相性のいいアドバイザー出会う5つの方法
転職エージェントで失敗しないアドバイザーの選び方。登録前に比較するのはムダ!?
このページには広告が含まれています
新R25が掲載するサービスや商品の一部には、アフィリエイトプログラムを利用した商品の紹介が含まれます。本記事を経由し、サービスや商品の登録・購入などをすると、サービスや商品の提供元の企業様より報酬を受け取る場合がございます。ただし、新R25が提供する情報については、読者の利益を第一として新R25が独自に決定しており、企業様からの報酬の有無がランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
企業とのマッチングから面接のセッティング、履歴書や職務経歴書の書き方までサポートしてくれるので、転職初心者にとっても心強い存在です。
とはいえ、二人三脚で転職活動をおこなう以上、転職エージェントの実力次第で 成否が変わると言っても過言ではありません。
せっかくなら一番相性のいいサービスを選んで、満足のいく転職をしたいですよね。
そこで、人材業界のプロに取材を敢行。失敗しない転職エージェントの選び方を教えてもらいました。
今回、協力してくださったのはこちらの2名。
松本さん
小林さん
2013年から厚労省認定の講師として、人材紹介事業者に対する法定講習を2500社以上に対しおこなっています。
転職希望者や転職エージェント、人事とのやりとりをベースに、私の利用経験もふまえてお話します。
また、転職市場に対する“コロナショック”の影響はこちらの記事で解説しています。
目次
転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう
2強引なアドバイザーに要注意。信頼できるアドバイザーの選び方
アドバイザーの選び方①:主観で相性を判断する
アドバイザーの選び方②:実績や経歴で判断する
アドバイザーの選び方③:進め方に無理がないかで判断する
アドバイザーの選び方④:アドバイスの客観性で判断する
アドバイザーの選び方④:すぐ転職する気がない場合の対応で判断する
アドバイザーの選び方⑤:友人・知人に紹介してもらう
3【1128人が評価】おすすめの転職エージェント
4おすすめ転職エージェントをキーワードから探す
5転職エージェントの基礎知識
6転職エージェントを使った転職活動の流れ
7転職エージェントのよくあるQ&A
8精通者たちの詳細プロフィール
転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう
佐藤
松本さん
佐藤
松本さん
①成果報酬を企業から受け取るビジネスモデルなので、転職希望者は無料で使える
②担当アドバイザーが転職の成否を分けるので、複数のサービスに登録してから厳選するといい
特に大手の場合は抱えている求人案件が似ているので、どれもそれほど大きく変わりません。登録前にスペックをあれこれ比較して悩むのは、あまり意味がないと思いますよ。
佐藤
具体的には、どれぐらい登録すればいいんでしょう?
松本さん
さらに転職の希望が明確なら、特定の業界・職種に特化している“特化型”の転職エージェントも1〜3個併用するのがおすすめです。
佐藤
松本さん
強引なアドバイザーに要注意。信頼できるアドバイザーの選び方
佐藤
なかにはユーザーの意向を無視して強引に話を進めるアドバイザーもいるようですが…信頼できるアドバイザーを見つけるにはどうしたらいいんでしょうか?
松本さん
アドバイザーの選び方①:主観で相性を判断する
松本さん
これについては複数の転職エージェントに登録・面談して、いろんなアドバイザーを相対比較するとわかりやすいです。
「この人は合わないな」と思ったなら、それ以上無理にやりとりする必要はありません。もしアドバイザーを変えたい場合、サービスの事務局などに連絡すればすぐに対応してくれますよ。
佐藤
松本さん
たとえば、ぐいぐい押し込んでくるアドバイザーがいるのは事実ですが、逆に言うとそういうアドバイザーはすぐ転職したいときには強い味方になります。
自分に対してぐいぐい来るということは、企業側へも転職希望者をぐいぐいアピールしてくれるはずですからね。
アドバイザーの選び方②:実績や経歴で判断する
松本さん
たとえば、特定の企業に多くの求職者を入社させた実績がある場合、その企業とは強い信頼関係が築かれているはずです。
小林さん
アドバイザー自身が転職を経験している場合は、前職での実務経験などのバックグラウンドを確認するのもひとつの手です。
たとえば外資系企業などの実務経験があるアドバイザーは、その業界・職種の内情にも詳しいです。転職先の希望が明確な場合はぜひ頼ってみるといいですね。
アドバイザーの選び方③:進め方に無理がないかで判断する
松本さん
たとえば大量の求人案件を無理やり紹介してきたり、よくわからない理由で特定の求人案件をゴリ押ししてきたりするケースは要注意。
押し込みやすい求人案件を紹介してノルマの達成に躍起になっている可能性が高いからです。
しつこく電話してきたり、メールの対応などが遅いアドバイザーもやめたほうがいいでしょう。
小林さん
たとえば事務職を希望していたとしても「一度は営業も経験したほうがいいですよ」と、希望とはまったく違う求人案件を紹介されることがあります。
もちろんそういった異業種・他職種への転職がいいほうに転ぶこともあるので難しいところですが、提案がしっくりこないときには断る意志が必要です。
佐藤
小林さん
内定が出たあとでも、気乗りしなければ辞退しても大丈夫です。
また、転職者が短期間で辞めてしまうと、転職エージェントはその企業へ成果報酬を返金しなければなりません。
