ビジネスパーソンインタビュー
実は保険も自動加入で安心!
レンタカーの半額以下!? でも安さだけじゃない「個人間カーシェアリング」の魅力
新R25編集部
低価格志向が広まり、なんでも安く手に入るのが当たり前の世の中になってきた。でも、何気なく手に取るその商品のウラ側には、“安かろう悪かろう”ではない知られざる企業努力があるのだ。
都心に住んでいると「車はなくても問題ない」と思うR25世代も少なくないだろう。しかし「1日たった5000円から人気の車が借りられるサービスがある」と聞いたら、ちょっと興味が湧くのでは?
そんなおトクなサービスを提供しているのは、株式会社ディー・エヌ・エーが運営する「Anyca(エニカ)」だ。
個人の“お小遣い稼ぎ”だからレンタカーより圧倒的に安い。プリウスは1日13000円→5000円に!
(画像はApp Storeのスクリーンショット)
「エニカが提供しているのは、『個人間カーシェアリング』というサービス。この仕組みがレンタカーと比べても圧倒的に安く車が借りられる理由です」
そう語るのは、同社オートモーティブ事業部の馬場光さん。
「個人間カーシェアリングとは、車を所有する一般の方(=オーナー)が、車を借りたいドライバーに愛車をシェアする仕組みのこと。エニカは両者のマッチングを支援しています」
一般の人が車をシェアするC to Cのビジネスモデルという点では、日本でも使われつつある民泊予約サイト「Airbnb」と似たようなイメージだ。車にまでこのビジネスが展開されているのは知らなかった。
「普通のレンタカーサービスだと、運営する企業が車を購入し、駐車場を借り、維持費を支払い続けます。そのため、利益を出すには『ここだけは譲れない』という最低価格のラインがある。一方のエニカは、個人の所有する遊休資産(ここでは使用されていない時間がある個人の車を指す)を運用するから、むやみに利益を求めなくてもいい。オーナーの裁量で下限を気にせず価格設定できます」
たとえば大手レンタカーサービスでは人気のエコカー「プリウス」を1日借りると約13000円のところ、エニカだと5000〜6000円から借りられる(後述の保険料を含む)。レンタカーの半額以下なので心配になるかもしれないが、一般の人のお小遣い稼ぎだとすれば、いくら安くてもダマされているわけではないということはわかるだろう。
憧れの高級車からユニークな車種まで、レンタカーでは借りられない車がたくさん見つかる
さまざまな人が利用している個人間カーシェアリングのもう1つの魅力は、圧倒的な車種のバリエーション! 新車なら1000万円近くする「カイエン」が6000円〜、あの木村拓哉も愛用する高級車「ハマー H2」が18000円〜など、一度は乗ってみたい高級車も(もちろん安く)利用できるのだ。
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ちょっと探してみると、パンダの顔を持つ「パンダハイエース」なんて車も発見。友だちと一緒に使って、思いっきり注目を浴びてみるのも楽しいかも?
自動車保険に自動加入し、オーナーの評価も見える化。個人間取引の不安を解消
(画像はエニカ公式サイトのスクリーンショット)
ただ、見ず知らずの人から車を借りるとなると不安要素も多い。
やはりまずコワイのは万が一の事故だが、エニカは東京海上日動の「1日自動車保険」にドライバーが自動加入するシステムになっている。1人で運転する場合には1,800円/日の保険料がかかるが、この金額をあわせてもまだまだ安い。
ちなみに、このプランでは対人賠償責任保険(ケガをさせたとき)や対物賠償責任保険(財物を破損させたとき)の保険金は無制限に支払われる。借りた車を破損させてしまった場合は10万円まで自己負担で、最大300万円までサポートしてくれるという補償内容だ。
また、オーナーとドライバーには相互レビューの機能があるという点も安心。借りる前に「車がとてもきれいでした」「オーナーの対応が親切でした」といった評価や実績を確認でき、それ以外でも気になったことはチャットで直接オーナーに聞くことも可能。
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まだ認知度はそれほど高くない個人間カーシェアリングだが、「安さ」と「安心」がセットになった魅力的なサービスだということがわかった。恋人や友だちと遠出をするときに使ってみたら、車選びから楽しめそうだ!
〈取材・文=佐藤宇紘/協力=柚木ヒトシ〉
取材協力/参照資料

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