企業インタビュー
「正しい判断ができないのは能力の問題ではない」AI日報・otomoが可視化する“経営の盲点”
従業員のメンタルまで日報で可視化…!?
新R25編集部
経営陣の“正しい判断”をサポートするツールが登場しました。AI日報 「otomo」 です。
これは、ただの日報ではありません。
AIが従業員の業務内容やメンタル状態を可視化して分析。ボトルネックを特定して、意思決定のヒントをくれるツールです。
運営元である株式会社DeCoAの事業部長・大野崇人さんに、「otomo」がどのようにして経営判断をサポートするのかをお聞きしました。
〈聞き手=山田三奈(新R25編集部)〉
正しい判断ができないのは「個人の能力不足」ではない

大野さん
マーケティングコンサルティング事業を手がけるDeCoAはこのたび、AI日報「otomo」をリリースしました。


大野さん
経営陣は日々、売上や利益を伸ばすために、正しい判断や意思決定を求められます。
しかし実際には、重要な判断をする際に、リーダー個人の経験や勘、度胸に頼っているケースも少なくありません。

山田
たしかに、成功している社長ほど「勘が鋭い」という話をよく聞きます。

大野さん
そうですよね。
とはいえ、正しい判断ができないのは、必ずしも個人の能力が不足しているからではありません。
多くの場合、次の3つの状態のいずれかに陥っていることが原因です。
① 判断の入り口に立てていない状態
判断に必要なデータや情報が不足しており、意思決定の土台そのものがない状態
② 判断が日常化できていない状態
何から決めればよいのか、どの数字を見ればよいのかがわからず、判断の基準が整理されていない状態
③ 判断疲れの状態
判断すべきことが多すぎて、思考や意思決定が追いついていない状態

大野さん
AI日報 「otomo」 は、この3つのなかでも①にフォーカスしたサービスです。
正しい判断をおこなうためには、まず現状を正しく把握することが欠かせません。
「otomo」は、そのための情報を可視化するサービスで、5つの特許を取得しています。
まとめると以下の3点です。
① 要点抽出し、要約する技術
② 個人から抽出した声を組織単位でまとめて全体像を可視化する技術
③ 声のトーンや揺らぎ、前後の文脈からメンタル不調を検知する技術


山田
すごい! 5つも特許を取得しているんですね!
特許を使って情報を可視化できるとのことですが、「現状を把握できていない」というのは、たとえばどのようなケースがあるのでしょうか?

大野さん
「現場で何か問題が起きていそうだけれど確証が持てない」とか、「社員がどの業務にどれくらいの時間を使っているのかわからず、結局“様子を見る”状態が続いている」といったケースですね。
こうした状況では、問題が起きたときにその場凌ぎの対応をすることになり、根本的な改善が後回しになりがちです。
従業員側も「自分の頑張りが上司に伝わっていない」と感じやすく、不満が生まれる原因にもなります。

山田
現場との間に認識のギャップが生まれて、大きな問題に発展しかねないと。

大野さん
そうなんです。
「otomo」では、ブラックボックスになりやすい「個人の業務内容」から、1on1だけでは把握しにくい「メンタル状態」まで可視化されます。
見えていないから判断できない。そんな経営の盲点を可視化する“情報インフラ”として機能します。

AI日報「otomo」で可視化できる3つの情報

山田
「otomo」は具体的に、どのようにして経営判断をサポートするのでしょうか?

大野さん
経営判断に必要な3つの情報を可視化いたします。
① 「今日の頑張りと成果」を可視化

大野さん
一つ目は、今日の頑張りと成果です。
AIが電話で、従業員の「今日の業務内容」「今のメンタルコンディション」「企業に合わせた設問(今日の頑張ったポイント、効率化したい業務など)」をヒアリングします。
その内容を整理・要約して自動で日報を作成し、管理者へと届けます。

山田
日報を書く代わりに電話で話す、みたいなイメージでしょうか?

大野さん
そうですね。
従業員がやることは、毎日の業務後にスマホにかかってくる電話に出て、3~4分ほど話すだけ。
電話に出られなかったときは、折り返しでの対話が可能です。


山田
へぇ…! 従業員の負担が少ない設計でありがたいです。
ちなみに、トークレベルも個人単位でカスタマイズできるのだそう
② 「個人業務」を可視化

大野さん
二つ目は、個人業務の透明化です。
日報などの自己申告だけでは、個人の細かな業務内容まで正確に把握するのは難しいことも多いと思いますが…
「otomo」では、AIが対話データやツールのログをもとに、「どの業務に・どれくらいの時間を・なぜ使っているのか」まで可視化できます。

山田
業務内容を現場レベルで透明化できるんですね。

大野さん
そうなんです。
これによって個人ごとの業務の実態や負担の偏りが見えるようになり、リソース配分の最適化や、より納得感のある評価がしやすくなると考えています。

山田
なるほど。
個人だけでなく、チームや会社など、もう少し大きなくくりでも可視化できるんですか?

