
相性のいいアドバイザー出会う5つの方法
転職エージェントで失敗しないアドバイザーの選び方。登録前に比較するのはムダ!?
企業とのマッチングから面接のセッティング、履歴書や職務経歴書の書き方までサポートしてくれるので、転職初心者にとっても心強い存在です。
とはいえ、二人三脚で転職活動をおこなう以上、転職エージェントの実力次第で成否が変わると言っても過言ではありません。
せっかくなら一番相性のいいサービスを選んで、満足のいく転職をしたいですよね。
そこで、人材業界のプロに取材を敢行。失敗しない転職エージェントの選び方を教えてもらいました。
今回、協力してくださったのはこちらの2名。
松本さん
小林さん
2013年から厚労省認定の講師として、人材紹介事業者に対する法定講習を2500社以上に対しおこなっています。
転職希望者や転職エージェント、人事とのやりとりをベースに、私の利用経験もふまえてお話します。
また、転職市場に対する“コロナショック”の影響はこちらの記事で解説しています。
目次
転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう
2強引なアドバイザーに要注意。信頼できるアドバイザーの選び方
アドバイザーの選び方①:主観で相性を判断する
アドバイザーの選び方②:実績や経歴で判断する
アドバイザーの選び方③:進め方に無理がないかで判断する
アドバイザーの選び方④:アドバイスの客観性で判断する
アドバイザーの選び方④:すぐ転職する気がない場合の対応で判断する
アドバイザーの選び方⑤:友人・知人に紹介してもらう
3【1128人が評価】おすすめの転職エージェント
4おすすめ転職エージェントをキーワードから探す
5転職エージェントの基礎知識
6転職エージェントを使った転職活動の流れ
7転職エージェントのよくあるQ&A
8精通者たちの詳細プロフィール
転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう
佐藤
松本さん
佐藤
松本さん
①成果報酬を企業から受け取るビジネスモデルなので、転職希望者は無料で使える
②担当アドバイザーが転職の成否を分けるので、複数のサービスに登録してから厳選するといい
特に大手の場合は抱えている求人案件が似ているので、どれもそれほど大きく変わりません。登録前にスペックをあれこれ比較して悩むのは、あまり意味がないと思いますよ。
佐藤
具体的には、どれぐらい登録すればいいんでしょう?
松本さん
さらに転職の希望が明確なら、特定の業界・職種に特化している“特化型”の転職エージェントも1〜3個併用するのがおすすめです。
佐藤
松本さん
強引なアドバイザーに要注意。信頼できるアドバイザーの選び方
佐藤
なかにはユーザーの意向を無視して強引に話を進めるアドバイザーもいるようですが…信頼できるアドバイザーを見つけるにはどうしたらいいんでしょうか?
松本さん
アドバイザーの選び方①:主観で相性を判断する
松本さん
これについては複数の転職エージェントに登録・面談して、いろんなアドバイザーを相対比較するとわかりやすいです。
「この人は合わないな」と思ったなら、それ以上無理にやりとりする必要はありません。もしアドバイザーを変えたい場合、サービスの事務局などに連絡すればすぐに対応してくれますよ。
佐藤
松本さん
たとえば、ぐいぐい押し込んでくるアドバイザーがいるのは事実ですが、逆に言うとそういうアドバイザーはすぐ転職したいときには強い味方になります。
自分に対してぐいぐい来るということは、企業側へも転職希望者をぐいぐいアピールしてくれるはずですからね。
アドバイザーの選び方②:実績や経歴で判断する
松本さん
たとえば、特定の企業に多くの求職者を入社させた実績がある場合、その企業とは強い信頼関係が築かれているはずです。
小林さん
アドバイザー自身が転職を経験している場合は、前職での実務経験などのバックグラウンドを確認するのもひとつの手です。
たとえば外資系企業などの実務経験があるアドバイザーは、その業界・職種の内情にも詳しいです。転職先の希望が明確な場合はぜひ頼ってみるといいですね。
アドバイザーの選び方③:進め方に無理がないかで判断する
松本さん
たとえば大量の求人案件を無理やり紹介してきたり、よくわからない理由で特定の求人案件をゴリ押ししてきたりするケースは要注意。
