ビジネスパーソンインタビュー

キャリアにおける漠然とした不安はこう解消。“社員クチコミ”を活用して意味ある「キャリアの棚卸し」を行う方法

社員クチコミはキャリアの棚卸しにも使える!?

キャリアにおける漠然とした不安はこう解消。“社員クチコミ”を活用して意味ある「キャリアの棚卸し」を行う方法

新R25編集部

連載

クチコミ転職“ニュースタンダード”

Sponsored by オープンワーク株式会社

2023/07/10

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就職活動や転職活動の際、希望する企業の社員クチコミを検索したことがある人は多いはず。

社員クチコミを見ればその企業の社風や働きがい、ワークライフバランスといったリアルな声をなんとなく把握できる一方で、「退職者がネガティブなことばかり投稿してるんじゃないの?」などの疑念がぬぐえないのも正直なところ。

一方で、以前新R25の取材でOpenWorkの大澤陽樹CEOが「社員クチコミを活用した転職がスタンダードになりつつある」とも発言しています。

そこで新R25では、OpenWorkとのコラボ企画として“社員クチコミを活用し、自分に合った転職やキャリアアップ”について考える連載を展開中。

第4回となる今回は、社員クチコミを活用した“キャリアのモヤモヤの解決策”を紹介。

新R25編集部が厳選したR25世代のビジネスパーソンが抱えるさまざまなキャリアのモヤモヤに対し、オープンワーク株式会社の堀本修平(ほりもと ・しゅうへい)さんに回答いただきました。

堀本 修平(ほりもと ・しゅうへい) オープンワーク株式会社 執行役員 セールス・マーケティング部門責任者 明治大学卒業後、広告代理店に入社。2009年より博報堂で大手通信会社やコンビニチェーンの営業を担当。その後ユニクロにて、グローバルマーケティングを担当し、再度、博報堂に戻り、自動車会社の国内事業のマーケティング戦略やコミュニケーション施策を担当。2021年4月にオープンワークへ入社し、2022年7月に執行役員に就任。2022年12月、東証グロース市場へ上場。

〈聞き手=宮内麻希(新R25編集部)〉

【お悩み相談】30歳を目前に、漠然としたキャリアで“モヤモヤ”中…

「未来」についての理想像があるかないかが分かれ道?

新R25編集部・宮内

今回は働き盛りの新R25読者層と同じく、多くのビジネスパーソンの方が感じていそうなケースを取り上げてみました。堀本さん、こちらの「モヤモヤ」について実際にどう思いますか?

堀本さん

まさにこういった「モヤモヤ」を抱えている方は多いですよね。

直接話を聞かずとも、SNSなどを通じて友人や知人のステータスを知り、比較して焦りを感じてしまうこともあると思います。私自身、周囲の話を聞いては焦りを感じたことなんてたくさんあります。

ただ、忘れてはいけないのは他の人にとっては正解であることも、自分にとっては正解ではないということです。

周りの状況ばかりを見ていても、モヤモヤは膨らむばかりです。こうしたときに大切なのは、多少周りの声はシャットアウトしてでも、自分と向き合うことではないでしょうか。

新R25編集部・宮内

キャリアについてモヤモヤすると、まずは「転職サイトやエージェントに登録しなくては!」と行動が先になってしまいがちですよね。

転職サービスを提供する側の堀本さんがこのアドバイスとは、ちょっと意外です。

堀本さん

「まず転職サービスに登録する」という行動をとってしまうと、たくさんの求人票が送られてきてかえってモヤモヤするケースも多いんです。

勢いよく転職したとしても、企業発信の情報や求人票の条件だけで判断してしまい、入社して初めて気づくギャップに悩むケースも…。

からこそ、モヤモヤしたからといってやみくもに動くのではなく、まずは「自分と向き合うこと」はおススメしたいと思います

新R25編集部・宮内

自分に向き合うというのは、いわゆる「キャリアの棚卸し」でしょうか。正直ちょっと構えちゃいますね。

堀本さん

キャリアの棚卸しに関しては、意識しないとなかなかできないものですが、「過去」「現在」「未来」に分けて考えてみると意外とシンプルですよ。

特に重要なのは「未来」について考えること。

私も採用面接を担当することが多いですが「過去」「現在」については事実ベースの話なのではっきり伝えられる一方、「これからのキャリアをどう考えているのか」「どうありたいのか」に関しては、はっきり答えられない方が多い印象です。

「未来」についての理想像があるかないかで、モヤモヤが晴れるか否かが変わると思います

新R25編集部・宮内

たしかにそうかもしれません。そこのイメージを持つのが一番難しいと感じる方はきっと多いはずです…。どう考えていったらよいのでしょうか?

