ビジネスパーソンインタビュー
自分の視野は「世の中の0.001%」と自覚せよ。ビジネスチャンスを掴む4つの習慣

光本勇介著『実験思考』より

自分の視野は「世の中の0.001%」と自覚せよ。ビジネスチャンスを掴む4つの習慣

新R25編集部

連載

変化の時代にこの一冊

2020/05/09

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外出自粛期間が続き、ほとんどの時間を自宅ですごすようになりました。

家から出られないストレスもありますが、移動時間などがなくなったことで自分のために使える時間が増えているのも事実。

そこで、新R25が立ち上げる新連載「変化の時代にこの一冊」では、これまで多くの本に触れてきたビジネスインフルエンサーたちが「社会が大きく変化している今だからこそ読むべき一冊」をセレクト。

その内容の一部を抜粋して、自宅にいながらも気軽に読書体験ができる記事をお届けします。

もし興味のある本に出会ったら、ぜひ購入してこの機会にじっくり読んでみてください。

今回紹介するのは、『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』や『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』などの数々のベストセラー本を手がける編集者・竹村俊助さんが選んだ『実験思考 世の中、すべては実験』。

目の前のアイテムを一瞬で現金に変えるアプリ「CASH」をはじめ、次から次へと常識破りのビジネスを立ち上げる天才起業家・光本勇介さんの著書です。

推薦者の竹村さんからは、以下のコメントが寄せられています。

この本を読むと、毎日の景色が一変します。

人生とは「実験」である。そう思えるようになるので毎日がめっちゃ楽しくなるんです。

もし「失敗」しても、それは「失敗」じゃなくなる

コロナによってさらに不確実性が高まったこの世界で嬉々として実験ができる人はやっぱり強い。

みんなガンガン「実験」していきましょう!

