企業インタビュー
保育施設の人手不足を救う“採用担当らいん君”が「応募の量も質も変わります」と断言する理由
全国で600法人が導入中
新R25編集部
保育業界に特化し、保育施設のさまざまな悩みを多方面よりサポートしている株式会社チポーレ。
人材不足に悩む施設に対し、採用実績をバンバン上げられるというLINE公式アカウントを活用したツール「採用担当らいん君」が好調なんだそう。
“リピート率80%”と高い数値を叩き出しているそうですが、いったいLINEだと何が違うの…?代表取締役社長・上杉功さんに、くわしく話をお聞きしました。
〈聞き手=古川裕子(新R25編集部)〉
採用活動にLINEを活用するといいワケ
上杉さん
「採用担当らいん君」は、LINE公式アカウントを活用して保育施設の採用活動をサポートするツールです。
費用・労力をかけずに質の高い応募を増やせるのがウリです。
上杉さん
LINE公式アカウントを制作し、費用対効果の良い広告運用で“友だち”を増やしながらコミュニケーションを支援、採用まで円滑に誘導。
採用活動の企画・準備から採用まで、トータルサポートいたします。
古川
保育士さんが足りないという話は聞いたことがあります。
上杉さん
いま、保育現場は慢性的な人材不足です。
保育士の給料や福利厚生などといった待遇はなかなか改善されず、離職率も上昇。採用しても1、2年で7割近くが辞めてしまい、若手が育たない…という悪循環に陥っているんです。
人材不足だと事件・事故のリスクも上がり、深刻な問題になっているんですよ。
上杉さん
採用難における根本的な課題は、ズバリ「採用コストがかかること」。
特に紹介会社経由の採用が、負のループを生み出しています。
古川
負のループというと?
上杉さん
紹介会社経由だと「紹介されたから来ただけ」が多く、ミスマッチが原因で離職率が高いんです。
厚生労働省の調査*によれば、民間紹介会社を経由した人の離職状況は3カ月以内に辞める人が11.2%。半年以内だと22.1%にのぼります。
古川
そんなに…
上杉さん
しかも、紹介会社の紹介料は年々高騰していて。
同調査で民間紹介会社への要望*を聞いたところ、トップ3は「紹介手数料の金額を下げてほしい」(78.3%)、「入職後、きちんと定着してくれる人を紹介してほしい」(55.8%)、「経験やスキルなどの条件に合った求職者を紹介してほしい」(34.9%)だったことがわかっています。
*厚生労働省「
保育分野における職業紹介事業に関するアンケート調査
」(令和2年12月)
上杉さん
高いお金を使って紹介会社を利用し、採用できたとしても、離職されてしまえばまた人材が足りない状況に。
そこでもう一度紹介会社に依頼すると、再び高い費用が発生します。
古川
短いスパンで、コストも手間もかかるんですね…
上杉さん
また、スカウトメール経由だと、求職者の現在の就活状況や情報が不透明です。
メールの開封率も悪く、何人が見たかもわからないため、効果が目に見えづらいというデメリットがあるんです。
しかも紹介会社やスカウトメール経由だと、求職者の応募は“待つ”しかありません。
古川
なるほど…
上杉さん
そんな保育業界の負のループを断ち切り、園を救うために生まれたのが「採用担当らいん君」です。
前提として今の時代、求職者は求人媒体やホームページを見ただけで応募しようとはなかなかなりません。
SNSでその園の情報を必ずチェックします。
古川
保育の分野でも採用はSNSがカギなんですね。時代ですね。
上杉さん
ほとんどの若者はスマホを持っていますし、20~30代のLINE利用率は9割以上。
SNSで、「一緒に働く仲間はどんな人?」「職場の雰囲気は?」「私でもこの職場で働けるのかな?」などを細かくチェックします。
上杉さん
「採用担当らいん君」は既存ツールであるLINEを利用するため初期費用は0円。
LINE公式アカウントを制作・運用し、リアルタイムでやり取りできるのでコミュニケーションロスがなく、マッチングの精度が高まります。
中間マージンがなく採用コストの大幅カットも実現します。
さらに“友だち”追加してくれた人にはずっとアプローチすることが可能に。
自園の資産になっていきます。
古川
だからこそLINEなのか…でも、どうやって友だち登録を増やすんですか?
