電気ヒゲ剃りには、駆動方式に大きく分けて3つの種類があります。

「往復式」「回転式」「ロータリー式」の3種で、それぞれに長所短所があります。

市販されている電気ヒゲ剃りで最も多いのがこのタイプです。

網状の外刃でヒゲを立たせて、左右に往復する内刃でヒゲを剃る方式。内刃が高速で激しく往復するため、使用時の動作音が大きいのが欠点ですね。

ヒゲが濃い人や太い人、またヒゲは細いけどクセが強い場合も、しっかりと深剃りすることができます。

往復式の場合、刃の枚数が多くなるほど価格が上がります。

しかし、枚数が増えるということは肌への接地面が増えるということ。一度の往復でしっかりヒゲをカットするので、短時間で済ませることができ、必然的に肌への負担が少なくなります。

深剃りをしながらも肌の負担を抑えたい人は、なるべく外刃の枚数が多い往復式の電気ヒゲ剃りを選ぶべきでしょう。

回転式は外刃が円形になっていて、内刃が回転運動することによりヒゲを剃ります。

サスペンションが付いていて、肌にフィットして優しく剃り上げてくれるのが特長。敏感肌の人や、そこまでヒゲが濃くなくきれいに剃り上げたい人におすすめです。

もみあげなど、剃りたくない箇所の剃り分けが難しいのですが、その反面で外刃の面積が大きく広範囲に剃れるため、剃り残しを防ぐことができます。

動作音が比較的静かなことや、オイル差しが不要でメンテナンスが簡単であることも特長です。

見た目は往復式に似ているのですが、ロータリー式の場合は外刃でとらえたヒゲを、らせん状の内刃が回転しながらカットしていきます。

切れ味が良く、ヘッドの面積が広いので、ヒゲを素早く剃りたいときに活躍すると思います。

その通り。往復式のように刃を上下に動かす必要がないので駆動するときにエネルギーロスが少なく、パワフルに剃れるのに音が静かなのがポイント。

ただ、刃が一方向にだけ回転するので、毛の流れに合わせて動かす必要があるなど、コツをつかむ必要があります。

そうなんですよ。だから、一概に「これが一番おすすめ！」とは言えないんです。

ヒゲの量、クセの有無を考慮して、どこで使うのか、シチュエーションを考えて選ぶことが大切だと思います。

たとえば、ヒゲがすぐ伸びてしまう人が、エチケットとして出先でヒゲを剃りたいのであれば、音が静かでサッと剃れるロータリー式を選ぶといいでしょう。

ヒゲは多いけれど、剃るのは家でだけ。その代わりに時間はたっぷりかけられるというのであれば、往復式で丁寧に剃り上げるといいと思います。

逆に、ヒゲの量はほどほどで、朝寝坊することが多くて時間がもったいない！というのであればロータリー式がおすすめですね。

ほかにも、戸建てであれば音が大きくても大丈夫でしょうから、往復式を。

アパート住まいで、隣家への騒音が気になる…というのであれば、音が静かな回転式やロータリー式を選ぶとスマートだと思います。

ほかにも、水洗いに対応しているタイプや、風呂剃りに対応しているものなど種類はさまざま。

自分が一番よくヒゲを剃るシチュエーションを考えて、それに合ったものを購入しましょう。

高速リニアモーター駆動のハイパワーで、濃いヒゲもスピーディーに早剃り。

緻密な駆動系制御によりラムダッシュ史上最速（約14,000ストローク/分）のリニアモーター駆動を実現。

パワーロスを少なく、高速化させることで常にハイパワーをキープしながら早剃りを可能にしています。

バッテリーが切れてもコードをつなげて使えるところが実用的で、さすがパナソニック！と称賛したくなる一台です。

イオンの力で化粧水を浸透させながら、肌に優しく剃り上げる往復式。

化粧水を肌に塗ってから剃ることで、シェービングしながらスキンケアができるという、いかにもイマドキ感のある電気ヒゲ剃りです。

化粧水を浸透させる「電気浸透流」とは、プラスからマイナス電極に向かって発生する水の流れのこと。

この流れを利用し、化粧水などの保湿成分も一緒に移動するため、角質層へ浸透。敏感肌の人におすすめです。

お風呂剃りOKで、水洗いできるスタイリッシュな一台。アゴ下にもしっかり密着して剃り上げる「マルチフィットアーク刃」を採用していて、丸みを帯びた刃面が、肌にムリなく密着。刃の当たるすべてのポイントで深剃りできます。