堀本さん

「キャリア」という語源もしかり、過去があってこその未来ですよね。

これまでの経験を振り返り、「仕事を通して喜びを感じた瞬間」や「周りから褒められたこと」、反対に「ストレスに感じたこと」などを洗い出していただき、それぞれ深堀することで、「自分の強みは何か」「どういう文化の会社がフィットしやすいのか」「何を目指したいか」など、未来につながる方向性が何かしら見えてくるはずです

今回の相談者の方は社会人6年目ということなので、振り返られる過去の経験はたくさんあるはずです。

新R25編集部・宮内

確かに、歴が長ければ長いほど振り返りの材料が多いですよね。

堀本さん

そうですね。ただ、「大転職時代」と言われている今のご時世、転職を考える若い方々は年々増えています。

社会人歴が浅い方も、長さ問わず振り返りの「質」を高める方法としても手法としても「社員クチコミの活用」があります。

新R25編集部・宮内

振り返りの「質」の高め方…これは多くの人が気になるポイントです。具体的にはどのように行えばよいのでしょうか。

社員クチコミ活用術①「今の会社に対する自分の考えを整理」

堀本さん

まず、クチコミを書くことで自分が今の会社に対してどう思っているのかを整理することができます。

OpenWork上で自社の評価を行おうとすると、評価スコアを点数でつけるのと同時に、「働きがい・成長」「入社理由と入社後ギャップ」「退職検討理由」「経営者への提言」「企業分析[強み・弱み・展望]」といった8項目の中から、合わせて500文字以上でクチコミを書く必要があります。

堀本さん

職務経歴書にはこのような項目はないですし、そもそもこういう問いを受ける機会ってなかなかないと思うんですよね。

経験という分かりやすいファクト情報だけでなく、OpenWorkの評価項目のように自分のインサイトから来る定性情報を書くことで、キャリアの棚卸をするときに役立つ情報が出揃ってきます。

実際、ユーザーのみなさまからは「投稿しようとして初めて自社について考えた」と言ったお声をいただくことがありますね

社員クチコミ活用術②「他の人のクチコミと自分のクチコミを比較する」

堀本さん

そして、自分が書くことで、その後に他の方が書いたクチコミを読むことで、比較ができるようになります。

その結果、現職に対しての捉え方が変わり自分のインサイトが明確になることで、転職をするかどうか、どのような転職先が良いのか、選択肢がより具体的に鮮明になってきます。

新R25編集部・宮内

まず自分が書いた上でほかの人はどう考えてるかをチェックするんですね。

堀本さん

そうですね。そのときのポイントは軸を変えてクチコミを見てみること。

「自分と同じことを書いている・感じている人は多いか?」「その投稿者は自分と同じ属性(入社形態、性別、在籍年数)か?」「何年に渡っても同じような投稿が続いているか?」など、軸によって見え方が違ってくるはずです。

これができると、「自分が感じていた会社に対する同じような点について、退職検討理由としている人も多い。その退職検討理由には同意できる箇所が多く感じた。ということは自分も、もしかしたら今この会社のフェーズに合ってないのかも…?」など考えることができます。

新R25編集部・宮内

たしかにそれができれば、自分1人でも自分の意見を客観的に判断できそうです。

社員クチコミ活用術③「同業他社や気になっている企業のクチコミを見てみる」

堀本さん

自分の会社についてどう考えているか、自分のキャリアについてどう考えているのかが明確になってきたら、ようやく他社に目を向けてみます。

新R25編集部・宮内

①②のステップを経て、ここでやっと他社のクチコミにいくんですね…!