なので内定を蹴りづらいなら、短期退職をほのめかすのもありかもしれません。
アドバイザーの選び方④:アドバイスの客観性で判断する
松本さん
逆に、自分の経験しか語れないアドバイザーは信頼しないほうがいいと思います。
そういう人は、ほかの求職者にも同じ話をしている可能性が高いからです。転職する理由も求める条件も人それぞれなので、同じやり方で成功するとは限りません。
アドバイザーの選び方④:すぐ転職する気がない場合の対応で判断する
小林さん
その際、アドバイザーがどう対応してくれるかは重要なポイントです。
雑に対応された場合、その人は優秀なアドバイザーとは言えません。まともなアドバイザーほど、転職意向度の低い方もちゃんと相手にしてくれます。
アドバイザーの選び方⑤:友人・知人に紹介してもらう
松本さん
ただ、人それぞれ転職の事情が違いますし、会ってみないと相性もわかりません。
「紹介してもらったから」とそのアドバイザーに任せるのではなく、あくまでも会って相性を確認したうえで検討するのがいいでしょう。
最後に、本当におすすめできる転職エージェント&転職サイトだけを厳選してご紹介。気になるサービスにいくつか登録してみると、理想の転職に近づけるかもしれません。
【1128人が評価】おすすめの転職エージェント
種別 | おすすめの サービス名 | ユーザー 満足度 | |
総合型 | マイナビ エージェント | 92% | 詳細を 見る |
総合型 | リクルート エージェント | 89% | 詳細を 見る |
総合型 | パソナ キャリア | 86% | 詳細を 見る |
総合型 | doda | 83% | 詳細を 見る |
おすすめ転職エージェントをキーワードから探す
転職エージェントを使った転職活動の流れ
転職エージェントを利用した転職活動は、下記のような流れで進みます。詳しくは、解説記事をチェック!
転職エージェントに登録
まずは転職エージェントに登録するところから利用は始まります。どの転職エージェントも無料で登録できるうえに、アドバイザーとの相性がその後の転職を左右するので、複数に登録してから厳選するのがおすすめです。登録の際には、これまでの職歴や現職の職種/年収、転職の希望条件(年収/職種/タイミングなど)をあらかじめ入力するのが一般的です。こちらの情報をもとにキャリアアドバイザーとの面談がおこなわれるため、正確な情報を記入しましょう。情報の登録が完了したら、近日中に面談の日程調整の連絡がくるはずです。都合の良い日程で面談の予約をしましょう。
転職エージェントの担当者との面談
面談は各転職エージェントに所属するキャリアアドバイザー(または キャリアコンサルタント)とおこないます。最初の面談では登録した職歴や転職の希望条件に関するヒアリングがおこなわれます。おそらく初めての転職のときに特に役立つのがこの面談です。担当のキャリアアドバイザーは、転職市場の需要と照らし合わせてあなた自身が気づいていない強みやスキルを引き出してくれます。職歴や希望条件を整理したあとで、それらの条件に合う求人を提案してくれます。その場で応募を強制されるようなことはなく、考える時間を設けてくれるはず。提案された求人を検討しましょう。転職エージェントからの求人の提案は、良くも悪くも予想外のものが含まれる可能性があります。はじめは違和感があるような求人であっても、それがあなたにマッチすると考えての提案なはずなので、一度は真剣に検討してみるのがおすすめです。また、このタイミングで転職サイトにも登録して、自分でいろんな求人を眺めるのも良いでしょう。
転職先への応募書類の作成
転職希望先が決まったら、次は書類選考用の書類を用意することになります。ほとんどすべての作業を自分でこなさなければならない転職サイトとは違い、応募書類の準備についても転職エージェントによるサポートが受けられます。まずは履歴書や職務経歴書を自分で書いてみて、それを担当のキャラリアアドバイザーに確認してもらいましょう。選考をおこなう企業側の目線でフィードバックがもらえます。また、用意した応募書類と一緒に推薦状を用意してくれることが多いです。それらをセットにして選考通過の確率を上げてくれるのが、転職エージェントを活用する大きなメリットの1つです。
担当者と面接対策をおこなう
書類選考を通過したら、次は面接です。こちらのステップでも転職エージェントによるサポートが受けられます。過去に応募した方の情報をもとに想定質問を共有してくれたり、希望する方には模擬面接もおこなってくれたりします。特に初めての転職では勝手がわからないことが多いはずなので、何かしら困ったことがあれば担当のキャリアアドバイザーに遠慮せず言ってみましょう。きっと力になってくれるはずです。
内定後の手続き(給与交渉/退職準備)
転職エージェントによるサポートは、内定が出たあとにも続きます。まず複数の内定が出た際には、入社しない企業への辞退の連絡を転職エージェント経由でおこないます。そして入社を決めた企業とは最終的な条件を調整します。希望する年収や入社のタイミングなどを担当者に伝えると、できるだけ条件に合うように交渉をしてくれます。最後には現職の退職準備のサポートもしてくれます。数々の退職者を見てきたうえでのノウハウがあるので、細かいことでも遠慮せずに聞きましょう。これらが終わればあとは入社するだけ。新しい職場にスムーズに馴染めるように準備を進めましょう。
転職エージェントのよくあるQ&A
詳しい回答が気になる方は記事をご覧いただき、これからの転職活動に活かしてください。
Q
転職エージェントの利用がおすすめな理由は?