大野さん
はい。個人単位・チーム単位・会社単位といった、さまざまなレイヤーで状況を確認できます。
どの業務にどれくらいの時間がかかっているのか。想定よりも多くの時間がかかってしまっている業務は何か。
こうした情報をもとに、負荷の大きい業務や組織のスピードを阻害している要因を組織単位で可視化することが可能です。
さらにAIが、そこから見えてくる改善のポイントや潜在的なリスクを提示し、データに基づいた意思決定をサポートします。
こちらがダッシュボードのイメージ。管理画面も見やすいです
③ 「不安や負担」を可視化

大野さん
そして三つ目は、不安や負担の可視化です。
「otomo」には、声の揺らぎや話し方のトーンからメンタル不調を検知する技術が搭載されています。
たとえ本人が「大丈夫」「順調です」と答えていても、言葉の裏にある本音を分析して、必要に応じてアラートを出すことができるんです。

山田
すごい技術だ…AIには嘘をつけないですね。

大野さん
そうですね。
1on1だと、どうしても対人関係の影響で本音を言いにくいこともあると思います。
とくに上司や人事との1on1では、立場の違いが壁になって、心身の不調や本音を隠してしまう傾向があるんです。
一方で、AIなら上司よりも本音を言いやすいのではないでしょうか。

山田
たしかに、そう言われると話しやすい気がします。

大野さん
日々のメンタルコンディションを把握することは、従業員を業務負荷やメンタル不調から守ることにつながります。
新卒・中途ともに採用コストも難易度も上がっており、それ以外の育成コストや任せていた仕事の割り振りなどを考えると、企業にとって1人の社員が辞めるということの損失は大きいです。
そのため、社員を業務負荷やメンタル不調から守るためにも「otomo」は効果的だと考えています。
従業員の突然の退職が発生していたり、直接的に不満は上がってこないけれど、なんとなく雰囲気が悪くなっていると感じていたり、生産性が落ちていたりする企業には、ぜひ導入を検討してほしいですね。

山田
離職リスクや生産性低下を未然に防ぐ点も、「otomo」の大きな価値ということですね。
ダッシュボードイメージ。チームと個人のメンタルヘルスが一目瞭然です
ライトコンサル付きプランも

山田
「otomo」は、どのような企業に導入されているんですか? 一気に全社導入は大変そうですが…

大野さん
大手企業を中心にご導入いただいております。
一気に全社で導入というよりも、特定の部署からトライアルとして始まり、効果を感じて他の部署に広げていくケースが多いですね。
とくに従業員が100名を超えたぐらいのタイミングから「現場の声を拾うのが難しい」という声が多いので、大手企業を中心に導入いただいております。

山田
なるほど。ちなみに100名規模だと、月にどのくらいの声を拾えるものなのでしょうか?

大野さん
100名で利用した場合、1日3問×20営業日×100 IDとなるので、1カ月で6,000件もの声を拾うことができます。
「otomo」を入れる前は、「そもそもデータがないために判断できない」という状態でした。
しかしデータが集まるようになると、今度は「情報が多すぎて、何から見ればいいのかわからない」という新たな課題が生まれます。
そこでご用意しているのが、ライトコンサルプランです。

大野さん
このプランでは、1カ月間で集まった声をDeCoAのコンサルタントが分析・整理し、重要度の高い論点を最大3つまでに絞り込みます。
そうすることで改善に向けたアクションに移しやすくなり、組織が着実に前へ進んでいくサポートができると考えています。

山田
重要な論点を絞り込んでくれると。意思決定のスピードも上がりそうですね。

大野さん
はい。
「otomo」の導入により、日報作成にかかる時間を大幅に削減できるのはもちろん、業務のボトルネックの特定から、音声データのみで従業員の心身のコンディションまで把握できます。
従業員にとっても「自身の頑張りを見つけてくれる」という側面と「業務負荷やメンタル不調から守ってくれる」という側面で支えてくれる存在になるはずです。
まずはお気軽にご相談ください。

正しい意思決定ができないのは、能力が足りないからではなく、必要な情報がまだ見えていないだけだということが判明。
AI日報「otomo」は、日々の業務を見える化して、経営陣の意思決定をサポートをしてくれるサービスです。
重要な意思決定をおこなうとき、経験や勘だけに頼らず、「otomo」に頼ってみては?
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