ポイントは、乾燥機能を必要とするか否かです。

ドラム式の場合は洗濯槽の中で衣類を持ち上げながら風を通せるため、質のいい乾燥が可能です。

一方、縦型の場合は、構造的にどうしても衣類が洗濯槽の下に溜まりやすいので、なかなかシワが取れません。

なので、乾燥機能を求めているならドラム式がおすすめ。乾燥機能を使用しないのであれば、どちらを選んでも構いません。

働き盛りのビジネスマンは帰宅時間が遅いと思うので、夜に洗濯をするなら静音性が高いモデルを選びたいところ。

ほかの家電も同じですが、やみくもに最新機種を選ぶのではなく、自分のライフスタイルに合ったモデルを探すことが大切です。

そしてもうひとつ、慎重になってほしいことがあります。

それはそうなんですけど（笑）。 その前に考えなければならないなのが「設置する場所」です。

はい、まずは「防水パン」と呼ばれる洗濯機置き場に収まるサイズであることを確認するのが大前提です。

それだけでなく、高さや洗濯機の扉が開く方向を事前に把握することで、部屋のドアに干渉するなどのトラブルを防ぐことができますよ。

6～8kgが平均的な容量です。これくらいだとコンパクトな構造の洗濯機が多いため、省スペースにこだわる人には向いていると思います。

ただ、洗濯のペースは人それぞれですから、数日分をまとめて洗いたいなら大容量タイプを選びたいところ。

大容量タイプならカーテンや毛布なども洗えるので、コインランドリーに行く手間やコストも省けますよね。

本体が大きくても、無条件に水を大量に使用するわけではありません。仮に洗濯機の容量が10kgだとしても、洗濯物の量が2kgならそのぶんの水しか使いませんので、心配しなくても大丈夫。

冷蔵庫の場合は「一人暮らしだから小さいほうがいい」という考え方でもいいですが、洗濯機の場合は大物洗いをしたいかどうかも念頭に入れて選んでください。

縦型って、水の流れというよりは、洗濯槽をぐるぐる回すことで衣類同士のこすり洗いをしているんですね。だから洗浄力が強い。

草野球などのスポーツをやっていて泥汚れが多い衣類を洗いたいなら、縦型が向いているかもしれません。一方で、こすり洗いなので衣類が痛みやすいという弱点も。

結局のところ、大人が普通に暮らしている範囲なら、縦型・ドラム型のどちらであろうと十分に汚れは落ちますよ。

そうですね。洗剤の力は大きいです。

ただ、ちゃんと汚れを落としたいという気持ちが先立って、洗剤を入れすぎてしまう人が多いんですよ。結果、思ったような仕上がりが得られないことも…

そこで、最近は洗剤を自動投入してくれる洗濯機が注目を集めています。専用のケースに洗剤を入れておけば、洗濯物の量に応じて必要な量を自動で判断してくれるんですよ。

温水で洗う機能が流行っています。汚れに応じて自動で水の温度を変えたり、コースを選んでくれたりするんですよ。

ガンコな皮脂汚れや黄ばみも、常温ではなく温水で洗うことで劇的に落とせることがあるんです。

そうなんですよ。「なんとなく洗えればいいや」で選んだ結果、小さな手間やストレスに直面するのはもったいないですよね。

今は暮らしの質を上げてくれるような便利な洗濯機がたくさんありますから、しっかりと自分に合った商品を見極めてほしいです。

洗浄力を強化する機能が豊富に盛り込まれているだけでなく、直線的でシンプルなデザインも魅力です。

周囲の風景を移し込むステンレスの質感は、さまざまな空間に調和しますよ。

HITACHIは乾燥機能のクオリティも高いです。

容積の大きいビッグドラムと高速風でシワを伸ばしながら乾燥するので、アイロンがけなしでそのまま着られる仕上がりを実現できます。

「お湯洗いコース」で確かな洗浄力を発揮しながらも、価格設定が低めなのが魅力です。

値段が手頃なぶん、乾燥機能はないため、外干し派におすすめ。すっきりとしたデザインも好評のモデルです。

掃除が後回しになりがちな洗濯槽を効率よく洗浄できるため、洗濯機を清潔に保ちたい人や掃除が苦手な人にぴったり。注文時に扉を右開きか左開きか選べるところも魅力のひとつです。

TOSHIBA独自の技術を搭載。モノとモノのすき間に入り込むことができる特性があり、これまでにない優れた洗浄能力を発揮します。清潔感のある仕上がりを求める人におすすめです。

投入口が広く、毛布や大量の衣類が出し入れしやすいデザイン。洗濯中の様子を確認できるクリアなウインドウも含めて、洗浄能力だけでなく使い勝手も優れたモデルです。

SHARPのタテ型洗濯乾燥機は、ユニークな機能がたくさん盛り込まれているのが魅力です。

付属の「超音波ウォッシャー」は、ちょっとしたシミや汚れをピンポイントで落とせる便利なアイテムです。さらに、衣類をハンガーにかけてスピーディに乾燥できる機能も見逃せません。

衣類を跳ね上げながら洗う独自の「ビートウォッシュ」を採用しており、洗浄力は抜群。

ウォッシャブルスーツの洗濯に対応した「洗えるスーツ」コースが用意されている点も、ビジネスパーソンには見逃せないポイントです。

洗濯機は大きい家電なので、インテリアのイメージに影響を与えます。「アーバンカフェシリーズ」のようにデザインのテイストが統一されたシリーズの洗濯機を選べば、部屋の印象に統一感を出せますよ。

洗濯機の寿命は使用頻度によって変わります。変な音がしたり、洗濯後にニオイが残っていたりなど、異変を感じたら早めに買い替えの準備をしましょう。

大手メーカーは新製品を発売する前に、旧型を大幅に値下げすることがあるので、そこがおトクに購入できるタイミングです。