ビジネスパーソンインタビュー
ヨーロッパに留学した僕が思う「各国の恋愛観」
日本人は「肩書き」で口説く。スペイン人は「踊り」で口説く。ギリシャ人は「疲れてない?」
新R25編集部
こんにちは。びよんどと申します。
現在22歳の僕は、大学在学中にドイツへ留学。ヨーロッパ各国や東南アジアに旅をしてきました。海外生活中に感じたことをTwitterやnoteに記しています!
今回は、僕が思う「海外と日本の恋愛観の違い」をご紹介しようと思います。
(※あくまで僕が出会った人へのイメージであり、「○○人は全員こう」というわけではありません!)
肩書きで口説く日本人とは根本的に違う!「スペイン人の口説き方」がスゴイ
留学中の僕です(写真左)
留学中に出会った、ヨーロッパ各国の男子たち。長身、彫りの深い顔といった外見的な魅力もさることながら、彼らにはそれ以外にもモテる理由がありました…!
まず、情熱の国・スペイン人。彼らは、基本的に「常に女の子のことを考えている」と言っても過言ではありません。
一緒にいて一番かっこいいなと思ったのは“口説き方”で、日本人とはアプローチが全然違います。
日本だと、クラブなどでは「有名大学卒」「○○商事に勤めててさ~」といった肩書きで女の子を口説こうとする人が多いです(もちろんそういった肩書きもスゴイと思います)が、スペイン人男子がアピールするのは、自分の「踊りのスキル」のみ。
最初は冷たい反応をしていた女の子を、徐々に踊りで魅了し、結局は落としてしまうという場面を何回も目の当たりにしました。
ほかにも、ギターなどいろんな楽器ができたり、料理(特にトルティーヤ)がうまかったりと、「親からモテるための教育を受けてるんじゃないか?」ってくらいの「モテスキル」を持ってるのがスペイン人です。
「女の子好き」が社会的に許されているイタリア人。ズルい…
写真左がイタリア人の友人です
続いてイタリア人。彼らは、ヨーロッパでは「女の子大好き!」が社会的に許されている人たちです。
「イタリア人の男はロマンチック」「ナンパがうまい」というブランドがあり、それを存分に使ってきます。
たとえば、大学で授業の初日に自己紹介が終わったあと、クラスの女子全員にメールしてるのは間違いなくイタリア人。
もしそれがバレても「あいつはイタリア人だからな~」で済むので、正直ズルすぎます…。
友人のイタリア人男子は、「だいたいの女の子を家に呼べる伝家の宝刀」を持っていると豪語していて、それが
「パスタかピッツァ作るけど、ウチ来ない?」
という決めゼリフだそうです…。たしかにイタリア人が言うのと日本人の僕が言うのじゃ効果が全然違うかも?ズルいですよね。
ギリシャ人に伝授された口説き方「めっちゃ疲れてない?」
ギリシャ人の友人・パノス
ある統計に表れているんですが、世界一“夜の営み”の回数が多いのがギリシャ。イタリアともスペインともまた違った情熱的な人が多いです。
そんなギリシャ人である僕の親友・パノスが、僕に伝授してくれた伝説の口説き文句がこちら。
パノス「君、めっちゃ疲れてない?」
女の子「え、なんでですか?」
パノス「昨日、僕の夢のなかで君はずっと踊っていたからさ」
口に出すことが恐ろしすぎますね。僕は結局使ったことがありません…。
美女が激ギレ! ドイツで感じた「本当の男女平等」
僕が一番長く留学していたドイツでのお話。ドイツといえば、ベルリンの“ゲイパレード”に代表されるように、多様なジェンダー理解の先進国です。そんなドイツの「男女平等」は、やはり日本よりも徹底されていると感じました。
ある日、僕と同い年で、日本語を勉強しているというかわいいドイツ人の女の子と、カフェに行きました。
ドイツのカフェでのこと…
カフェではお互い日本語とドイツ語を教えあい、なごやかなムードに…。
彼女がトイレに立ったので、「ここはSAMURAIとしてかっこいいところを見せよう!」と、お会計を済ませてドヤ顔で待っていました。
席に戻ってきた彼女に「今日は僕がおごったよ!」というと、にこやかだった彼女の顔が怒りで豹変。
「私たちは同い年でしょ? なんでお金を出すの? 女の私を下に見てるの?」とブチギレられました。
正直、コーヒーをおごってキレられるとは思ってもいなかった…。少なくともドイツでは、「深い理由もなく女性におごるのは、差別してると思われるリスクがある」という現実を突きつけられた瞬間でしたね。
男性が飲み代をおごって女性と出会える「相席屋」が日本では人気ですが、ドイツでは流行らないだろうなと思います(笑)。
あと、「ワンナイト」の概念も少し違います。
日本だと、「ワンナイト」というと「男性側が女性に仕掛けるもの」というイメージがありますが、ドイツではそこも平等で、「私の意思であの男と楽しんだんだ! 文句あるか」と言う女の子も。
ドイツでは国全体で、「男女ともに育児や家事を分担して当然」という教育がされています。女の子は自分でバリバリ稼ぐ意識が強いので、強い女の子にリードされたい男子は、ドイツ人の彼女を作るといいかもしれません。
いろんな恋愛の形を知れば、人生がもっと豊かになる
と、ここまで「恋愛観」について書いてきましたが、実際のところ僕自身の恋愛はスペイン人のかわいい女の子の手の上でコロコロ転がされ、傷ついてばかりでした(笑)。
それでもたくさんの学びがあったし、日本にいるだけでは知ることができなかった、いろんな恋愛の形を知ることができました。
R25世代の皆さんも、海外に行っていろんな国の人と恋愛したらもっと人生が豊かになるのではないでしょうか?
世界に出ることで、普通なら絶対に出会えなかった未来のパートナーに出会えるかもしれない。それだけでも、とても素敵なことだと思います!
〈文=野尻悠貴(@helahelao)/編集=天野俊吉(@amanop)〉
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