ビジネスパーソンインタビュー
今や見ない曜日はないほど?
大御所絶賛のMC力を解剖! 関ジャニ∞・村上信五がテレビに引っ張りだこなワケ
新R25編集部
ジャニーズの人気グループ「関ジャニ∞」の村上信五。テレビとラジオを合わせて10本のレギュラー番組を持ち、月曜から日曜まで、文字通り彼の名前を見ない日はないほどの活躍ぶりだ。
【月曜】「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)、「ペコジャニ∞!」(TBS系)
【火曜】「ありえへん∞世界」(テレビ東京)
【水曜】「関ジャニ∞のジャニ勉」(関西テレビ)
【木曜】「関ジャニ∞村上信五ジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のレコメン!」(文化放送)
【金曜】「村上マヨネーズのツッコませて頂きます!」(関西テレビは日曜、フジは金曜)
【土曜】「関ジャニ∞クロニクル」(フジテレビ系)
【日曜】「今夜、誕生!音楽チャンプ」、「関ジャム完全燃SHOW」(テレビ朝日系)、「村上信五の週刊!関ジャニ通信」(ABCラジオ)
すごい…! そして来年1月からは、新番組『NHK WORLD presents SONGS OF TOKYO』の司会を務めることも決定。2020年の東京五輪に向けて日本の文化を世界に発信する番組で、“日本の顔”として期待されている。
“ポスト中居正広”との呼び声も高い村上だが、ここまで引っ張りだこな理由は一体どこにあるんだろう?
熱愛報道をイジれる稀有なジャニーズ! “ネットカフェ難民”だった下積み時代のせいか、NG項目が少ない
2002年に結成された関ジャニ∞は、メンバー全員が関西出身のグループで、実は長い下積み時代を経験してきた。デビュー前は仕事がなかったため、メンバーの多くがバイトをしていたという。
11月2日の『櫻井・有吉THE夜会』では、自身が“ネットカフェ難民の走り”だったというエピソードを披露し、視聴者を驚かせていた。
『櫻井・有吉THE夜会』11月2日「24時間の漫画喫茶が出始めたころ。ナイトパックで980円とかで、当時は個室もないしシャワーもついてないし、区切りもないですから。そこで寝てました」
また、苦労した経験のおかげか、『なんでもやります』といったサービス精神が強いのだとか。地上波キー局で数多くのバラエティ番組を担当する放送作家のS氏は、村上の活躍の秘訣をこう話す。
「関ジャニはほかのジャニーズのグループに比べて、下ネタや罰ゲームなどのNGラインがユルいんです。特に村上さんは、答えづらいネタを急に振られても笑いに変えてくれる。過去に女優の戸田恵梨香さんと熱愛の噂が出たときにも、記者会見で豪快に笑いに変えていて、さすがだと思いました。今回の小島(瑠璃子)さんの件も番組でマツコさんに散々ツッコまれていましたが、『熱愛報道をイジれるジャニーズ』ってほかにいないんじゃないですかね」
デビュー当初は「俺らオモロイやろ感」が出ていたが、東京へのアウェイ感がなくなって肩の力が抜けた
村上は2016年まで木曜レギュラーを務めた(画像は「ヒルナンデス」公式サイトのスクリーンショット)
ただこんな村上も、S氏によれば、デビュー当初は「扱いづらい」面もあったという。
「昔は、関ジャニのメンバーたちから『俺らオモロイやろ感』が出てたんですよ。これって、プロの芸人さんと絡むとどうしてもサムく見えてしまう。東京に対してアウェイ感が強く、『自分たちは“笑い”という武器で勝負するしかない!』という気持ちが強かったのかもしれないですね」
関ジャニのCDデビューは2004年だが、2007年にジャニーズ初となる47都道府県ツアーを行う前あたりまでは、東京のテレビ業界ではやや「伸び悩み」のような印象を持たれていたという。しかし、この停滞期を経て次第にその「オモロイやろ感」は薄れていったよう。
「2011年ごろ、『ヒルナンデス!』に出演していた村上くんを見たときに『これは変わったな』と感じました。ナチュラルに自分本来のスキルで仕切っていて。元々機転が利く人なので、変にリキむよりいまぐらい肩の力を抜いていたほうがちょうどよく見られるんだと思います」
大御所たちは村上の“間”と“距離感”を絶賛。本人も「ちょっと余計なこともしたい」とMCにこだわり
編集部作成
今年9月に放送されたフジテレビの『FNS27時間テレビ』では、ビートたけしとともに司会を務め、たけしから「ジャニーズ事務所の大看板になる」と絶賛された。
ORICON NEWS「“ポスト中居正広”の最右翼 村上信五のMC才量」より「器用な人は何をやっても器用。歌って踊ってやっている人だから、しゃべりにもリズムがあるし、いろいろと知識が豊富。勉強しているんだろうね。大阪人らしく、いい間のとり方をする」
また、9月30日に放送された『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』では、国分太一や関根勤も、村上を“距離感がいい”と称賛。「大御所の方ともタメ語でしゃべったりとか。かわいがられてたり」(国分)、「懐に入るのがうまいよね。すっと入ってくる。話しやすいもん」(関根)のように分析していた。
村上本人も、「今はMCの面白さをすごく感じているので、とことん突き詰めたい」と意欲的だ。過去のインタビューではこんなこだわりも語っている。
『日経エンタテインメント!』2014年11月「ゲストの方にどうやったら一番気持ちよく話してもらえるのか。その一方で、スタッフさんから出される『これを話してください』ってことをそのまま言うのは嫌で(笑)。
求められてることを踏まえつつ、ちょっと余計なこともしたい。2つのテーマがあれば、ひとつは余計なこともしてやろうっていつも思ってるんです。そのドキドキ感がたまらないんです」
きっちりと進行をしつつ、プラスアルファの面白さも追求するバランス感覚が多くの番組で起用される理由なのだろう。
ジャニーズのなかでも異色なポジションを確立しつつ、MCとしての実力も絶賛されている村上信五。仕事の規模も大きくなり脂が乗ってきたいま、ジャニーズ一番の注目株は彼なのかもしれない。
〈取材・文=ブルトン森〉
取材協力/参照資料
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