A
担当のアドバイザーがカウンセリングをもとに相性のよさそうな求人を提案してくれます。そのため良い意味で予想外の出会いが生まれやすいです。また、選考のサポートもしてもらえるので、初めての転職では特におすすめです。
Q
転職エージェントは無料?どうやって稼いでるの?
A
転職希望者は無料で使えます。 その理由は、採用が決まると企業から成果報酬がもらえるビジネスモデルだからです。
転職エージェントを使っても費用がかからない理由は?|新R25転職
Q
何社の転職エージェントを掛け持ちすべき?
A
違う強みを持つ転職エージェントを3社ほど掛け持ちするのがおすすめです。たとえば1つはリクルートエージェントなどの総合型の大手。2つ目は第二新卒向けなど自分の年齢に特化したもの。3つ目に希望の業界に特化したものなど。そうすることで、より希望する条件の転職が実現しやすくなるでしょう。
Q
中小の転職エージェントはイマイチ?
A
小さい転職エージェントの良さもあります。 たとえば特定の領域により特化していたり、あなたをより丁寧に扱ってくれたりするかもしれません。
Q
すぐ転職するつもりはなくても使っていいの?
A
キャリア相談するだけでも大丈夫です。そうやって使っている方も多くいます。また、まともな転職エージェントほど、転職意向度の低い方も相手にしてくれます。
転職エージェントの登録は、転職する気がなくてもOK?|新R25転職
Q
転職エージェントはいつ登録すべき?
A
転職活動が終わるまでにだいたい2〜3カ月ほどはかかります。なのでもし転職時期の希望があるなら、その3カ月前を目安に登録するのがおすすめです。また、すぐ転職するつもりがなくてもとりあえず登録しておいて、年に1回ほど健康診断のようなつもりでキャリア相談する使い方もおすすめです。
転職エージェントの活用法などをプロたちが伝授|新R25転職
Q
転職エージェンを使わないほうがいいケースもある?
A
結局は担当者との相性が重要なため、当たり外れは確かにあります。また、転職サイトを使って自分で転職活動を進めるなどの代替手段もあります。しかし非公開求人を紹介してもらえるなど、利用するメリットも大きいのであえて避ける必要はないかと思います。一方、あえて使わなくてもいい人を挙げるとすると、行きたい会社が決まっていて直接応募をすれば良いケースなどです。
Q
サポートを途中で断る方法は?
A
メールや電話で意思を伝えるだけでOKです。担当者がしつこいと感じたときや、「使えない」「むかつく」と感じたら、遠慮なくほかの転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントの断り方/退会方法をプロが解説|新R25転職
Q
転職エージェントに面談を断られたらどうすべき?
A
そのほかの転職サービスを利用しましょう。 代表的なのは「リクナビNEXT」などの転職サイト。そのほかにもハローワークやサポステといった厚生労働が運営する就労支援サービスを利用しても良いかもしれません。
Q
転職エージェントの裏事情が知りたい
A
転職エージェントは企業から成果報酬をもらうビジネスモデルのため、企業側の意図で動いている部分もあります。詳しくは下記の記事をご覧ください。
転職エージェントの裏事情”をプロに聞いた|新R25転職
Q
転職サイトも一緒に利用すべきですか?
A
転職エージェントと転職サイトは併用するのがおすすめです。なぜなら転職エージェントよりも多くの求人を自分で眺められるので、より自分の視野を広げるのに役立ちます。また、大手の転職サイトだと初めての転職をサポートするノウハウ記事も充実しているため、それらを読むのも良いでしょう。
転職エージェントと転職サイトの使い分けをプロが解説|新R25転職
精通者たちの詳細プロフィール
編集部オススメ
新R25が大切にしているのは、シゴトも人生も、もっと楽しむこと。
「新R25転職」は、編集部が読者の代表としてキャリアの達人たちから引きだしたアドバイスにより、"一歩踏み出せる答え"が見つかる転職情報メディアです。
アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。
さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。