ビジネスパーソンインタビュー

可能性を信じてくれる環境で、自分の人生に成果を作ろう!

仕事も人生も輝かせるには?

可能性を信じてくれる環境で、自分の人生に成果を作ろう!

新R25編集部

連載

「“はたらくWell-being”を考えよう」

Sponsored by パーソルホールディングス株式会社

2024/02/13

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リモートワークの浸透などと相まって、「はたらき方改革」が世間の潮流となって久しい昨今。

現場ではたらくビジネスパーソンの中には、「本気で仕事に打ち込もうと思ったらはたらき方改革なんて無理」「自分らしいはたらき方なんて難しい」と感じている人もいるはず。

そこで、パーソルグループと新R25のコラボでお送りする本連載「“はたらくWell-being”を考えよう」ではモヤモヤを感じているあなたへ「令和の新しいはたらき方」を提案していきます。

「はたらくWell-being」とは、はたらくことを通してその人自身が感じる幸せや満足感のこと。それを測るための3つの質問があります。

①あなたは、日々の仕事に喜びや楽しみを感じていますか?

②自分の仕事は、人々の生活をよりよくすることにつながっていると思いますか?

③自分の仕事や働き方は、多くの選択肢の中から、あなたが選べる状態ですか?

3つの質問すべてに「YES」と答えられる人は「はたらくWell-being」が高いと言えます。「“はたらくWell-being”を考えよう」では、日々、充実感を持ってはたらく方々へのインタビューを通して、幸せにはたらくためのヒントを探します。

今回、お話をお伺いしたのは株式会社MAHALO 代表取締役松井裕香さんです。

株式会社MAHALOは「女性の人生を輝かせ、明るい未来を創る」という理念のもと全国に美容サロンを展開。一番の特徴は、所属するスタッフが全員女性であることです。平均年齢は26歳、ライフステージの異なる女性たちが、一人ひとり仕事にも人生にも内面から輝き続けるための社内教育に力を入れています。

その実績が評価され、女性たちをエンパワメントし成長させる企業としてForbus JAPAN WOMAN AWARD2023 並びに経営トップ実行力ランキング1位をW受賞を果たしました。

女性にとってのはたらくやりがいを組織として生み出している松井さんに、末ながく“はたらくWell-being”を感じ続けられる方法を聞きました。

新潟県生まれ湘南育ち。ネイルサロン・アイラッシュサロン・エステサロン・プロダクト事業など幅広く展開し、平均年齢26歳の若い女性が活躍する場を広げる。「世の中にトキメキとイロドリを提供する」を掲げ、〈サロン〉の枠を超え、新しい発信に舵をきる。女性独自の〈マネジメント〉や〈内面から輝く女性のためのステージ作り〉に力を入れ、社内外に関わらずさまざまな女性たちへの発信も率先して活動を広げている。2022年、2023年と続けてForbes JAPAN WOMEN AWARDの企業部門(101名以上1,000名以下の部)において、企業総合ランキングと経営トップ実行力ランキングの1位をダブル受賞。MAHALOは2024年に15周年を迎える

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自分の人生に、成果を作ろう

飯室

女性100%の会社って珍しいと思うのですが、どんな雰囲気なんですか?

松井さん

美容業界で全員女性の会社というと一見穏やかに見られがちなんですけど、うちの会社はめちゃめちゃ成長特化型の社風ですね。

飯室

成長特化型!

松井さん

はい。私たちは「世の中にトキメキとイロドリを提供する」をミッションに掲げて人々を美しくする仕事をしているので、お客様に安心していただくためにも、まずスタッフが輝いていないと説得力がないと考えているんです。

飯室

確かに、できれば輝きながらはたらいている方に、お任せしたい。

松井さん

美容業界ということもあり、みんな外見にはすごく気を使います。

もちろんそれも大事なのですが、歳を重ねても輝き続けるためには内面を磨いていないとなかなか難しいです。

それには、人間的な成長が必須。MAHALOでは技術以外にも人間的な成長を促せる教育に力を入れています

飯室

人間的な成長。それはどういう教育なんですか?

松井さん

新入社員や若手のスタッフにはまず、「自分の人生に成果を作ろうね」ということを目指してもらいます。

飯室

自分の人生に成果!

松井さん

言い換えるなら、自律を目指すことですね。

主体的にはたらき、自分の目標を掲げて、その目標を達成できる自分を作り上げること。それが社会人としての土台になります。

この土台は最初に身につけておかないと、後からは結構難しいんですよ。

極端な話、若手のうちは自分のことだけを考えていいと思っていますね。

飯室

組織に所属していると、早く誰かの役に立たなきゃ!と焦ってしまいませんか?

松井さん

ちょっと珍しいかもしれませんが、MAHALOでは自己を成長させていけないなら後輩の教育はしなくていいよと伝えています。

まずはあなた自身がお客様により良い技術を提供すること、指名をいただけるようになること、売上を増やせること、と、目標を達成することだけに集中するべき。

だって、成果の出し方を知らない人に、成果を出す教育はできないじゃないですか。

飯室

確かに。

松井さん

そういう先輩のもとについてしまったら、後輩も伸びなくなってしまう。

飯室

ある程度年数を重ねたら教育を任された、みたいなシチュエーションって多そうですよね?

松井さん

そう、あるんですよね。でも結局、長く活躍できる人って、周りにいい影響を与えられる人だと思うんです。

自分の経験やノウハウを、周りに循環できる人

だからこそ、まずきちんと成果をあげる自分になること、自律することが大切。教育は、その次です。

上司がきちんとリードできているか

飯室

成果を作れる自分になる、すごく大切だと思うんですけど、実際難しくないですか?

