ビジネスパーソンインタビュー
電子レンジは持ち運べる時代!?
応援購入総額は驚異の2686%達成。注目の電子レンジバック「WILLCOOK® HO-ON」とは?
新R25編集部
「コンビニで買ったホットコーヒーが常温に…」「冷たい飲み物もすぐにぬるくなってしまう…」「アウトドアでもっと手軽に食べ物を温められたら…」
みなさんも一度は日常のなかで経験したことがある、電子レンジや冷蔵庫が近くになく「もっと最高の状態で飲んだり食べたりできたら…」というシーン。
注目商品や企業の最新ニュースを、新R25が独自の視点でピックアップしてお届けする「特報 新R25」。
今回紹介するのは、そんな日常のちょっとしたモヤモヤを解決してくれる電子レンジバッグ「WILLCOOK® HO-ON」。
一見するとおしゃれなバッグのように見える同商品、なんと保冷や保温はもちろん“加温”までできる「持ち運べる電子レンジ」なんです。
現在Makuakeでも掲載中の同商品は、目標金額30万に対しおよそ800万を超える応援購入総額が集まっており、達成率は驚異の2686%に(!?)。
こんな達成率みたことない…
今回は、開発秘話やこだわりポイントをお伝えしながら、同商品がビジネスパーソンを中心に支持を集める理由についてお伝えしていきます。
✔️アパレル×技術のプロから生まれた機能性バッグ
✔️「保温」「保冷」「加温」という3つの機能がこれ1つに
✔️「電子レンジバッグ」が災害の備えにもなる!?
「バッグが、調理器具になったら…?」プロフェッショナルのコラボで生まれたこだわり商品
上田さん
おかげさまでビジネスパーソンの方にも多く支持をいただいている「WILLCOOK® HO-ON」ですが、もともとは子供が真冬の野球練習に保温弁当箱に入れても中身が冷めてしまうことから「温かいお弁当を食べさせてあげたい」と考えたことが開発のきっかけなんです。
そう教えてくれたのは、株式会社WILLTEXでPromotion Directorを務める上田彩花氏。
「WILLCOOK® HO-ON」を企画・販売している同社立ち上げのきっかけは、株式会社三機コンシスが世界初の技術として開発した、繊維自体が発熱するこれまでにない布製ヒーティングシステム「HOTOPIA(FABRINICS)」との出会いから始まっています。
上田さん
WILLTEXは、繊維業界の出身のメンバーが集まり「ファブリックヒーターで温かな未来を作ろう」と立ち上げた会社です。
「HOTOPIA」には展示会を通じて出会い、三機コンシスの技術とWILLTEXの繊維業界を知り尽くした強みで、タッグを組むことで“アパレル業界のものづくりを根底から変えられる”と確信。すぐに打ち合わせをしてライセンス契約を結ぶことになりました。
その第1弾となる商品が、今回発表させていただいた「WILLCOOK® HO-ON」なんです。
しかしその構想から「WILLCOOK® HO-ON」の商品化までに費やした期間はおよそ3年。
そこには、プロフェッショナル同士のものづくりだからこそ妥協を許さない姿勢がありました。
上田さん
HOTOPIAで人々の日常がより良いものとなる様、様々なテストや検証を日々繰り返してきました。
スタート時はバッグ型ではなく、シート状だったのですが、温度が高過ぎてすぐ壊れてしまい、耐熱性や耐久性を持つ素材探しに時間がかかりました。
「食品をしっかり温めたいので高温にしたい」「高温にしたいけど温度が高すぎても火傷の危険性がある…」など超えなければいけないハードルが多く、みなさまに使っていただくにはどの温度が最適なのか、温度や素材、仕様を検討しながら、ようやくこのバッグ型にたどりついたんです。
「加温」「保温」「保冷」ができる超機能性バッグ
こうしてようやく誕生した「WILLCOOK® HO-ON」。その機能や特徴についても見ていきましょう。
5分で80℃まで温かくすることが可能な「加温機能」
