ビジネスパーソンインタビュー

人事・戦略コンサルタントの松本です。

アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル（部長級）を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。

さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。

はじめまして、黒田です。リクルートでは「Bing」「とらばーゆ」「フロム・エー」各関西版編集長、「リクナビNEXT」編集長、「リクルートエージェント」ネットマーケティング企画部長などを歴任しました。

現在はルーセントドアーズ株式会社を設立し、35歳以上のミドル世代を対象とした転職支援サービス「CareerRelease40」を運営しています。

オランダに本社がある、外資系企業に特化したサービスです。

転職サイトと転職エージェントが一体化しており、おもに派遣・アルバイトの求人案件を転職サイトで、正社員向けの求人案件を転職エージェントで扱っています。

外資というとハイクラスのイメージが強いですが、ランスタッドには年収400～500万円ぐらいの、若手・中堅向けの求人案件も多く揃っています。

首都圏だけでなく地方の中小企業まで網羅されており、派遣案件も豊富です。

外資系企業のハイクラス転職を目指す方にももちろんおすすめですが、ワークライフバランスを重視したい方や、とりあえず外資系企業で働いてみたい方でも使いやすいサービスです。

若手・中堅層向けの求人案件が多いです。未経験歓迎の求人案件も豊富なので、経験の有無にかかわらず、外資系企業に興味がある人は登録してみるといいでしょう。

どちらかというと、大手企業よりも中堅企業やIT・ベンチャー企業の案件が多く掲載されています。

コンサルタントや士業、幹部候補など、職種によっては年収1000万円を超える求人案件も多数あります。

チームリーダーやマネージャーなど、キャリアアップしたい中堅層と相性のいい求人案件が見つかるでしょう。

ランスタッドは、首都圏のみならず地方の求人案件も豊富に取り扱っていて、拠点も全国に93カ所あります。

拠点があるとその地域の求人案件を集めやすいため、ランスタッドにも広範囲の求人案件が揃っているわけです。

転職エージェントサービスを使う場合も、面談場所の選択肢が多くて便利です。地方在住の方はもちろん、Uターン・Iターンを希望する方にもおすすめです。

ランスタッドはもともと、世界的な規模の派遣会社として知られる企業です。

日本でも、2011年に人材派遣に強い株式会社フジスタッフ・株式会社アイラインと経営統合した経緯があり、派遣案件も非常に豊富です。

転職エージェントとしては正社員の求人案件をおもに取り扱っていますが、転職サイトのほうには派遣・アルバイトの求人案件がたくさん掲載されています。

派遣の求人案件だけでも全国に約6000件ありますので、ワークライフバランスを重視したい方、自分のペースで働きたい方にとっても使いやすいと思います。

こまでランスタッドについて解説してきましたが、ほとんどの方は転職サイトだけではなく転職エージェントも併用することをおすすめします。

転職サイトは求人案件を自分で探して、スピーディに直接応募できるのがメリットです。ただし、選考対策などは自分でしなければならないことが大半です。

一方で転職エージェントは、無料でアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるサービスです。

相性のいい求人案件を提案してくれるのに加えて、過去の実績などをもとに選考のサポートもしてくれます。

転職は慣れていないと自分一人で進めるのは難しいので、併せて使うといいでしょう。

どちらも求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。

総合型の転職サイトと転職エージェントにはそれぞれ必ず1〜2個登録し、さらに転職先の希望が明確であればそこに特化したものも2〜3個、合計で3〜6ぐらいは登録するといいでしょう。

転職先の検討段階ではできるだけ視野を広げたほうがいいので、抱えている求人案件が違う複数のサービスに登録すると、理想の転職が近くなるはずです。

その通りです。なので転職エージェントは登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします。

まずは複数のものに登録して、担当者との相性などを基準に厳選しましょう。