ほかのサイトと何が違うの?

「typeの評判」の真偽を“転職のプロ” が判定。エンジニアの転職に強いってホント?

キャリア
年々市場価値が高まっている代表的な職種といえば「ITエンジニア」。

すでに専門的なスキルを持っている人はもちろん、「新しい技術が身につけられる職に就きたい」と、エンジニア関連の転職に興味を持っている人もいるのでは?

そんな人に向いていそうなのが、“エンジニアの転職に強い” とウワサの転職サイト「type」。でもネット上の口コミを読んでも、何が正しい情報か判断できませんよね。

こで、大小300社の中途採用支援や、8000人のキャリアカウンセリングの経験を持つ“転職のプロ”三嶋弘哉さんを直撃。

エンジニア向けの転職フェアがあるってホント?」「転職エージェントの違いは?」など、typeにまつわる疑問を聞いてきました。
【三嶋弘哉(みしま・ひろや)】新卒で株式会社キャリアデザインセンターに入社。転職エージェント部門のコンサルタントとして、大小300社の中途採用支援及び、中途・新卒併せて8000人のキャリアカウンセリングを経験。2019年1月からはHRTech領域の新規事業企画に従事。現在は独立し、フリーランスとして事業成長支援を行う
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(画像は公式サイトのスクリーンショット)
運営会社:株式会社キャリアデザインセンター

求人数:2275件
※2020年3月4日時点の公式サイトより

対応エリア:全国

特徴:旧名は「@type(2018年に名称変更)」。会員数は約300万人(公式サイト参照)。エンジニア経験のあるユーザーが多く、求人の種類もIT・通信・Webエンジニアが約半数を占めています。女性の転職に特化した、「女の転職type」という姉妹サイトも。
三嶋さん

三嶋さん

typeはサイトコンセプトを「ひとつ上を目指す人のキャリア転職サイト」とうたっており、ユーザーの年齢層は幅広いですが、公式サイトによると20〜30代が約65%となっています。

ほぼ首都圏に特化していることもあり、「リクナビNEXT」や「doda」などの大手サイトと比べると求人数は少ないですが、「エンジニア関連の求人案件が豊富」と定評のあるサイトです。

公式サイトの職種別内訳を見ると、特に「IT・通信・Webエンジニア」の求人案件が多いですね。

幅広い職種の求人をバランスよく扱っているわけではないですが、技術職に興味のある人にとっては有効的な転職サイトです。
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ここからは、編集部が調査した「typeの評判」の真偽を三嶋さんに判定していただきます。

いい評判から悪い評判まで、さまざまなウワサがはびこっているようですが…その真相はいかに?

typeの評判①「エンジニアの転職に強い」ってホント?

森

三嶋さんのおっしゃる通り、typeは「エンジニアの転職に強い」と評判のようです。
三嶋さん

三嶋さん

はい。typeの運営会社であるキャリアデザインセンターは、サイト設立前から「エンジニアtype」という情報誌を発行していたこともあり、昔からエンジニア職に強い人材会社として知られています

typeには常時1000件前後のエンジニア関連の求人案件が掲載されていて、サイト全体の約半数を占めているんです。
森

それだけ特化しているなら、「エンジニアの転職に強い」という評判もうなずけます!
三嶋さん

三嶋さん

掲載企業側にも「エンジニアを採用するならtype」と知られていて、よりエンジニア関連の求人案件が集まりやすい傾向にあるようです。
森

とはいえ一口にエンジニアといっても、いろいろな仕事がありますよね。それだけ求人数が多いと、自分に合った仕事を探しづらいんじゃないですか?
三嶋さん

三嶋さん

いや、そこも工夫されていますよ。

typeの検索画面で見られる「IT・通信・Webエンジニア」関連の職種は27種類

ほかと比べてみると、dodaが13種類、リクナビNEXTが11種類ですので、業務内容に応じてかなり細分化されていると言えます。
(画像は公式サイトのスクリーンショット)
三嶋さん

三嶋さん

さらに、 JavaやC言語といった「言語・スキル」で絞り込んで求人案件を検索できるので、希望に合った仕事を探しやすいはずです。
森

おー、特化しているだけありますね。
三嶋さん

三嶋さん

あとは「エンジニア転職フェア」も見逃せません。これは、エンジニア採用に特化した日本最大級の合同企業説明会。

出展企業の社員と話せるだけでなく、座談会や転職ノウハウを解説するセミナーもおこなわれており、公式サイトによるとエンジニア志望の求職者が1日に平均で1000人以上集まっています
(画像は公式サイトのスクリーンショット)
森

オフラインのイベントがあるのはいいですね。ちなみに、ほかにもエンジニアに強い転職サイトってあるんでしょうか?
三嶋さん

三嶋さん

ポジションとしては「Green」や「Wantedly」が近いと思います。

ただ、GreenやWantedlyには、Webサイトなどをつくるプログラマーの求人案件が多いのに対し、typeは設計部分を含めシステム開発をするSIerなどシステムエンジニア(SE)ITコンサルティングファームなどの求人案件が多い印象です。

自身の経験や希望に合わせて、使い分けましょう。

typeの評判②「記事コンテンツが充実している」ってホント?

