人事・戦略コンサルタントの松本です。

アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル（部長級）を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。

さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。

リブズキャリアは、おもに女性向けの求人案件を扱っている転職サイトです。それぞれのライフステージに合った働き方ができる企業を、効率よく探せる仕組みになっているのが特徴。

キャリアアップしたい女性だけでなく、働き方の改善やライフイベント後の仕事復帰をしたい女性にもおすすめです。

女性向けの求人案件が厳選されており、特に年収400万円以上・30代前後の方に向いていそうな求人案件が多い印象です。「バリバリ働きたい」「家庭を優先したい」など、多様なライフステージに合わせて選べる求人案件が揃っていますよ。

職種としては、営業関連や企画・管理・事務の求人案件が多く掲載されています。

運営会社の公式サイトによると、リブズキャリアに登録している人の約60％は、営業・サービス業・広報・秘書といった、コミュニケーション能力を活かせる職種で働いているようです。

女性のニーズに沿ったさまざま条件から求人案件を探せる、検索機能も特徴的です。自分のライフステージに合った働き方ができる企業を、効率的に見つけることができますよ。

「時短OK」「週3・4勤務OK」「退社目安18時」など、働き方の条件だけでも、細かく絞ることができます。

また、「育休の復職支援」「病児保育手当」「キッズルーム」といった、育児サポート面の検索条件も充実しているので、子育て中の女性は、ぜひ活用してみてください。

リブズキャリアならではの機能「帰れる検索」もユニーク。到着駅と到着希望時間を入力することで、自宅や保育園の最寄駅に帰りたい時間から、求人案件を探すことができます。

「カルチャーマッチ診断」は、全48問の質問に回答することで、自分のパーソナリティーや価値観、適性を分析できるツール。

この診断を受けておくと、自分と相性のいい求人案件がおすすめ表示されるだけでなく、結果を閲覧した企業からスカウトなどが来る可能性も高まります。

サイトに掲載されているもののなかには、無料で転職活動をサポートしてもらえるサービスがついた「転職サポート付き求人」もあります。

これは、姉妹サービスの転職エージェント「LiBzPARTNERS」を経由して応募する求人案件。キャリアに関する相談から面接対策まで、女性の転職に精通した専任アドバイザーのサポートを受けることができるんです。

ここまでリブズキャリアについて解説してきましたが、ほとんどの方は転職サイトだけではなく転職エージェントも併用することをおすすめします。

転職サイトは求人案件を自分で探して、スピーディに直接応募できるのがメリットです。ただし、選考対策などは自分でしなければならないことが大半です。

一方で転職エージェントは、無料でアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるサービスです。

相性のいい求人案件を提案してくれるのに加えて、過去の実績などをもとに選考のサポートもしてくれます。

転職は慣れていないと自分一人で進めるのは難しいので、併せて使うといいでしょう。

どちらも求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。

総合型の転職サイトと転職エージェントにはそれぞれ必ず1〜2個登録し、さらに転職先の希望が明確であればそこに特化したものも2〜3個、合計で3〜6個ぐらいは登録するといいでしょう。

転職先の検討段階ではできるだけ視野を広げたほうがいいので、抱えている求人案件が違う複数のサービスに登録すると、理想の転職が近くなるはずです。

その通りです。なので転職エージェントは登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします。

まずは複数のものに登録して、担当者との相性などを基準に厳選しましょう。