松井さん

そうなんですよね。だから会社で、チームで取り組むんです。大前提、この考え方を上司が持っていることが大事です。

部下が自分自身の成長を認識できるように導く、レールを敷いてあげるんですね。

たまにいませんか? 入社したての子に対して、「ゆったりやりたいタイプ?」「ガツガツ言われたいタイプ?」って聞く上司。

飯室

...いますね...(あれ、私かな?)

松井さん

私はそれ、違うと思うんです。

その子が自分で成果を実感できるように、適切な目標設定をして、サポートして、できなかったらフィードバックして、達成できたら承認して。

それを繰り返すことで本人は成果を実感できて、小さな自信が生まれるじゃないですか。

飯室

で...でも、本人の意思を尊重してその子の特性を生かす、みたいなアプローチもよく聞くような。

松井さん

一見後輩を尊重して自由を与えているようだけど、自由ってすごく難しいものですよ

社会経験も浅いうちはなおさら、どうしても楽な方に流されてしまう。自由には責任が伴うこと、楽ではないということも、上司が教えるべきです。

まずは、社会人としての土台作りをしっかりとリードすること。本人の個性を生かすのは、土台を作った後です。

飯室

はたらき方が多様化している中で、組織や上司がしっかり教えることは大切なんですね。

松井さん

MAHALOでは、そう伝えています。今は組織に所属しなくてもはたらける時代ですが、社会人の始めこそ、きちんと導いてくれる上司につけるかはその後のはたらき方に大きく影響するのではないかなと。

教えてくれる人がいなければ、本人の経験や思想の中だけで進んでしまって、社会経験のインプット量が明らかに少なくなるじゃないですか。

それでは成功体験がなかなか得られない。するといつまでたっても自信はつかない。

飯室

あ、そうすると、自律にはほど遠くなってしまう!

松井さん

成功体験は、どんなに小さなものでもよいんです。

ただし、社会の中で、他社の評価の中で生まれるものがより良いですね。

だから、MAHALOでは成長を促す仕組みを備えて、組織で教育しているんです。

飯室

逆に、後輩側が気をつけたほうがいいことはありますか?

松井さん

成長意欲を持つこと、謙虚でいることですね。

飯室

謙虚でいるためには、どうしたらいいんでしょうか?

松井さん

自分にはさらなる可能性があると、いつも信じることです。

(眩しすぎてまっすぐ前が見られない)

松井さん

自分の可能性を信じろって言われても信じられないから、周りが信じてあげることも大事です。

あなたには可能性があると組織や上司が伝え続けていく

これをMAHALOでは徹底していますね。

飯室

本人の特性を生かす・無闇に指摘しない・他者と比べない。

そういう教育がよしとされている中で、社会が避けがちなことに真っ向から取り組んでいる気がしますね。

松井さん

時代に合わせた変化はとても大切で、はたらき方改革などは組織が変わっていかなければいけないこと。

だけど、人間としての普遍的なことは変えてはいけないと思っているんです。

例えば、自律した人間になる、しっかりと情報を選別できる力を持つとか。時代がどんなに変わっても変わらないものは、あると思います。

女性にこそ、彼女たちの可能性を信じて成果を期待する

飯室

松井さんにとって、はたらいて笑うためには、なにが必要だと思いますか?

松井さん

一見ネガティブに思えることや、ピンチを全てポジティブに変えていくことです。なにが起きても、それを「自分にとっていい経験だ」と捉えて、自分を高めていくきっかけにする。

私たちの仕事は技術職ですが、それ以前に物事に対しての捉え方が一番必要だと思います。

これは、「心の教育」ですね。

飯室

やっぱり、教育なんですね。

松井さん

そうです。私は、仕事は自己成長のための場だと捉えています。

なので、ピンチや壁がないと自分を客観視できないじゃないですか。なにも気がつかなければ、成長もできない。

今の自分に足りないものに気がつき、そのためにピンチや壁があるとプラスに捉えられたら、いくらでも成長していけますよね。

飯室

男性女性、という分け方はあまり良くないかもしれないのですが、女性100%の会社を経営している松井さんだからこそ、女性の組織をよりよくしていく心構えを聞いてもいいですか?

松井さん

女子同士で群れる雰囲気にしない、ですね。

彼女たちにも、責任をしっかり与えることです。

飯室

責任ですか!? それは、全員に、ということですか?

松井さん

責任の種類はもちろん人それぞれ違いますが、全員にです。

女性に対して「無理しなくていいよ」と言ってしまう風潮がありますが、私の経験上、自分自身や自分の可能性を信じてほしいと思っている女性は多くいます。

その気持ちを尊重して期待をかけていけば、女性こそきちんと成果を作ってくれます。

それが、彼女たちにとってのはたらくやりがいにもつながるはずです。

飯室

そうして成果を積んで、周りに良い影響を与えられる女性が増えたら、とても素敵ですね!

松井さん

そうなんです。周りに目を向けて周りも豊かにしていける女性が増えたら、明るい未来につながるじゃないですか。

ライフステージが変わって仕事を離れる時が来ても、今度はお子さんにいい影響を与えられるかもしれない。

(この人の元で修行したい)

松井さん

女性がキャリアを積んで自己実現することが、人生をさらに輝かせるということを、美容業界という小さなレイヤーかもしれないけれど、MAHLOから発信し続けていきたいですね。

〈取材・文=飯室 佐世子〉

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