ビジネスパーソンインタビュー
森本千賀子著『本気の転職パーフェクトガイド』より
一発逆転もありえる!? 面接での「逆質問」のポイントを転職コンサルが伝授
新R25編集部
面接の最後に言われる「何か質問はありますか?」のひと言。
自分の思いは全部伝えきれていたら、「特にありません」と答えてしまいがちですが…カリスマ転職コンサルタントの森本千賀子さんによると、この「逆質問」も合否に関係している場合があるんだとか。
今回は森本さんの著書『本気の転職パーフェクトガイド』(新星出版社)より、相手に好印象を与えられる「逆質問」の攻略法についてご紹介します。
「面接に失敗してしまった…」と思っても、ここで挽回するチャンスがあるらしいです…!
「いい質問」ができれば一気に評価アップの可能性も
面接の最後には「質問はありますか?」と尋ねられます。
これは、応募者が疑問や不安を残していないかに配慮すると同時に、その会社への興味の強さ、入社意欲の高さを再確認する意図が含まれています。
ですから、「特にありません」では、興味や意欲が低いのではないかと疑われてしまいます。
逆に、ここで「おっ」と思わせる質問ができれば評価アップにつながり、「一発逆転」もあり得るでしょう。
「うちの会社をちゃんと研究し、理解しているな」と感心させることができるばかりか、「ビジネスシーンでも、相手の課題やニーズを探り、引き出すことができる人」という期待が持たれます。
「最後のアピールチャンス」として活用してください。
それに面接はあなた自身が企業への理解を深める場でもあります。
自分にとって本当に入社する価値がある会社なのか、質問を投げ掛けることによって見極めましょう。
「相手が誰か」によって質問内容を変えるべし
その場になって慌てないように、質問の内容は事前に準備しておくほうが安心です。
なお質問するにあたっては、次の点に注意してください。
「質問すべき相手」を間違えない
くれぐれも役員や社長を相手に、「細かな人事制度」や「仕事の進め方」などを聞かないように!
人事制度については人事担当者に、仕事内容や職場環境については現場担当者に、経営戦路や将来ビジョンにまつわることは経営者に…といったように、相手の立場をふまえて質問を選んでください。
待遇についての質問は避ける
待遇面も気になるのは分かりますが、この場面で聞くのは避けるべき。
「家賃補助はありますか?」なんて質問では、「この人は仕事についてではなく、そんなことばかり気にしているのか」とガッカリされてしまいます。
より具体的な仕事内容や役割の範囲など、担当する予定の業務について一歩踏み込んだ質問をするのがベストです。
質問の仕方の一例
Q. 御社はさまざまな部門が連携してプロジェクトにあたることが多いと伺いました。部署同士、スタッフ同士の意見交換や情報共有は、どんな形で行われているのでしょうか?
Q. 競合であるA社は近々○○分野にも進出するようですが、御社では〇〇分野、またはそれ以外への展開は考えていらっしゃるのでしょうか。
Q. この商品は、現在は○○と△△のみで販売されていますが、将来的に販売チャネルや販売方法を広げていく計画はあるのでしょうか?(※自己アピールを付けえるのも◎→例えば「私は□□の販売ルートの開拓も手掛けたことがあるので、その経験を生かすチャンスがあればと思い伺います」など)
『本気の転職パーフェクトガイド』Point
・入社後、自分が働くシーンをより具体的にイメージできるような質問をする
・その会社の仕事に、長期的視点で取り組んでいく意思を感じさせる質問をする
意識するべきNG質問
・会社のウェブサイトやIR資料を見ればすぐに分かるような質問
・抽象的な質問、漠然とした質問
(例:「今後の経営ビジョンは?」「仕事は厳しいですか?」)
・研究熱心さをアピールしようとして、細かく突っ込みすぎる質問
(例:「御社の財務諸表のこの数字は~」)
・「お悩み相談室」のような質問
(例:「私はこういう性格ですが、うまくやっていけるでしょうか」)
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新卒で入った会社にずっといることが当たり前じゃなくなった今、転職に対してのハードルは下がっています。
ただ、転職を決意しても、何をどのように始めるのが正解なのかわからない人も多いでしょう。
カリスマ転職コンサルタント・森本さんの『本気の転職パーフェクトガイド』では、自分のキャリアを紐解く「自己分析シート」や、「落ちない履歴書のつくり方」「勝ち残る職務経歴書」などを細かく説明してくれています。
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