昨年、ファミリーマートが出したこの広告に見覚えのある方もいるのではないでしょうか？

このプロモーションは、リニューアルされたファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」の認知度アップとともに、ファミリーマートが同業界で“挑戦し続ける姿勢”をユーザーに広く表明したとして、各所で話題となりました。

そんな2021年10月19日のリニューアルからおよそ1年。

「ファミマル」はプライベートブランドの日商前年比において、毎月（10カ月）連続で100%超え。また、ファミリーマートとしても、既存店日商売上前年比が、同期間において10カ月連続で100%超えを記録。

まさに1年をかけて「プライベートブランドの大刷新」を成功軌道にのせたファミリーマート。

注目企業や業界の最新ニュースを、新R25が独自の視点でピックアップしてお届けする「特報 新R25」。今回は、ファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」が好調な理由を紐解いていきます。

目指すのは「ファミリーマートに行けば用が足りる」顧客体験

「ファミマル」のコンセプトは「ファミリークオリティ」。目指しているのは、大切な家族に安心してお薦めできる品質と安全性。

この1年を通してファミリーマートは「おいしい◎うれしい◎あんしん◎」をキーワードに、お子様からシニアの方まで、誰にでもわかりやすい伝え方で、魅力を発信してきました。

「おいしさを全面に打ち出した戦略があたった1年」のようにみえますが、株式会社ファミリーマートCMO兼マーケティング本部長の足立光氏は意外にも次のように語ります。

足立さん

正直僕も、2年前にファミリーマートに入社するまでは商品の本当のおいしさについて知らなかったんです（笑）。

実際はとてもおいしいのに、それが多くの人に伝わっていなかったという現状からのスタートでした。

足立さん

プライベートブランドのリブランディングに際し、関東在住の100名にブランド名を伏せた状態でハンバーグを食べてもらい、どちらがおいしいかという調査を行いました。

結果、データとしても「ファミリーマートのハンバーグがおいしい」ということが証明されたんです。負けていたのは、イメージだったんですよね。

そこからは、ストレートに「おいしさ」を打ち出していくことが第一と考え、昨年10月からはいろんなところで「おいしい」ということを発信していくようにしました。

「ファミマル」ブランドマネジャーの柘植幹子氏は商品開発について「800以上ある商品のアピールポイントを明確にし、商品名やアイコン、アイキャッチでどのように訴求していくのかを決めていく作業は本当に大変でした」と話します。

柘植さん

カテゴリにより売場での商品の見え方も違うので、実際に売場に並べて確認し、修正することの繰り返しで、当時は本当に間に合うのか不安になったこともあります。

また、商品によっては品質の見直しにも取り組みました。調査でおいしいといっていただいたパウチ惣菜のハンバーグもその1つです。販売も好調でしたが、この1周年のタイミングでファミマルKITCHEN　PREMIUMのパウチ惣菜3品をさらにリニューアルします。

世の中の変化や流行などによりお客様のニーズはどんどん変わるので、お客様調査を繰り返しながら、定番商品のリニューアルや新商品の開発を進めています。

柘植さん

私たちが目指しているのは「ファミリーマートに行けば用が足りる」というワンストップの品揃え。

これはもちろんファミリーマート全体で目指すべきことですが、そのなかでも「ファミマル」は重要な役割を担っていると考えています。

「ファミマル」の商品ラインナップはこちらから

お客さまの生活とニーズに寄り添った“売れる商品”をファミマルで輩出していく

その言葉通り、ファミマルではハイボールや新ジャンルなどお酒のカテゴリも拡大。10月からは新たにカリフォルニアワインのほか、歯ブラシといった日用品も販売されます。

また同時に力を入れているのが、高まる健康ニーズに合わせた商品ラインナップ。

プライベートブランドならではのスピード感を生かし、今後は同分野についても新たな商品の拡大を検討していくそう。

柘植さん

これまでも、ロカボ商品や、たんぱく質・食物繊維が摂れる商品を展開してまいりましたが、高まる健康ニーズを背景に、サラダやサンドイッチを中心にラインアップを拡充してまいります。

また、お客さまが店頭で商品を見た時に、健康に配慮した商品が直感的に分かりやすくなるよう、サラダやサンドイッチなど中食のパッケージをリニューアルし「健康アイコン」を表記するなどして、より手に取りやすい商品を目指しました。

柘植さん

ファミリーマートでは、2021年のファミマル開始時点で30％だったプライベートブランドの売上比率を、2024年度に35％まで高める目標を掲げています。

まずは一品一品、お客さまの生活に寄り添った"売れる商品”を育てていき、売り上げの構成比を上げていきたいと考えてます。

「ファミマル」新商品情報はこちらでチェック

「常にチャレンジャーであり続ける」ファミリーマート躍進の鍵は、挑み続ける姿勢にあり

リニューアル1周年を好調でむかえた「ファミマル」。最後に今後の展望についてもお2人に聞いてみました。

柘植さん

これからもお客様の声に耳を傾け、「おいしい◎うれしい◎あんしん◎」を追求した商品開発を徹底し、お客様の日常に当たり前にファミマルがあるようなブランドにしていきたいと思います。

足立さん

常に時代のニーズに合わせファミマルブランドをアップデートし続けることに加えて、お客様に対して発信し続けていこうとしています。

イメージというものはなかなか変わらないので、真摯に、時にセンセーショナルに、繰り返しお伝えしていくことが重要だと考えています。

時代を捉え、ニーズを見極めながらブランドをアップデートし続ける。

商品のクオリティを追求するのはもちろんのこと、業界を超えて常に本気でチャレンジし続けるファミリーマートの姿勢こそ、この1年で「ファミマル」が大躍進した鍵なのかもしれません。

【10/4〜10/24まで】「ファミマル」1周年感謝セールを実施中！

「ファミマル」誕生から1周年を記念し、「ファミマル」の人気商品から20商品を「ガチ推し20商品」として選定し20円引きになる、「ファミマル1周年感謝セール」を、2022年10月4日（火）から2022年10月24日（月）まで実施。

おむすびやお弁当など定番商品もセール対象になるとのことなので、ぜひ仕事合間のランチなどで“ファミリークオリティ”を体験してみてください。

「ファミマル」1周年！感謝セール！

ファミマのプライベートブランド「ファミマル」が1周年を記念して感謝セールを実施します。期間：10月4日（火）～10月24日（月）

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