いやいや、思い込みで視野を狭めてはいけませんよ。

まず、冷蔵庫はおおむね10年以上使える家電なので、近い将来に家族が増えることも見越して選ぶことがポイントです。

独身だからといって小さいものにすると、すぐ買い替えなきゃいけなくなるかもしれません。

そして、省エネにおいても、ひとり暮らし向けの200〜300リットルの冷蔵庫より、ファミリー向けの500リットル以上の冷蔵庫のほうが優れているケースがあります。

なぜなら、大型冷蔵庫には性能の高いセンサーや真空断熱材が採用されているから。

コストダウンが優先される小型冷蔵庫では省かれる部分なので、電気代の節約にこだわるなら、小型よりも大型冷蔵庫を選ぶべきかもしれません。

いずれにせよ、検討しているモデルの消費電力は事前にチェックしておきましょう。

「1kWh＝27円」で計算した数字を年間の電気代の目安としています。

最近は年間消費電力が300kWh前後の冷蔵庫が主流なので、年間の電気代の目安は約8,000円ということになります。

10年前の冷蔵庫は400kWhを超えるのが当たり前だったので、買い換えるだけで年間2,000～3,000円以上の電気代が節約できるんです。

やはり設置する場所やレイアウトを慎重に考慮して欲しいですね。

気になる冷蔵庫に対して、設置を考えている場所の幅や奥行き、高さが足りているかどうかを確かめましょう。

あとは、扉が右開きなのか左開きなのかも事前にシミュレーションしてください。冷蔵庫のドアを開閉するときに、障害物がないかどうかの確認も忘れずに。

料理が好きな人は、扉の開き方が、キッチンからすぐに食材を取り出せる方向になっているかも見極めたいところです。

はい、SHARPが両開きの冷蔵庫を製造しています。また、観音開き（フレンチドア）の冷蔵庫や、状況によって自分でドアの開閉方向を付けかえられるモデルもありますよ。

冷蔵庫の置き場所を気にせず物件選びができるというメリットがあるので、転勤などで引っ越しが多い人はこういったタイプの購入を検討するといいですね。

その通りです。扉の開けやすさだけでなく、食材の見やすさも大事な要素で、最近はAQUAの強化処理ガラス棚を採用した冷蔵庫「Delie（デリエ）シリーズ」の売れゆきが好調です。

光を透過するガラス棚は庫内を奥まで見渡しやすいので、食品を使いそびれて腐らせてしまうのを防げます。

冷蔵庫の汚れに気づかず掃除を怠ってしまう人が多いのですが、ガラス棚は汚れが目立つので、清潔な状態を保ちたくなるはず。そこもガラス棚のメリットだと思います。

目覚しく進化しているのは、冷やす温度をコントロールする技術ですね。

食材の旨みや鮮度を損なわないように急速冷凍したり、下ごしらえの時間を短縮するために急スピードで冷ましたりと、目的に応じてモードを選べるようになっています。

Panasonicの場合は、冷蔵庫とスマホアプリ「Cool Pantry」を連動させて、スマホからワンタッチで設定を変えられるようになっています。

また、SHARPには、食品の使用期限を音声で知らせる冷蔵庫もあります。庫内の食材を使ったレシピも提案してくれるなど、友達のように付き合えることが特徴です。

ただ、こういった最新の機能は主にファミリー向けの大型冷蔵庫に搭載されており、価格も高くなりがちです。

わかりました。コストパフォーマンスが高いモデルや、ユニークな機能を備えたモデルを厳選してご紹介します！

容量は168リットルで、ひとり暮らしの男性が使いやいサイズです。

少し冷凍庫が大きめなので、買い置きや作り置きがしやすく、現代のビジネスマンのライフスタイルにマッチしているのではないでしょうか。

どんな空間にも調和するマットな質感のデザインも魅力です。

SHARPが展開している、デザイン性と性能を両立した少人数世帯向けの家電シリーズが「PLAINLY」。

傷がつきにくい高品位ガラスドアを採用したスタイリッシュなルックス。ドアの開閉方向を自由に付け換えられる仕組みなので、急な引っ越しのときも便利です。

また、メーカー独自の「プラズマクラスターイオン」で除菌された冷気が庫内を循環するという機能も。見た目でなく、性能も申し分ありません。

扉のラウンドを大きくとったクラシックなフォルムとマットな質感の相乗効果で、まるで家具のようにシックな雰囲気を醸し出す冷蔵庫です。

ひとり暮らしの間取りだと、お客さんから見える場所に冷蔵庫を置くことも多いため、こうしたデザイン性の高いモデルが人気です。

内装は全段ガラス棚で食材が見渡しやすく、掃除も簡単な仕様になっています。

大容量かつ同じサイズの冷蔵室と冷凍室（ともに73リットル）が魅力！「買いおき」も「つくりおき」もたっぷり保存できます。

また、前面が透明の引き出しのため、食品をたくさん収納しても中身が一目でわかり、整理整頓がしやすいのも魅力。まさにひとり暮らしのビジネスパーソンにぴったりの冷蔵庫です。

フロント部分はミラーデザインを、ボディにはマットブラックデザインを取り入れたことで、冷蔵庫をスタイリッシュな家電に進化させたモデルです。ミラーの写り込みで、部屋を広く見せる効果も。

耐熱100℃の天板を採用しているため、電子レンジなどを載せて使うことも可能。庫内には大きめのドアポケットがついているので、紙パックやペットボトルなどもたっぷり入ります。

無駄のないシンプルなデザインで、インテリアの調和を乱さない冷蔵庫です。

横幅約50cmのコンパクトボディなので、ひとり暮らしの部屋にもすんなり取り入れられるのではないでしょうか。

大容量の冷凍室には、独自の“区っ切り棚冷凍室”を搭載。ごちゃごちゃしがちな冷凍食品をすっきり整頓できます。

クリアケースごとに仕切られているため冷気が逃げにくく、中身も見やすく取り出しやすいのが魅力です。