

「初めてで野外」はハードル高すぎ?
初の女性相談者が登場! 足をマッサージしてきても“やらない”草食男子の心境って!?
新R25編集部
あのとき、もしかしたら、あの子とやれていたかもしれない…。
そんな異性との忘れがたいエピソードを描く吉田貴司さんの人気漫画『やれたかも委員会』(cakes/note)が、2018年1月よりAbemaTVにて実写ドラマ化!
同ドラマと新R25のコラボ企画『やれたのか討論会』は、はあちゅう(作家・ブロガー)と霜田明寛(「チェリー」編集長)のゲスアワーコンビが、『やれたかも委員会』の映像を観ながら、「これはやれたのか、やれたとは言えないのか」をあーだこーだと語り合う新連載です。
今回語っていただくのは、「草食系男子」編。
女子高生だった石嶺晴海(相楽樹)は、文化祭の準備を手伝ってくれた草食男子・藤森良太(萩原利久)と教室で2人っきりに。巨大迷路の中で、藤森はなぜか「足の裏をマッサージする」と言い、石嶺の足を揉む。その後、2人は帰り道にある“有名なヤリスポット”へ…。
ドラマ内では満場一致の「やれた」だけど…いきなり“野外”は難しい!?

はあちゅう
今回はやれたかどうかが難しいな~!

霜田
そうですか!? ドラマでは朝比奈彩さんが初めて「やれた札」を出して、満場一致で「やれた」判定されてましたけど。

はあちゅう
いや、冷静に考えて、処女と童貞で野外でできるのかなと思って…

霜田
確かに(笑)。僕はやってほしいという願望はありますけど。
たとえば、あそこで全部やらなくてもいいわけじゃないですか。あそこでちょっとエロい感じになって、家まで行くとか。

霜田
あれが25歳の童貞・処女だったらやれないかもしれませんけど、高校生ならではの“勢い”ってものもありますから。
いませんでした? 学校でやっちゃうカップル。

はあちゅう
高校で?いないよ!

霜田
僕の高校、そんなウワサがよくありましたよ。「卓球室で誰と誰がやったらしいぞ」とか。僕はそういうウワサを死ぬほどストックするタイプでした(笑)。
いまだに、そういうウワサのあった同級生と同窓会で会うと「この子本当に卓球室でやったのかな!?」って思ってますよ。

はあちゅう
場所も気になるし、あそこで、童貞の彼はコンドーム持ってたのかな。霜田さんって持ち歩いてた?

霜田
持ち歩いてた高校生でしたよ。使う機会がないからどんどん周りの包装が擦り切れていって、「コレ実際に使ったらやばいんじゃないか」っていうぐらいの状態になってましたね(笑)。

はあちゅう
私も財布に入れてた(笑)。
その頃読んでた雑誌に「財布にコンドームを入れておくと金運が上がる」って書いてあって。それ読んで、みんなで買ったコンドームを分けて入れてた。

霜田
金運(笑)。そういう謎の迷信、コンドームにありがちですよね。
マッサージ=やれるわけじゃない!? はあちゅうが付き合ってない人にマッサージされた話

霜田
「マッサージ」っていうのもかなり興味深い要素ですよね。
僕は「マッサージ」って付き合ってない女性にはしたことないんですが…

はあちゅう
え、私はされたことある。

霜田
どういう状況ですか、それ?

はあちゅう
疲れたって言ったら、仲良しの男友達とか同期の男子とかが、肩から二の腕にかけてとか足とかマッサージしてくれるみたいな。

霜田
2人きりでですか!?マッサージからの流れでやりました?