森

typeには「記事コンテンツが充実している」という評判もあるようです。
三嶋さん

三嶋さん

そうですね。先ほどお話しした「エンジニアtype」のWeb版をはじめ、「20's type」や「Woman type」といった、読み物に特化した姉妹サイトがたくさんあります。
画像は公式サイトのスクリーンショット
森

あ、見たことあります! でも、インタビュー記事が掲載されているサイトはほかにもたくさんありますよね…?
三嶋さん

三嶋さん

ほかの転職サイトは、記事自体が求人広告になっていたり、企業の雰囲気を伝えるものだったりと、求人案件に紐づいたものが多いんです。

対してtypeで扱われているのは、「業界の最前線で活躍するコツ」や「自分らしい働き方」などキャリア観を醸成するようなテーマ。

誰でも読み物として楽しめるうえに、自分のキャリアを見つめ直すきっかけにもなります。
森

なるほど。将来的に転職を考えている人なんかにも役立ちそうです!

typeの評判③「首都圏以外での転職活動には使いにくい」ってホント?

森

首都圏以外での転職活動には使いにくい」という評判も耳にしましたが、どうなんでしょう…?
三嶋さん

三嶋さん

たしかに、そこは弱みかもしれません…。typeは全国の求人案件を掲載しているものの、圧倒的に首都圏に集中しています
全体の求人数が約2300件に対し、首都圏の求人が約2100件と大半を占めています(画像は公式サイトのスクリーンショット)
森

そうなんですね…。イベントはどうでしょう?
三嶋さん

三嶋さん

「エンジニア転職フェア」の開催地は東京のみとなっています。

姉妹サイトの「女の転職type」が主催で、女性向けとしては最大規模のイベントもおこなっているのですが、こちらも開催地は東京限定。
森

なるほど。イベントも東京に特化してるんですね…!
三嶋さん

三嶋さん

はい。内容は魅力的なのですが、首都圏に住んでいる方でないと、なかなか参加しにくいのが実情ですね。

typeの評判④「スカウト機能のマッチング精度が低い」ってホント?

森

typeには、企業の担当者が転職希望者にオファーする「スカウト機能」があるんですよね。

この機能のマッチング精度が低いという口コミも見かけました。実際のところ、どうなんでしょう…?
三嶋さん

三嶋さん

typeに限らずどのサービスにも言えることですが、スカウトメールの精度には期待しすぎないほうがいいと思います。

企業側はたくさんの方に応募して欲しいので、少しでも条件が一致している転職希望者がいれば、メッセージが自動送信されることも多いです。
森

そうなんですか?
三嶋さん

三嶋さん

はい。「スカウトが来たから応募したのに一次選考で落とされた」なんてことも普通にあり得ます。
森

そんな! じゃあ転職希望者にはメリットがないということですか?
三嶋さん

三嶋さん

いえ、転職を始めたばかりの頃は、スカウト機能も役に立つと思いますよ。
森

どんな風に…?
三嶋さん

三嶋さん

意外な求人案件との出会いがあったりするんです。

スカウト機能を利用すれば、自分で検索しないような求人案件の紹介が目に入り、選択肢が広がります。

意外とその中に、“本当に自分に合う仕事”が混ざっていることもあるんですよ。まだ自己分析がきちんとできていない段階であれば、なおさらです。
森

なるほど。たまたま求人情報が目に入るおかげで視野が広がるのか…!
三嶋さん

三嶋さん

とはいえ偶然に任せるだけだともったいないので、AI機能を搭載した、仕事探しコンシェル「キャリボ」を利用するのもおすすめです。
(画像は公式サイトのスクリーンショット)
森

かわいい…! 勝手に仕事を探してくれるんですか?
三嶋さん

三嶋さん

キャリボから「転職活動で重視していること」や「最低限ほしい年収」などの簡単なヒアリングをされるので、それに答えるだけでOK。

ヒアリングした内容をもとに、毎日相性のいい求人案件を提案してくれるので、参考にしてみるといいでしょう。
森

へえ〜。検索の手間が省けて便利ですね! 
三嶋さん

三嶋さん

ただ、さらにパーソナライズされたアドバイスが欲しいなら、転職エージェントとの併用が一番おすすめです。

転職エージェントに登録すると、専任のアドバイザーが付いてくれます。たいていは求人している企業の内部事情までよく把握しているので、入社後のミスマッチがないようアドバイスをしてくれます。
森

転職エージェントといえば、typeにも姉妹サービスの「type転職エージェント」がありますよね。
三嶋さん

三嶋さん

そうですね。type転職エージェントも、typeと同じくエンジニアに強みがあるので、併用するといいと思います。

転職サイトも転職エージェントも各社それぞれ特徴があるので、複数のサイトとエージェントに登録し、使い分けていくのがベストでしょう。
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転職エージェントを探したい方はこちらもどうぞ。「type転職エージェント」についても解説しています
typeは、エンジニア関連の仕事を探している人や、首都圏で転職したい人にぴったりな転職サイトといえそうです。

IT・Web業界に興味があるなら、活用しない手はなさそう。転職エージェントも賢く活用して、転職活動の第一歩を踏み出してみては?

〈取材・文=森かおる(@orca_tweet1)/編集=石川みく(@newfang298)〉

転職サイト&エージェントについてもっと知りたい方はこちら

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