

省人化に“逆張り”。営業・販売支援のセレブリックスが「人」で勝負する組織へと大刷新
あえて「人」に賭けるワケとは…?
新R25編集部

いよいよAIが日常生活にも浸透してきて、「AIに取って代わられた仕事はなくなる」などと囁かれる“大AI時代”に突入。
そんななか、あえて「人」で勝負するビジネスモデルへと組織を変革したのが、営業・販売支援の専門企業である株式会社セレブリックスです。
いったいどこに勝機があるのか、同社代表取締役社長・北川和毅さんにくわしいお話を伺いました。
〈聞き手=古川裕子(新R25編集部)〉
AI時代に「人の力」で変革を起こす

北川さん
設立28年目を迎えたセレブリックスは、営業・販売支援特化の人材サービスを軸に、これまで約1,300社以上の事業成長を支援してきました。
さらなる価値提供を目指して、2025年度から大規模な組織体制の変革と事業構想の転換を実施。
新たに領域特化型の「Business Process Xformation(ビジネスプロセストランスフォーメーション)」略して「BPX」へと事業を拡大・進化させます。

古川
BPX…どのような変革なんですか?

北川さん
AIやテクノロジーの発展が著しいこの時代に、あえて「人の力」でビジネスプロセスに変革を起こします。
「人にしかできない仕事」にテクノロジーを組み合わせることで、新たな時代のニーズに柔軟に応える体制を構築しました。
あえて「人」の価値に着目するのは“逆張り”のアプローチだと言えるでしょう。

古川
でも、今後AIが発展すれば「人にしかできない仕事」は減っていくのでは…?

北川さん
たしかに採用難や人手不足が深刻な経営課題となる今、AIによる自動化やテクノロジーを活用した省人化が進んでいるのは事実です。

古川
そうですよね…

北川さん
しかし、どれだけAIやテクノロジーが発展しようとも、それらを使いこなすのは結局「人」なので、「人にしかできない仕事」は必ず存在します。
むしろAI時代だからこそ、人間ならではの知見と感性、解決力などの「ヒューマンスキル」が再評価されているんです。

古川
AIを使いこなすこと以外でも、「人の力」が求められている?

北川さん
はい。たとえば個々の人材の力を最大限に引き出すこともその一つです。
個々が本来持つ力を見極めて、成長を支えるための環境を整備するためには、現場の生の感覚やナレッジ、人を動かす力が必要ですよね。
これらはすべて「人」ならではのものです。

古川
たしかに。

北川さん
ビジネスは人の思いやエネルギーで駆動するものなので、人の力を無視して真のビジョン実現はできません。
「BPX」は、テクノロジーだけでなく「人の力」で柔軟にお客さまのニーズにマッチした課題解決をし、スピード感をもってビジョン実現を叶えるための変革なんです。

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「BPX」を実現するドメイン制組織

北川さん
それに伴い、5つの「事業ドメイン」とそれを支える5つの「機能ドメイン」からなる新たな組織体制に変わりました。
これまでの営業・販売支援の枠を超えた支援によって、より迅速かつ広範囲なニーズにお応えします。


古川
営業や販売支援の領域がより広がったんですね。

北川さん
はい。新体制では、顧客解像度や事業理解といった領域(ドメイン)ごとの専門性を追求し、多様化するニーズに迅速にフィットする、サービス・人材・技術・仕組みを提供してまいります。

古川
具体的には、それぞれの事業部門でどのような支援をするんですか?

北川さん
「セールス」は、BtoBビジネスを展開する企業向けです。
規模や業界に応じた支援体制で、組織の変革、顧客獲得、プロセス構築や最適化といった課題を解決します。
「リテール」はBtoCメーカーの販路開拓や売り場づくり支援から販売スタッフの教育、研修制度構築、小売業・店舗ビジネスをおこなう事業者の顧客開拓などです。

北川さん
「マーケティング」においても、企業のマーケティング活動をお客さまと一緒に戦略的に変革し、未来を“共創”します。
人が介在したセールスプロモーションを得意とします。
その他「採用支援」や「公共BPO」では、企業が本来の施策実施に専念できるよう、周辺事業領域を効率的に代行します。

古川
「お客さまと一緒に」という姿勢がカギなんですね。

北川さん
まさにその通りです。
お客さまと「ともに悩み、ともに考え、ともに歩みを進める」伴走型パートナーシップをさらに深化させ、人を通じた企業変革と収益向上を支援してまいります。
ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の刷新

北川さん
さらに、会社の存在意義や目指す方向性も改めて定義し、新たなミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定しました。
ミッションは、「勝たせるために、すべてを尽くす。」です。


古川
おお…力強いメッセージですね。

北川さん
5年先、10年先を見据えて「BPX」をリードし、お客さまの成長を共に創り上げる“変革の推進役”として責任を果たしたいと考えています。
売れる仕組みをつくる。戦略を実行に落とし込む人材を確保する。コア事業に集中できる環境を構築する。
これらすべてで粘り強く伴走して成長の立役者となり、「セレブリックスがいてくれたから今の成長がある」と思っていただけることが、私たちの最高の喜びです。
どんなにAIやテクノロジーが発展しても、それを動かすのは「人」。
AI時代にあえて「人」で挑む、これからのセレブリックスのビジネスに注目です!
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