肌へやわらかに密着する「フロートヘッド」が、肌の凹凸に追従。アゴ先やアゴ下もなめらかに剃り上げるので、ストレスなくヒゲを剃りたい人におすすめです。

1分間に最大15万回カットするNanoTech デュアルプレシジョン刃が、究極の深剃りを実現。

72枚の自動研磨式の刃は、ナノ粒子で硬化され、非常に頑丈で鋭い切れ味が長持ちします。

また、フィリップスの高精度サスペンションシステムにより、最適な位置にポジショニングされた刃がヒゲを正確にカット。不快な引き抜きなどを防いでくれます。

深剃りなのに肌荒れしにくい、とてもありがたい電気ヒゲ剃りだと言えるでしょう。

フィリップスらしい形状の回転式。シェーバーヘッドに施されたマイクロビーズのスキングライドコーティングが肌との摩擦を低減し、刺激を最小限に抑えてくれます。

刃を自動的に研磨するシステムを搭載し、常にシャープな切れ味が続くのも魅力ですね。

深剃りしすぎるのは困るという人には向かないかもしれませんが、切れ味の良さはお墨付きですよ！

フィリップス社の電気ヒゲ剃りは、価格帯で明確に「松竹梅」に分かれているイメージ。

ヒゲも薄いしそこまでお金をかけたくないというのであれば、この3000シリーズをおすすめします。

顔の凹凸に沿う特殊な動きにより、ヘッドが顔に理想的な角度で当たり、顔や首の曲線に沿って肌にスムーズに密着します。

フィリップスならではの精巧な自動研磨システムを搭載しているので、ケアも簡単。

ドライシェービングにも、ジェルやフォームを使用した爽快なウェットシェービングにも幅広く応用できます。

アルコールでボディを洗浄するという、斬新な機能が付いた電気ヒゲ剃りです。こういう分野に突っ込んでいくのは、さすがブラウンという感じですね。

このシリーズ9は、5つのカットシステムがより多くのヒゲを一回で捉え、完璧なシェービングを実現するのが特長で、ドライシェービングに最適です。

従来のものよりも電池が20パーセント長持ちする仕様で、コードレスでも60分間使用可能。家でも会社でも使いたい派におすすめです。

密着性の高い2枚刃を搭載し、携帯タイプでもきちんと剃る！を実現。

最高峰モデルSeries9にも搭載されるディープキャッチ網刃と長いヒゲをカットするトリマー刃を搭載し、剃りにくい部分にもしっかり密着。

丸ごと水洗いOKなので、お風呂や洗面台、外出先でも簡単にメンテナンスできるのもうれしいですね。

フル充電で約40分駆動。急速充電機能もあり、5分充電するだけで一回のシェービングが可能なのも、忙しいビジネスパーソンにありがたい機能です。

比較的安価ながら、安かろう悪かろうではないと実感させてくれるのがこのシリーズ。

ブラウンの最高機種に搭載されている「ディープキャッチ網刃™」を採用していて、比較的廉価なのにしっかり剃れるうれしい電気ヒゲ剃りです。

もちろんハイスペックなものも便利ですが、こういったタイプは自分でコツを掴み、剃り心地を高めていく“育てて楽しむ感”がオツですよね。

ロータリー式の中で最もおすすめなのがこれ。まさに“日本の技術社が作りました！”という感じで、とにかくスペックがすごいんです。

きれいに剃れればいいはずの電気ヒゲ剃りに、除菌ができるLED光乾燥器を付けてしまうあたり、さすがは日立ですよね。

実は往復式とのハイブリッドで、ロータリー刃でヒゲを根本から深くカットすることもできれば、往復式トリマーで鼻の下など細かい部分をカットすることもできる。

至れり尽くせりな電気ヒゲ剃りと言えるでしょう。