編集者・竹村俊助さんより

“実験思考”によって一体何が得られるのか

新しいアイデアの生み出し方や、未来の予想まで、困難な状況を打破するヒントをご紹介します。

アイデアを生む習慣①全力で普通の生活をする

全力で「普通の生活」をしていると、世の中は不便なことだらけだと気づきます。

「これ、こうなったらもっと便利なのに」

「こうしたほうがいいのに」

「なんでこんなふうになってるんだろう」

など、1日過ごすだけで思うことがいっぱいある。

そのたびに「ぼくだったらこうするな」とメモに書いていくのです。

寝る前には1日を振り返ってみて、「ああそういえば、あそこ不便だったな」といったことを思い出すようにしています。

大きな視点で考える。普通の人の生活を、もう一人の自分が眺めている感覚です。

多くの人があたりまえに受け入れていることも、一歩引いて見てみるとおかしいことはたくさんあります。

たとえば、病院にも「不便」はたくさん転がっています。

昨年、セグウェイに乗って遊んでいたら転倒して鎖骨を折ってしまい、夜中に救急病院に行きました。

すると、夜中なのにものすごく人がいるわけです。 最初に行った病院には人がいっぱいいすぎて、「別の病院に行け」と言われました。

いくつかの電話番号が書かれたメモを渡されて、「この時間に救急で行ける整形外科が書いてあるから、ここに電話してください」ということでした。

ぼくは近い病院から順に電話していったのですが、ひとつめの病院はいっぱいで断られ、2つめの病院もダメ。

結局、3つめの病院にやっと行けたのです。骨折で痛くて死にそうなときに、その作業だけで40分くらいかかった。

しかも、3つめの病院でもすごく待ちました。

別に人間は、平日の昼間だけケガをしたり、病気になったりするわけではありません。 それなのに、病院は平日の昼間しか開いていないところがほとんどです。

ぼくは「なんで病院の診察日は、みんな揃いも揃って月曜から金曜までなのだろう?」と思いました。

たとえば、日曜から木曜までやっている病院があったっていい。

ぼくがもし病院をやるなら、深夜と土日に開いている病院を考えます。

もし自分がやるなら、どういうビジネスにするか」はつねに考えています。

週末専門の病院を作りたい」というのは一例ですが、こういった感じで普通に生活していて不満に思うことをメモしておくのです。

見渡してみると、世の中にはそういうことがたくさん転がっています。 すぐに病院が作れなくても、そのアイデアさえあればまったく違うサービスに応用できます。

他のみんなが動いていないときに動く」というのは、何かのキャンペーンに応用できるかもしれません。

ビジネスチャンスは、デスクで頭をひねっていれば出てくるわけではありません。

全力で普通の生活をする。そこで、ふと気付いたことのなかにヒントがあるはずです。

アイデアを生む習慣②インターネットから離れる

ぼくは「ネットから離れる」ことを意識しています。

インターネットは大好きだし、インターネット依存症なので、つねにネットにつながっていないと不安なのですが、だからこそ「インターネットのなかの人」としては生きないようにしています

インターネットは好きですが、「ブロックチェーンがどうこう」というような「インターネット的な発想」だけにはなりたくないのです。

広いパイを取れるような新しいサービスは、インターネット村のなかだけを見ていたら思いつきません。

ぼくは「to C向け」の事業が好きですし、つねに「マスのサービス」を作りたいと思っています。

ぼくの会社の人たちやインターネット業界など、この界隈の人たちはリテラシーが高すぎるのです。

頭もいいし、所得も平均と比べると高すぎる。

ツイッターでフォローしている人たちも、小難しいことを考える、頭がいい人ばっかりです。だから「それが世の中だ」とつい思ってしまう

ちゃんと「いま見ているのは世の中の0.001%なんだ」と意識しないと、その他の99%以上の人たち向けのサービスが作れないのです。

アイデアを生む習慣③人の「いいね」も「悪いね」も信じない

ちなみにぼくは人に相談をしません。

「人に相談しない」というのは「自分の感覚を大切にしている」ということです。人に相談すると、自分の考えがブレてしまう。それがイヤなのです。

自分が世の中と接して気づいたことをもとに立てた「仮説」を試して、合っているかどうかの答え合わせがしたい。だから相談して何かをやるのは時間の無駄です。

CASHをやるときも誰にも相談しませんでした。モック(試作品)を作ってくれる人だけにイメージを伝えました。

最初は2人くらいから始めたわけです。

また、モックを見せるなどするとだいたいみんな「いいね」と言うのですが、それも 信じません。「いいね」も「悪いね」も信じない。

「悪いね」と思っていても、「いいね」と言う人も多いのです。

「世の中の反応」が唯一の答えです。

そこで自分の考えていた構想と世の中が見事に化学反応を起こすのが快感であり楽しみなのです。

サービスをローンチする(立ち上げる)ということは、その構想を世の中にバーンとぶっ込んでみること。すると絶対に化学反応が起きます。

その化学反応を見るのが、いちばんの楽しみなのです。

アイデアを生む習慣④脳内をフラットな状態にする

いちばんアイデアが出るのは「シャワーを浴びているとき」か「運動をしているとき」です。

「シャワーと運動を交互にしている」と言うと「アスリートじゃん」とツッコまれますが、本当なのです。

毎日、午前中は運動をしています。前の日にお酒を飲みすぎたときは運動できないこともありますが、だいたいは家のランニングマシーンで走っています。

筋トレではなく、有酸素運動です。音楽を聴きながら、1日1~2時間、週5~6日は走っています。

僕は運動が好きなわけではありません。むしろ嫌いです。

なぜ運動をするかというと、脳内を「フラットな状態」にしたいからです。

つねにスマホやパソコンとにらめっこしていると思考が行き詰まってしまいます。よって体を動かすことで、あえて「考えない」状況を作り出しているのです。

この時代をどう面白がる?「実験思考」を身につけよう!

ぼくはただ、見たことのない景色を見たいのです」。

これは、本の「はじめに」に書かれている光本さんの言葉です。

深刻な空気に覆われながら、めまぐるしく変わっていく世の中の状況に戸惑いを感じている人、落ち込んでいる人、感じ方は人それぞれでしょう。

でも、そんな不安な時代だからこそ、あえて正体の見えない不安でさえも面白がれる「実験思考」を身に着けておけば、この先どんな思いがけない逆境に陥ろうとも、折れることなく前向きに人生を歩んでいけるはず。

家で過ごす時間が増える今、思いがけないアイデアを生み出す思考法を身に着けてみてはいかがでしょうか。

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