ビジネスパーソンインタビュー

一時退避的な転職は一番ダメ。転職相談所がおすすめする転職の失敗を防ぐ考え方

『20代の転職成功者は何から始めたのか?』より

一時退避的な転職は一番ダメ。転職相談所がおすすめする転職の失敗を防ぐ考え方

新R25編集部

2019/10/26

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初めての転職活動を行う若者のために、輝ける30代に向けた選択をサポートしている「20代の転職相談所(運営:ブラッシュアップ・ジャパン株式会社)」。

東京・大阪・名古屋・横浜と全国に4拠点を構え、転職相談に訪れる人たちへ企業の紹介から、選考対策までを一貫しておこなっています。

のべ20万人が利用(2019年時点)する「20代の転職相談所」の特徴は、若い力を求める企業に足を運び、職場環境や社風などを詳しく取材したうえで、20代に特化した転職サポートを提供しているところ。

書籍『20代の転職成功者は何から始めたのか?』には、「20代の転職相談所」が培ってきた転職活動のノウハウや、初めての転職に向けた心構えが詰まっています。

今回は同書より、転職の失敗を防ぐ考え方をご紹介します。

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転職の目的は「未来の選択肢」を増やすこと、と捉えよう

社会人を経験したみなさんはもう理解されていると思いますが「内定獲得はゴールではない」のです。

内定をもらうこと、そして就職することは、これからの人生を社会人として歩み始めるスタート地点にすぎません。

転職でも、内定のもっと先にゴールを設定しておかないと働き始めた後に走る道を見失ってしまうでしょう。

転職成功の基準って、一体なんだと思いますか?

それは、「自分がのぞむ人生へとつながっている」ということではないでしょうか。

良いか悪いかは別として、わかりやすいたとえをすると「30歳までにしっかり力をつけて、将来は起業して社長になって大金持ちになる」と思っている人が、業務内容はルーチンが多く、離職、起業なんてとんでもない、というような会社に入ってしまったら、いくら会社が有名で待遇が良くてもまったく意味がないわけです。

それよりも、仕事はハードな面もあるけれど、社長の近くで経営を教えてもらいながら日々仕事ができる環境や、周りにも起業意識を持った人が多い会社に入ることが、その人にとっては「夢につながっている」という実感につながるのかもしれません。

一番避けたいのは、「とりあえずいまの環境から抜け出したい」という一時退避的な転職

さしたる動機のない転職であれば、近い将来いずれまた転職を繰り返すことになるでしょう。

ただ、「目的」(ここでは夢と言い換えたほうがわかりやすいかもしれません)は、みなさんコロコロ変わるものじゃありませんか?

特に10代や20代では、目指す将来像というものが、新しい人との出会いや、知らなかった世界を見ることで、大きく変わることが珍しくありません。

そう考えると、20代の転職に取り組む人が目指すべき「目的」とは、自分自身の目指す目的・夢が、今後どのようにバージョンアップしたとしても対応できるような力をつけておくことだと言えないでしょうか。

そこで未来の選択肢」を増やすことこそが、20代の転職の目的であると考えてみてはどうでしょう。

願望を洗い出し、中長期的な願望の実現を目指そう

「未来のためにとは言っても、何からどう頑張ればいいの?」と思う人もいることでしょう。

ここでは、みなさんが学生の時に憧れていたような「カッコいい」社会人になるための目標の立て方や整理の仕方を説明していきます。

まずは、未来に対するあなたの願望を「短期的な願望」「中長期的な願望」に整理してみましょう。

整理したうえで、短期的な願望と中長期的な願望、両方の条件を満たす転職先を探したとします。しかし、このような両方の願望を満たす転職先はありません。

みなさんはどちらを優先しますか?

ここで短期的な願望を選択した人は、残念ながら30代で「こんなはずではなかった」と後悔することになりかねません。

両方とも満たせる転職先を探すという選択肢はありますが、持って産まれた才能でもない限り、短期的な願望を叶えながら中長期的な願望が実現されることはありません。

「練習やトレーニングはなるべく軽めで、将来は金メダリストになりたい」と言っているようなものです。

くどいようですが、やはり、20代では迷わずに「短期的な願望」ではなく「中長期的な願望」を優先してほしいと思います。

そして、未来の選択肢が最大限広がるように仕事に取り組んでほしいと思うのです。

会社のために頑張るというよりも自分の未来のために頑張る。それがひいては、会社のため、社会のためになっていくのです。

未来の自分のあるべき姿をイメージできない人は、往々にして「会社のために働かされている」と感じがちです。だから、不平不満を口にして愚痴っぽくなってしまうのです。

未来の願望を整理して間違いのない選択をすれば、会社のためにというよりも「未来の自分」のために頑張ることができるのです。

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自分の夢が不明確なら「誰かの語る夢」に乗っかったっていい

「仕事のやりがいを感じるために、人生における夢や目的を明確にすること」

これは、「わかっちゃいるけど、コレだ!というものが見つからない」という人が多いかもしれません。

でも、ご安心ください。夢や目的が不明確だからといって、納得のいく転職ができないかというとそうではありません。

というのも、「誰かの語る夢」に、思いっ切り乗っかってみるという方法があるからです。

新卒時の会社説明会で、バイタリティあふれる社長が登壇し、熱い夢を語るのを聞いたことはありませんか。

起業したいきさつや、社会に対する問題提起に触れ、感動したり心をつかまれたという経験が、みなさんも一度や二度はあるのではないでしょうか?

誤解を恐れずに言えば、20代のうちは目指すものが自分オリジナルのものでなくてもいいと思うのです。

逆に、自分の夢だけで走れる、そんな人のほうが少ないかもしれません。

誰かが語るビジョンを聞いて熱い想いが沸き上がってきて、それに乗っかる形で走り出す、そんな形でも十分です。

その後、社会人としてのスキルや経験を身につけていく中で、自分のオリジナルな夢やビジョンを見つけていけばいいのです。

本気になれるものなら、最初は受け売りだっていいじゃありませんか。

初めて転職活動をする前に読んでおきたい一冊

『20代の転職成功者は何から始めたのか?』には、初めての転職に向けた心構え以外にも、転職活動の進め方や企業選びのポイントといった、転職希望者にとって役立つ情報がたくさん載っています。

転職活動は、就活とは異なる部分があります。初めての転職を考えている方なら、こちらの書籍を読んでおいて損はないでしょう。

20代に特化した国内最大規模の転職相談所「20代の転職相談所」

ブラッシュアップ・ジャパン株式会社が運営する「20代の転職相談所」は、20代に特化した国内最大規模の転職相談所。東京、大阪、名古屋、横浜に拠点を持っており、これまで延べ20万人が利用、転職・就職決定者の実績は1万人以上を誇ります。

2001年の設立以来、若年層の雇用のミスマッチ解消に取り組んでおり、テレビ東京『ガイアの夜明け』やNHKニュース、日経新聞、その他メディアにも度々その支援活動が取り上げられています。

相談所の所長・秋庭洋さんの著書に『既卒・フリーターの就職 一発逆転の法則』(KADOKAWA)『既卒なんてこわくない!』(飛鳥新社)などがあります。

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