「WILLCOOK® HO-ON」に入っている布ヒーターを専用バッテリーとつないで発熱させることで、いつでもどこでも電子レンジのように飲み物や食べ物を温めることが可能。
また、バッテリー専用のアプリ「HOTOPIA」をインストールすると、アプリから温度調節が可能になります。
上田さん
三機コンシスが開発した、繊維自体が発熱する新感覚の布製ヒーティングシステムを採用しており、通常の布と同じ柔軟性・軽量性を持ちながら、素早く均一な温かさを実現しています。
5分で80℃まで温かくすることが可能なので、常温のレトルトカレーや冷凍ピザ、冷めてしまったコーヒーやお茶などを「WILLCOOK® HO-ON」に入れることですぐにおいしく楽しめます。
たとえば、90gのレトルトカレーであれば20分で温める事ができますよ。
「WILLCOOK® HO-ON」を活用すれば、外にいてもこんなメニューが楽しめます
55℃を2時間以上キープすることが可能な「保温機能」
また、繊維自体が発熱するため、保温バッグとして活用することも可能です。
上田さん
調理器具の保温に使用されている保温効果の高い断熱中綿と、遮熱効果の高いアルミフィルムをプラスする事で、高い保温力を保持する事ができます。
上田さん
コンビニで購入した温かいペットボトルはすぐに冷めてしまいますが、「WILLCOOK® HO-ON」に入れておくことで、55℃を2時間以上キープすることが可能になりますよ。
断熱材の効果による「保冷機能」も
さらに、バッテリーをセットしない状態で使用すれば保冷バッグとしても活用可能に。
上田さん
ビールなど350mlを3本を入れたまま2時間おいしく飲める状態を保つことができます。(夏4~6°C、冬6~8°C)
キャンプやフェスなど、みんなで集まってワイワイする時にも保冷バッグとして活用いただけます。
詳しい使い方はこちらをチェック
暮らしにとけこむ“カルチャー”となるプロダクトへ
さらに、「WILLCOOK® HO-ON」の機能性は、単に日常を少し便利にするだけにとどまりません。
上田さん
「WILLCOOK® HO-ON」の加温機能は、災害時にライフラインが止まってしまった場合や、屋外などでも活用できます。
レトルトの非常食など、不安な状況下においても温かい食事をとることが可能ですし、液体ミルクを保存食として用意をしておくと、冷たいままでは飲まないと言われているミルクでも、温めてから赤ちゃんにあげることもできます。
その機能とアイディアが認められ第2回フェーズフリーアワード2022ではアイデア部門のオーディエンス賞を受賞。
※フェーズリーアワードとは
「災害による被害が起こりにくい、安心して豊かに暮らせる」社会を実現していくための活動の一つで、誰もが知らず知らずのうちに災害への備えができている“フェーズフリー”な社会の実現に向けて、優れたビジネスモデルやアイデアを選出するアワード
上田さん
日本は災害大国と言われている事もあり、ただ温めるだけでなく、日常で使用でき、災害時にも同様の使い方が出来るフェーズフリーな製品を目指し、最終的にバッグ型の「WILLCOOK® HO-ON」が生まれました。
ベビーフードや液体ミルク、おにぎりや缶詰など、赤ちゃんからお年寄りまでみんなが使える、そんなカルチャー(文化)となるような製品に育てて行きたいと思っています。
「ファイバーイノベーションで豊かな未来へ導くヒーローになる」をビジョンに掲げる株式会社WILLTEXでは、パートナー企業へ向けて「HOTOPIA(FABRINICS)」を使用した課題解決や事業構築も仕掛けていくそう。
アパレル業界で培った企画・開発力を活かしながら、さまざまな分野において、布を活用した豊かな未来をつくるための同社の挑戦に、今後も目が離せません。
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