なくしたい“ジェンダーバイアス”はなんですか?
「女性向け企画はピンク」…ビジパたちが考える、仕事シーンに潜む4つの“ジェンダーバイアス”
新R25編集部
「ビジパの新常識 ~新R25総研~」では、ビジネスパーソンの知見が集まるアプリ「新R25ワイドショー」に寄せられたさまざまなトピックをまとめ、“もっとも現代的でもっともリアルなビジネスまわりの新常識”を発信していきます!
今回のテーマは「なくしたいジェンダーバイアス」。
ジェンダーバイアスとは、性別による固定観念や偏った考え方のこと。自覚していないだけで、実は日常生活の中にも誰かを傷つけるバイアスが潜んでいるかも…。
あなたは、そんなジェンダーバイアスを日常のなかで感じることがありますか? 新R25の調査によると…
全81回答。新R25公式アカウントによるTwitter上での投票より
66.7%の人が「感じたことがある」と回答する結果に。何気ない決めつけや、配慮のないバイアスは、知らないところで誰かを不快にさせている可能性があるかも…。
あなたは、どんな場面でジェンダーバイアスを感じたことがあるでしょうか?
ジェンダーバイアスを感じる瞬間①色のイメージ
男性を表すのは青や黒、女性を表すのは赤やピンクといったバイアスを、あなたも体感したことはありませんか?
例えば商品やプロダクトを開発する際に、「女性向けだからピンクにしよう」という発想は危険と言われることも…。
その色が必ずしも悪というわけではないですが、無意識のバイアスで決めつけすぎないほうがよさそうです。
ジェンダーバイアスを感じる瞬間②「女性◯◯」という肩書きや強調
女社長、女性管理職、女性議員…。メディアの報道などでよく使われる表現ですが、わざわざ「女性」を強調する必要があるのか、という意見です。
当の本人にとっては、社長であることも、管理職であることも、議員であることも当たり前のこと。女性というだけで“特別”といったニュアンスを添えるのは、存在するジェンダーバイアスのひとつでしょう。
ジェンダーバイアスを感じる瞬間③男性が奢る風潮
ネットをよくにぎわせる「奢る・奢られ問題」。恋愛において、“男性は女性に奢るもの”という風潮は、確かに今も残っているかも…。
「奢ること=男性らしさ」として当たり前のように要求する態度は、誰かを傷つけるジェンダーバイアスと言えるでしょう。
ジェンダーバイアスを感じる瞬間④ジェンダーバイアスという考えそのもの
ジェンダーバイアスについて考えるとき、私たちはもっとも自身の性別と向き合い、逆に「男性」「女性」という括りを強調して物事を捉えてしまう皮肉があるかもしれません。
そんな枠組みで捉えられたくない人も多いはず。性別ではなく、個々に目を向けられるような社会を実現したいものです。
あなたが思うジェンダーバイアスは?
ジェンダーバイアスにおける感じ方は人それぞれ。自分にとっては気にならないことでも、相手にとっての価値観が同じとは限りません。
だからこそ、ビジネスパーソンとして、誰が・どんな考えを持っているかにアンテナを張る必要はありそう。
自分の主観だけでなく、他者の主観も尊重して、誰かを傷つけるバイアスとはていねいに向き合っていけるといいですね。
〈文=鈴木このは/編集=天野俊吉(@amanop)〉
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