上杉さん
自園のホームページ内の採用ページに友だち追加のリンクを貼ったり、保育士の養成校に出している求人票にQRコードを添付したり、就職フェアに参加する際にチラシを配るなど、さまざまな方法から友だちを集めることが可能です。
また、プラン内にはLINE広告の配信も含まれているので、広告運用を行うことで潜在的な求職者も獲得ができます。
そのほか、弊社グループが運営している求人サイト内にリンクを貼ることもできますので、合わせてご検討ください。
PCに不慣れでも大丈夫。安心のサポート体制
古川
LINE公式アカウントの発信内容は、どうやって決めるんですか?
上杉さん
弊社が10年近く保育施設向け求人サイトを運用していた実績を活かし、きめ細やかなヒアリングをもとに、園の強みや魅力を引き出すコンテンツを作成します。
園に興味がある方が集まるので、採用率から定着率までしっかりと高められます。
さらにLINEはメールよりも圧倒的に既読率が高く、スカウトメッセージ・チャットでのやり取りなど“囲い込み”も“アプローチ”も可能。紹介を“待つ”だけだった姿勢から、自らPUSHしていけるのも大きな強みです。
フォローアップ担当、制作担当には元保育士さんが在籍しているそう
古川
でも、PCに慣れていない方だと管理が大変では…?
上杉さん
ネットに不慣れな先生でも、心配はいりません。LINE認定レベルの知識を持ったスタッフが、複雑な設定はまるっと代行。
運用開始後も、サポートチーム全体で課題に合わせてサポートいたします。
管理画面の使い方などといった不明点は個別に画面を見ながらレクチャーしますし、疑問点があったときも迅速に対応いたします。
古川
チャット定型文の提供や、返信の添削・作成があるのは安心ですね…!
上杉さん
手厚いサポート体制で安心して運用いただけるほか、フォローアップ担当が毎月お電話をし、求職者とのコミュニケーションや運用方法など、きめ細やかな支援を行います。
採用実績も確実に出ていて、ほとんどの施設でLINEからの問い合わせを獲得。
おかげさまで、リピート率も80%と高いんですよ。
実際、どんな変化があった? 導入施設の成果は?
古川
これまでの導入事例はどんな感じなんでしょう?
上杉さん
これまで全国で600法人、2,000施設以上に導入されています。
LINE普及率には地域差がないため、「採用担当らいん君」は全国で活用できるというメリットがあります。
いくつか事例を紹介すると…
2023年度は9名の採用に成功した社会福祉法人緑生福祉会さま。
一番良かった点は、求職者と気軽にやり取りができることだと喜んでいただけました。
上杉さん
たとえば、「休憩時間は60分しっかりあるのか」や「福利厚生は充実しているのか」「実際のところ残業はあるのか」など、LINEだと気になることをストレートに尋ねることができます。
LINE採用を行っていない場合、電話をするか面接に来てもらわないと求職者も質問しづらいんですよね。
「採用担当らいん君」の大きな利点は、採用に関する質問を簡単にすぐに確認し、解決できること。
お問い合わせを通じて求職者とコミュニケーションがとれて、そこから園見学や応募につながったと実感されていました。
古川
求職者にとって、疑問に思った点をすぐに回答してもらえるのは大きいですね。
上杉さん
ほかには、若い方からの応募が格段に増えたという、さくらうみ株式会社さま。
上杉さん
LINE友だち43名に対し、3名の採用につながったとのことでした(2022年度実績)。
以前は紹介会社を通じての採用が多く、多額の採用費用がかかるうえに、若い世代からの応募が少ないのが課題だったそうです。
LINEを導入したあとは20代からの応募が格段に増えたということと、園の雰囲気が伝わるようになったことで、社風に合わない方からの応募がほとんどなくなったとの声をいただきました。
古川
たしかにLINEって、若い方にとっては一番身近なコミュニケーションツールですもんね。
上杉さん
採用方式も時代に合わせた変化が必要です。
SNSが主流となっている今、LINE公式アカウントを導入することで、求職者との接点の持ち方が劇的に変わります。
まずは応募のきっかけづくりから。施設ごとの複雑なカスタマイズや、採用効果を高めるコンテンツ配信など、運用方法まで全ておまかせください。
上杉さん
採用コストを抑えられた保育施設は、設備投資や保育士の待遇改善にも道筋が見えてきます。
保育の現場だけでなく、業界をも救う「採用担当らいん君」。採用でお困りの方は、ぜひご活用ください!
使うか使わないかで、採用結果はかなり変わってくるのでは…?
「LINEは全国に普及している」「一番身近なツール」というお話を聞いて、そう思えてきました。
これまでの採用の常識を覆す「採用担当らいん君」。興味があるご担当者さまは一度問い合わせてみてください!
〈執筆=吉河未布/編集=古川裕子〉
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