押し込みやすい求人案件を紹介してノルマの達成に躍起になっている可能性が高いからです。
しつこく電話してきたり、メールの対応などが遅いアドバイザーもやめたほうがいいでしょう。
小林さん
たとえば事務職を希望していたとしても「一度は営業も経験したほうがいいですよ」と、希望とはまったく違う求人案件を紹介されることがあります。
もちろんそういった異業種・他職種への転職がいいほうに転ぶこともあるので難しいところですが、提案がしっくりこないときには断る意志が必要です。
佐藤
小林さん
内定が出たあとでも、気乗りしなければ辞退しても大丈夫です。
また、転職者が短期間で辞めてしまうと、転職エージェントはその企業へ成果報酬を返金しなければなりません。
なので内定を蹴りづらいなら、短期退職をほのめかすのもありかもしれません。
アドバイザーの選び方④:アドバイスの客観性で判断する
松本さん
逆に、自分の経験しか語れないアドバイザーは信頼しないほうがいいと思います。
そういう人は、ほかの求職者にも同じ話をしている可能性が高いからです。転職する理由も求める条件も人それぞれなので、同じやり方で成功するとは限りません。
アドバイザーの選び方④:すぐ転職する気がない場合の対応で判断する
小林さん
その際、アドバイザーがどう対応してくれるかは重要なポイントです。
雑に対応された場合、その人は優秀なアドバイザーとは言えません。まともなアドバイザーほど、転職意向度の低い方もちゃんと相手にしてくれます。
アドバイザーの選び方⑤:友人・知人に紹介してもらう
松本さん
ただ、人それぞれ転職の事情が違いますし、会ってみないと相性もわかりません。
「紹介してもらったから」とそのアドバイザーに任せるのではなく、あくまでも会って相性を確認したうえで検討するのがいいでしょう。
最後に、本当におすすめできる転職エージェント&転職サイトだけを厳選してご紹介。気になるサービスにいくつか登録してみると、理想の転職に近づけるかもしれません。
【1128人が評価】おすすめの転職エージェント
種別 | おすすめの サービス名 | ユーザー 満足度 | |
総合型 | マイナビ エージェント | 92% | 詳細を 見る |
総合型 | リクルート エージェント | 89% | 詳細を 見る |
総合型 | パソナ キャリア | 86% | 詳細を 見る |
総合型 | doda | 83% | 詳細を 見る |
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転職エージェントを使った転職活動の流れ
転職エージェントを利用した転職活動は、下記のような流れで進みます。詳しくは、解説記事をチェック!
転職エージェントの流れと効果的な活用法。内定までの“4STEP”をプロが解説|新R25転職
転職エージェントのよくあるQ&A
詳しい回答が気になる方は記事をご覧いただき、これからの転職活動に活かしてください。
Q
転職エージェントが無料で使える理由は?
A
採用が決まると企業から成果報酬がもらえるビジネスモデルだからです。
転職エージェントを使っても費用がかからない理由は? 現役コンサルタントがビジネスモデルを解説|新R25転職
Q
転職エージェントとの面談はどんな準備すればいい?
A
面談の前に、ある程度は転職の希望を明確にしておきましょう。
転職エージェントとの「面談」完全マニュアル。どんなことを聞かれるの?服装は?準備物は?|新R25転職
Q
転職エージェントの裏事情が知りたい
A
アドバイザーはビジネス的な意図で動いていることもあります。
“転職エージェントの裏事情”を転職支援のカリスマに聞いた。なぜ無料なの?利用するメリットは?|新R25転職
Q
登録したらすぐ求人案件を紹介される? すぐ転職するつもりはなくてもいいの?
A
相談するだけでも大丈夫です。転職意向度の低い方も相手にしてくれます。
転職エージェントの登録は、転職する気がなくてもOK? 活用法をプロが伝授|新R25転職
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さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。