堀本さん

そうなんです。この時に注目すべきは「職種や年代など自分と境遇が似ていそうな回答者の投稿」です。

自分と近しい境遇の回答者によるクチコミを読みにいくことで、自分の考えをより客観的に整理することができます。実は、私自身、転職時に内定先のOpenWork情報を見て、「今の自分では通用しない」と感じて辞退した経験があります。そこから、通用するために必要なスキルや経験を整理して、急きょ方針転換した経験があります。

新R25編集部・宮内

なるほど、実際に働いた人のクチコミを通して、自分のキャリアや強みを客観的に見ることもできるんですね。

堀本さん

あとは、「自分に合っているか」だけでなく必ずネガティブな側面も見ることが大事です。

“いい会社”かどうかのわかりやすいチェックポイントとしては、要注意ワードに着目してみてください。

【要注意ワード①】
イエスマン、顔色、機嫌、相続、会長、ワンマン、権力 など

【要注意ワード②】
精神論、昭和、アナログ、マニュアル、古い体質、古臭い、昔ながら、旧態依然 など

堀本さん

ただ大前提として、どんなに評価スコアが高い企業でも完璧な会社はありません。逆に言えば、評価スコアが低くても、自分にとっては「良い会社」となり得ることもあります。

大事なのは、「自分にとってそれが耐え難いネガティブ情報なのか、耐えられるネガティブ情報なのか」を把握しておくこと。

自分のキャリアに対する考え方と、客観的に見た自分のキャリア。両方をバランスよく捉えながら、ハード面だけでなく、ソフト面からも納得のいくキャリア選択を実現できるといいですね

新R25編集部・宮内

「社員クチコミ」「評価スコア」と聞くと、評価だけで企業をみる方法のように感じたのですが、実態は自分のキャリアの棚卸しにも使えるものだったんですね。

私もモヤモヤした時には試してみたいと思います!

✔️「自分のキャリアの棚卸し」→「客観視点での比較」→「会社選択」までOpenWorkなら一気通貫で可能!

“社員クチコミをチェックする”以外にも。新R25読者にオススメなOpenWorkの使い方3選

①OpenWorkで転職する

OpenWorkで掲載している求人数は約55,000件(2023年5月時点)。

企業向け採用支援サービス「OpenWorkリクルーティング」ではOpenWorkの評価スコアが高い優良企業ほど多くの求職者にスカウトを送ることができるようになっているので、評価の良い会社からスカウトが届きやすいのがポイント。

自分の知識や経験だけではたどりつけない本当の優良企業と出会える転職サービスはOpenWorkならではです。

②これから伸びる会社かどうかを見極める

OpenWorkでは社員クチコミの投稿文だけではなく、評価スコア(数値)の8角形と総合評価点もチェックすることができます。

さらに、業界比較やこのスコアが上がっているのか?下がっているのか?「データ推移」機能を使って経年変化を分析することも可能。

今のスコアだけを鵜呑みするのではなく、成長中にある企業かどうかを見極めて企業選びをすることに活用いただけます

実際、OpenWorkのデータを使った論文では、その会社の業績や株価と相関関係にあることが証明されており、投資先の企業選びにOpenWorkを活用する投資家もいるそう。

「組織体制・企業文化」項目のクチコミをチェックすることで、その会社の2〜3年後の業績予測や企業成長を予測するのにもオススメです

③キャリアの棚卸しや自己理解に活用する

転職や就職の参考として読むだけでなく、1年以上同じ会社で働いたことがある方は投稿をしてみるのもオススメです。(※正社員・契約社員限定)

「どのような点に働きがいを感じましたか?」「この会社の就業経験によってどのように成長・キャリア開発できましたか?」「経営者に、この会社をより発展させるための提言をするなら何を伝えますか?」などの質問に回答するなかで、自分では言語化していなかった働くことへの考え方や自分が大切にしたい価値観に気がつくことも。

さらに、あなたが社員クチコミを投稿することで“次のキャリアの一歩”を踏み出す誰かの手助けになるかもしれません。

あなたのこれまでのキャリアの棚卸しにOpenWorkを活用してみるのはいかがでしょうか?

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