今日はよろしくお願いします（名刺を差し出しながら）。

…非常に厳しいですね。みんなが知っているようなメーカーさんや酒造会社さんでも、売上が2～3割落ちているのが当たり前。

小さな酒蔵さんだと5割減で留まっていればマシなほうというくらい厳しい状態にあります。

一昨年の秋から去年の春にかけて作ったお酒が、コロナ禍により予想以上に売れなかったので、今現在仕込んでいるお酒の量は確実に減っています。

このままの状態が続いてしまうと、お酒造りを辞めざるをえない蔵も出てきてしまうので…早くコロナ禍が過ぎ去ることを切望する毎日です。

お酒にもいろいろな種類がありますが、一貫していえるのは、ストレス発散に役立つアイテムだということ。

でも、発散の仕方がお酒の種類によって違ってくる。たとえばビールはサンドバックを殴るような感じ。比べて日本酒は、温泉にゆっくり浸かるような感じです。

たしかに。やわらかく包み込んでくれるように飲めるお酒、それが日本酒の何よりの特長ですね。

日本酒には血管を拡張する効果があるんですよ。

ちょっと難しい話になりますが、日本酒に含まれる成分には、血液を固まりにくくするウロキナーゼという成分を増やす働きがあります。

また、悪玉コレステロールを除去するHDLコレステロールを増やすことも、さまざまな研究からわかっているんです。

一日中パソコンに向かって仕事している人も多いと思うんですけど、日本酒は凝り固まった頭を和らげてくれる力もあるかもしれませんよ（笑）。

そういえば先日、少し体調に違和感を覚えたんですよ。ちょっと不安になって、きき酒師の資格を持つお医者さんに聞いてみたら「頭に疲労がたまってるんじゃないかな？」って言われて。

じゃあお酒控えたほうがいいですかね？って聞いたら「逆に飲んでください」って言われてびっくりしました（笑）。

日本酒飲むとコリがほぐれるんで、飲んでくださいって。

医者が言うか？って思いますけど（笑）、日本酒を理解しているお医者さんだから言える言葉なんでしょうね。もちろん飲みすぎてはいけませんが。

それから、身体を冷やしにくいのも日本酒ならではですね。だから、飲んだときにゆるやかに癒される感じが楽しめるんです。

アルコール飲料って、陰陽でいえば陰のもので、身体を冷やしやすいんです。そんななかでも、もっとも陽に近いのが日本酒と言っていいでしょう。

そのハードル、実は結構高いんですよね。そのせいで日本酒自体が飲むお酒の選択肢から外されてしまうこともあったりして。

一歩目としては「フルーティー」「すっきり」「しっかり」この3つのキーワードを覚えておけば十分だと思いますよ。

とりあえず「フルーティーなお酒をください」と言えさえすれば、詳しい店員さんだったら「リンゴっぽい（スッキリして酸味のある）香りがいいですか？バナナっぽい（芳醇で甘みが強い）香りがいいですか？」って聞いてくれるんです。

あとは気分で「リンゴかな～」とか答えればいいので。

大吟醸と吟醸は「フルーティー」、特別本醸造と本醸造は「すっきり」、生酛（きもと）づくりと純米酒は「しっかり」って感じですね。

極論を言うと、ワインや焼酎と同様に飲んで経験を積むしかないものなので、いろんなものを楽しんでみてくださいね。

刺身と合わせるのは、間違いなく日本酒ですね。ケタ違いの実力差です。

これは僕だけかもしれませんが…自炊したときこそ、日本酒を合わせたくなります。

ご時世的に家で料理作る人も増えたと思うんですが、ビールで流し込むんじゃなく、日本酒で丁寧にいただきたくなる。

よく言われるんですが、日本酒ってずばり「名キャッチャー」なんですよ。

難しいことを考えなくても勝手に寄り添ってくれる。それが日本酒なんです！

「究極の食中酒」をコンセプトに醸された日本酒で、ほんのりと香るフルーティーな香りと優しい旨味が広がるバランスの良いお酒です。

一口目よりも二口目、三口目により美味しさが感じられます。ひとりでの家飲みに大活躍する万能タイプですね。

コストパフォーマンス、味わいのバランスの良さが家飲みを応援してくれる純米酒。

ライチのような香りとクリアでありながら、旨味もしっかり感じられる味わいです。

社長と杜氏が二人三脚で作り上げた普段飲みの最高峰の味わいをぜひ試してみてほしいですね。燗酒にしても美味しい一本ですよ。

ひとりで好みの味を探求したいときにおすすめなのがコレ。

1合の飲み切りサイズでそろえられているので、飲み比べしやすいのがポイントです。“自分好みの辛口”を探究してみてはいかがでしょうか。

明治新政府のあり方について、坂本龍馬が船中にて考えた策に由来する、歴史ロマン漂う逸品です。

しっかりした旨味・酸味とともに後味のキレが痛快な味わい。飲むと反射的に「カツオが食べたい！」と思うほどの高知らしさが味わえます。

歴史好きの親御さんと飲むと会話に花が咲くでしょう。冷酒だけではなく燗酒にしても美味しい一本です。

柔らかな飲み口で、ほどよい旨味・甘味を感じているうちに後味がスッとキレていきます。単体で飲むのも美味しいですが、刺身や酢飯との相性が良いのも魅力。

家族で手巻き寿司パーティーをするときなどに飲むのが特におすすめです。

唐揚げやポテトサラダ、肉じゃがやカレーなど、家庭料理の定番料理に合わせやすい一本。

コクのある旨味とキレの良い酸味が特長。温度が上がればより滋味深い味わいへと変化します。

家族の温かさがより一層染み渡る、そんな心温まるお酒です。

不朽の名作漫画『スラムダンク』の中でも人気の高いキャラクター、三井寿の名前が由来となった日本酒。「みついのひさし」ではなく「みいのことぶき」と読みましょう！

三井寿のキレキレなシュートのようにスッキリとキレの良い味わいですが、その中に旨味もほどよくあり、スイスイと飲み進められて友達との会話も盛り上がること間違いなしですよ。

旨味・酸味をしっかり感じられますが、決して重い味わいではなく、爽やかさやお酒の生命力が感じられる日本酒です。

パンチ力があり、若い世代の日本酒ファンが注目する一本。飲みながらさまざまな話が広がると思います。

友達とお酒を飲むときは、勢いよく乾杯したいもの。そんなときにピッタリなのがこの発泡にごり酒です。

華やかな香りと爽やかな酸味で、微発泡による弾けるような飲み心地。宴会のスタートダッシュを後押ししてくれます。

特別な日に恋人と乾杯したいスパークリング日本酒。シャンパン同様の製法で澱を取り除き、瓶内二次発酵で醸された一本で、爽やかな香りと繊細な甘味と酸味がすばらしいです。

「星ノ輝」という名前は、山梨銘醸の蔵がある山梨県北杜市白州町の空気感や一点の曇りのない夜空に輝く星をイメージしているそう。ロマンティックですよね。

女性の杜氏が醸す柔らかでボリューム感のある甘味が楽しめる一本。

酒蔵に嫁入りをしてから酒造りに目覚め、杜氏を務めるという非常に珍しい人生が成せる人柄もお酒の味に反映されているといえるでしょう。

マンゴー、ジャックフルーツ、トロピカルフルーツといった南国を感じさせるような果実味あふれる香りが、恋人と過ごす時間をより一層穏やかに演出してくれます。

ワイングラスが似合う日本酒でもあるので、家飲みをおしゃれにしたいときにもおすすめです。