ビジネスパーソンインタビュー
「紙の本は、自分と向き合う鏡でもある」TVプロデューサー・佐久間宣行が“絶対に読んで欲しい”とオススメの3冊

#木曜日は本曜日

「紙の本は、自分と向き合う鏡でもある」TVプロデューサー・佐久間宣行が“絶対に読んで欲しい”とオススメの3冊

新R25編集部

連載

特報 新R25

Sponsored by 東京都書店商業組合

2022/11/04

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小さい頃はよく本屋に足を運んでいたけれど、「最近は電子書籍で楽しんでいる」「そもそも活字をあまり読んでいない」「街中で本屋をあまり見かけなくなった」という人も多いのではないでしょうか?

実は電子書籍の台頭や、書籍のネット購入率増加等を受け、2000年には21495店舗あった本屋は、2020年には11024店舗と約半数に

そんな現状に東京の本屋が一念発起したことで、テレビニュースやSNSなどで話題沸騰中のプロジェクト「#木曜日は本曜日」をご存知ですか?

忙しい日々の中でもゆっくり本と向き合う時間として、週の真ん中に位置する“木曜日”に目を向け、週に一回本屋へ足を運ぶ習慣づくりを目指して始動したというこのプロジェクト。

「本屋のピンチを救いたい!」との思いに共感する本屋と本を愛する著名人・インフルエンサー・作家十数名が「人生を変えた本」を選書し、本屋での本との出会い・エピソードを語るインタビュー動画も毎週木曜日に公開されています。

先週公開の動画では、ラランド ニシダさんがオススメの本を紹介

注目企業や業界の最新ニュースを、新R25が独自の視点でピックアップしてお届けする「特報 新R25」では今回、プロジェクト第2弾のインタビュー内容を一部抜粋してお届け。

今回は、テレビプロデューサー、ラジオパーソナリティとして活躍されている佐久間宣行 さん

大の本好きで、若い頃は仕事の合間にトイレで読書をしていたというエピソードがあるほど。あらゆるコンテンツに仕事でも関わる佐久間さんがオススメする本とは…?

【佐久間・宣行(さくまのぶゆき)】1999年テレビ東京に入社。『TVチャンピオン』などで経験を積みながら、入社3年目に異例の早さでプロデューサーとして抜擢される。『ゴッドタン』『あちこちオードリー』のプロデュース・演出をつとめる。2021年3月にテレビ東京を退社、フリーランスに。Netflix「トークサバイバー」ビジネス書「佐久間宣行のずるい仕事術」。オールナイトニッポン0水曜日のパーソナリティなど幅広く活躍

本屋に行く理由

佐久間さん

僕にとって本屋さんは「テーマパーク」なんですよ

「漫画」「小説」「子供の絵本」みたいにいろんな乗り物がある感覚で、買いたい本がそれぞれのジャンルで出てくるという意味でテーマパークに遊びにいくのに近い感じなんです。

佐久間さん

あらゆるメディアがあるなかで、一番情報量とそこに込められた想いが強いのが本だと思うんです。

本棚にあるから常にそばにある感覚もあって、新しい本に出会うことは"なんでも知ってる友達が1人増える”感じですし、常にそういう気持ちで本棚にしまってます。

佐久間宣行の「人生を変えた本」

冨樫義博『レベルE』(集英社)

宇宙人が人類に気づかれないよう社会に溶け込んでいる世界でドグラ星の王子様が巻き起こすさまざまな騒動を描く連作集

佐久間さん

大好きな漫画はたくさんあるんですけど、そのなかでも度肝を抜かれたのが『レベルE』です。

ずっと大好きで汚れたら買い直したりして本棚に常にあります(笑)。

4話からはじまる人間を食べてしまう異星人との話が「え…冨樫さん(作者)マジで天才なんじゃないの!?」と思って何度も読み返しました。

SFとミステリーは、大きな嘘をついてくれてディティールをプロの仕事で固めている世界観が昔から好きで、それは今の僕の仕事にもつながっていると思います。

チョン・セラン『フィフティ・ピープル』(亜紀書房)

50人のドラマがあやとりのように絡み合う、韓国文学をリードする若手作家によるめくるめく連作短編小説集

佐久間さん

現代社会のなかで生きていくことのつらさや息苦しさ、そのなかにある希望やそれぞれの仕事について書かれた短編です。

50人出てくるので誰でも「あるな〜」とひっかかりますし、親目線のストーリーが結構あって僕は号泣してしまいました。

今韓国映画やドラマが話題になってますけど、韓国文学も本当におもしろい

韓国の社会って今の日本より少しマッチョな社会だと思うので、それぞれの生きづらさみたいなものをエンタメのなかで解放していこうという気持ちが強くて、読んでいると救われる気持ちになります。

若林正恭『ナナメの夕暮れ』(文藝春秋)

恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!――世の中を常に”ナナメ”に見てきた著者にも、四十を前にしてついに変化が。体力の衰えを自覚し、没頭できる趣味や気の合う仲間との出会いを経て、いかにして世界を肯定できるようになったか。「人見知り芸人」の集大成エッセイ。

佐久間さん

若林くんが体験した言葉を刻みつけているという感じがして、笑えるものから真面目なものまで文章が好きです。

共感と傷を笑にできる人がかっこいいと思ってるんですが、そのなかで若林くんは受け入れられた自分のコンプレックスを捨てて変わっていく自分を笑いにしている感じがするんです。

変わっていく自分の価値観をお笑いにしているのがかっこいいなと思った本です。自分って世の中にうまくアジャストできないなと悩んでいる人にはささる1冊ですね

公開中のインタビュー動画のなかには、佐久間さんが実際に書店をめぐりながら読書の楽しみ方や選び方について語るシーンも。

今回佐久間さんが選んだ本は、東京都書店商業組合加盟約180の書店にて販売されるほか、購入特典として本棚をイメージした「#木曜日は本曜日 限定しおり」の店頭配布など、本屋ならではのキャンペーンも実施中とのこと。

週の前半頑張った自分へのご褒美として、週の後半を楽しむための1冊として。自分がまだ出会っていない新しい本を楽しみに「木曜日」に本屋に遊びにいってみるのはいかがでしょうか?

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