報告しているという、寺田さんのオンラインコミュニティ「STAGE」もチェック!
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