

「サイバーエージェントアワード」の裏側に迫る
「憧れ」はモチベのカンフル剤になる。CAアワード主催者が実践する“立ちたくなるステージ”の作り方
新R25編集部
「社員総会」「社員表彰式」などに代表される社内イベント。
新型コロナウイルス感染症による自粛期間も明け、オンラインでの開催も可能になってきた昨今ですが、「なんとなくいつもと同じようにやっているだけ」「どのようにこだわればいいのかわからない」という企業もあるのではないでしょうか?
そんな企業担当者の方に向けた連載「組織力を高めるための社内イベントの教科書」。
これまで70社の社内イベントをプロデュースしてきたイベント制作会社マックスプロデュースとのコラボでお送りする本連載では、企業が効果のある社内イベントを実施するために大切なポイントや、社内イベント実例を紹介していきます。
今回のテーマは、半期に一度、サイバーエージェントグループの全社員のなかから最も活躍した個人・チーム・プロジェクトなどを表彰する「サイバーエージェントアワード」。
オリジナルのトロフィーやインセンティブも授与するので、社員一人ひとりのモチベーションを高める機会となっています。
このアワードを盛り上げる企画は、どのように生みだされているのでしょうか…?
教えてくれるのはこのお二方!
イベントを通じて「人や会社を元気にする」 という目標を掲げ、事業を拡大。 さまざまな会社の経営課題に対しての解決策になるようなイベント作りを目指し、サポートをおこなう。おもにインナーイベントを中心に、多数の企業のインナーイベント制作と演出に携わり現在に至る
テレビ業界でアシスタントディレクターとして2年番組制作に従事後、放送作家として7年間経験。2015年にCyberZに入社。 代理店事業の企画チーム、OPENREC事業部で番組制作業務を担当。現在はCyberEでイベントディレクターとして従事
成功する社内イベントの構成のキモは“熱量”と“感動”
「社員総会」「社員表彰式」「決起大会」「方針発表会」「周年行事」「懇親会」など、さまざまな目的に応じて開催される社内イベント。
プログラムや演出など、こだわるポイントはたくさんありますが…桑原さんいわく、熱量が伝わる構成が大事なのだそうです。

桑原さん
「サイバーエージェントアワード」は、サイバーエージェントグループにとって最も大切な社内イベントです。
なので、まずは現在のサイバーさんの課題や方向性などをしっかりと理解をして、そこから表現コンセプトを導きだし、そのコンセプトが活きるステージデザインを構成しました。
多くの方が準備に携わるので情報をコントロールしながら進め、現場に集まる方だけではなく、配信先の社員の皆さままで熱量が届くようなステージを心がけましたね。

「熱狂」はどうしたら生まれる?
熱狂するほどの熱が生まれる会社とは?熱狂している会社の共通点とは? 社員自らが熱を生み出すためのコツや、コミュニケーションを円滑にするコツ、
会社にとっての“熱”の大切さについては、こちらの記事をお読みください

桑原さん
あとは、見ている人が「あのステージに立ちたい」と思えるような“感動が放たれるステージ”づくりをつねに意識しました。
とくに照明の世界観は非日常を感じるポイントになるので、照明プランナーとも細かく打ち合せをしてこだわっています。
2022年のアワードの様子。華やかな照明が会場を彩ります
社員のモチベがアップする“ステージづくり”の3つのコツ
世代も職種も違うメンバー全員の目標になるようなステージを、具体的にはどうつくればいいのでしょうか…?
「サイバーエージェントアワード」を主催する梶谷さんに、参加者全員のモチベがアップする「ステージづくりのコツ」を3つ教えてもらいました。
① 実施の“思い”や“狙い”を反映する

梶谷さん
「仕事を褒められる場があったほうがいい」「“受賞者としてステージに立ちたい”という思いが、仕事のモチベーションを上げるカンフル剤になればいい」という思いで実施しています。
なので、とくにステージに立ったときの「映え」にはこだわりを持っていて…
ステージに立ってただ受賞をするのではなく、動きをつけるなどの演出を施し、総会の「映える主役」に見せられるように意識しています。
2023年のサイバーエージェントアワード
② 誰もが当事者になれる“体験”をつくる

梶谷さん
「誰かを褒めることは気持ちがいいんだ」「映え感のあるステージに立ち、ステージの主役になれる」という“体験をしてもらうこと”を目標にしています。
受賞をした人が「主役としてステージに立てる気持ちよさ」を体験できるのはもちろん、自分が総会に参加して感じたことは、「チームの仲間がスポットライトを浴びるのって、こんなに嬉しいんだ…!」ということでした。
そういった「仲間を称える文化を伝えること」や「“次は自分がステージに立ちたい”という憧れ」がカンフル剤になると思うし、この体験にはお金以上の価値があると考えています。
③ そのときならではの“記憶に残る演出”をする

梶谷さん
オンラインからリアル開催に切り替わる際の総会では、「新しいステージに変わる」というイメージから、演出に階段をつかう案が降りてきました。

梶谷さん
このときの経験が活きて、受賞者やメンバーがステージ上で記念写真を撮影する文化が生まれ、全員が「かっこいい」「楽しい」と感じられるようなステージをつくることができました。
総会が終わった後にも写真に映るメンバーの笑顔を見て、「あのステージ立ったよね」「また立ちたいね」と振り返られるような、「映えるステージ」を今後もつくりたいと思っています。
社内イベントのプロデュースなら、マックスプロデュースへ!
マックスプロデュースでは、社内イベントの企画、会場の選定、台本やマニュアルの作成、映像やスライドショーの作成、ゲームの企画、来場者のスマホと同期したアプリケーション作成、運営、会場装飾、ケータリングの手配、MCやタレントの手配、そして現場ディレクターの派遣まで、リアルイベントに必要なすべてをサポートしているそう。
すべてをまるっと相談することはもちろん「社内にここのノウハウだけがない…」という場合は一部の業務だけを依頼することも可能だそうです。
「これから社内イベントを立ち上げたい」「社内イベントをすでに実施しているが、正直マンネリ気味に」「自社制作で限界を感じている」などの課題感を抱えている担当者の方は、ぜひ一度相談してみるのはいかがでしょうか?

組織力を高めるための「社内イベントの教科書」

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