はあちゅう
やってない(笑)。お尻とかまでマッサージされてたらまた違うのかもしれないけど…。健全な、相手をいたわるタイプのやつだよ。
私、学生時代陸上部だったのね。陸上部って練習が終わったら男女で足揉みあうとか結構あって。自分の人生のなかにマッサージ文化が割とあるんだよね。

霜田
でもこの2人にはその文化はないじゃないですか。
ドラマ中の彼は、エロいことをするために「マッサージ」しか言えなかったんでしょう。なぜなら17歳だから…。

はあちゅう
そういう「エロいこと考えてるって思われたくない」みたいな気持ちは、今でもあるといえばあるし、なくなったといえばなくなったかな…
気軽に「部屋来る?」とかは言えるようになったよね。

霜田
それは何歳ぐらいからですか?

はあちゅう
大学生か、社会人になるぐらいの歳かな。「来ますか?」みたいに自然に。

霜田
僕はそれが25歳になっても言えなかったんですよね…

はあちゅう
まあそれはそれでいいと思うけど(笑)。

霜田
ちなみに聞きたいのは、ドラマ内で足を揉まれてたときに「あの女の子は濡れてたのか」ということなんですが…

はあちゅう
濡れてないでしょう。

霜田
ええー? そうなんですか?

はあちゅう
足の裏だけじゃなくてもっと色んなところをマッサージしていれば、そういうことにもなりうるのかなぁ?
足の裏揉むって結局体が離れるから、「施術を受けています」って気分になりそう。肩とか首とかをマッサージして顔が近づく…みたいな流れならエロを感じるかも。
お互いシャイすぎた結果“やれなかった”が、手をつないだときの女子のセリフにはドキッ…
――“ヤリスポット”のベンチに座った二人だが、藤森は「さっき右しか揉んでなかったよね、足。反対もやろうか」と言い、足のマッサージを再開。それが終わると、あっけなく帰ってしまうのだった。

霜田
相良樹さんって「清純なのにエロそうな顔」してるじゃないですか。最後までいってほしかったですけどね。

はあちゅう
あそこまで来て、出る言葉が「反対もやろうか」って。お互いにシャイすぎると思うんだよね。難しかったでしょう…

霜田
でも、手をつないだときに「付き合ってないのに手つないじゃったね」っていうセリフがありましたけど、これ言える女子は結構攻めれるコだと思います。

はあちゅう
でもやっぱ結構ハードル高いよ~。男側がもっといけたのかな?

霜田
それか男子のほうが、足を揉むだけで満足っていう超足フェチだった可能性もありますね(笑)。

はあちゅう
こういう“学内恋愛”、またしたいって思った。

霜田
わかります。僕は「裸足にセーラー服」だけでドキドキしてました。
最近このドラマを見ると、「やれてた僕が生きている、並行世界の存在」について考えるんですよ。これは小沢健二の『流動体について』の世界観なんです。

はあちゅう
また、分かるような分からないような話を…

霜田
「もしも間違いに気がつくことがなかったのなら 並行する世界の僕はどこらへんで暮らしてるのかな?」って思いで地下鉄の路線図を見るという曲なんですけど…ええっと、ここらへんにしておきます(笑)。
でも、近いことを秋山さんが台詞で言ってるのは確かです! 自分のなかでもあんまりまとまってないんで、もうちょっと考えてからまた話します(笑)。
〈構成・文=天野俊吉(新R25編集部)〉
次回予告
3月10日(土)よる11時~「特別編」
『やれたかも委員会』アーカイブ

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※『やれたかも委員会』は、漫画家・吉田貴司氏が、デジタルコンテンツ向けの配信プラットフォーム『cakes』や『note』に作品をアップしたことからSNSを中心に話題となり、今年7月には書籍としても発売された人気連載漫画です
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もしもあの時、勇気を出していたら… そんな誰もが心に秘めている忘れられない夜を犠星塾塾長 能島明、ミュージシャン パラディソ、そして財団法人ミックステープ代表 月満子が判定します。 「やれたかもしれない夜は人生の宝です。」 ネットで話題のあの作品が待望の電子書籍化。 note、cakesで発表された第1話~第8話を大幅加筆修正。さらに特別編「まるでクジラの胃袋のような長い廊下で」6pを描き下ろしで収録。

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