企業インタビュー

自分らしく働くってどういうこと?デル・テクノロジーズ採用担当が就活生に伝えたい、“好き”の純度の高め方

自分らしく働くってどういうこと?デル・テクノロジーズ採用担当が就活生に伝えたい、“好き”の純度の高め方

「私はこれが好き」と胸を張って言えますか?

新R25編集部

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「自分らしく働こう」「好きなことを仕事にしよう」…就活生のみなさんは、そんなフレーズを飽きるほど聞いてきたことでしょう。

でも…自分が本当にやりたいことってなんだろう? どうやったら、好きな仕事に出会えるの?

そんな疑問に答えてくれるのが、デル・テクノロジーズ株式会社の新卒採用担当・吉新敏英さん

新卒のころはやりたいことがわからずにモヤモヤしていたという吉新さんは、”あること”がきっかけで、本当に好きな仕事と出会う方法に気づいたそうで…!?

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

吉新さんのこれまでの経歴

・2015年、デル・テクノロジーズに新卒で入社(現在9年目)

・2015年4月から4年半、中小企業向けのインサイドセールス(法人営業)として、新規営業および既存営業(取引実績の多い外資系企業)を担当

・営業経験を活かして、営業部門内の教育組織へ異動。教育戦略担当として、新人育成や既存メンバーに対するセールススキルトレーニングを中心とした人材開発に2年半従事

・そして人事部に異動。現在は新卒採用担当として、採用計画・インターンシップや自社セミナーなどのイベント・ブランディングなど、採用業務のすべての企画運用に携わっている

仕事の細分化が、「ワクワク」に気づくきっかけに

吉新さん

まずは自己紹介をさせてください。

私は2015年にデル・テクノロジーズに新卒で入社。

法人営業を経て教育戦略担当にジョブチェンジし、営業チームの新人教育を中心とした人材開発を歴任してきました。

現在は新卒採用担当として、すべてのリクルーティング業務の企画運用をしています。

石川

営業→教育→採用と、随分幅広い経歴ですが…

どうして今のキャリアを選んだのでしょうか?

吉新さん

ひとえに、自分の「楽しい」「ワクワク」という感情を大切にしてきた結果だと思います。

実は当社には、希望する職種に立候補できる「社内公募制度」があるんです。私は2回とも、この制度を活用して異動しています。

石川

自分で理想のキャリアを選べるんですね! ただ、いざ選べと言われても迷ってしまいそうな気が…

吉新さん

私も最初は「自分がやりたいことってなんだろう?」とモヤモヤし、なかなか次のキャリアに踏み出せずにいたんです。

転機となったのは、公私ともにお世話になっていた当時の営業組織の組織戦略を担当していた先輩から、自己分析の重要性を教わったことでした。

吉新さん

先輩のサポートのもと、今までの経歴の棚卸と、それぞれで感じた楽しいポイント・苦手なポイントを徹底的に分析。

その結果、「お客さまに価値を感じてもらうこと」や「裏方としてチームに貢献すること」が楽しいのに対し、「数字を追いかけること」や「行動量を増やすこと」は苦手だと自覚しました。

石川

なるほど…「営業」という職種のなかにも、得意なことと苦手なことがあったんですね。

吉新さん

まさに。これまでの私は、キャリアの選択を「職種」単位で考えていたのですが…

そこから一転し、仕事の要素を細分化して「楽しい・ワクワクが詰まっているか」という観点で捉えられるようになったんです。

日々働くうえでも、「どうしたら自分が楽しみながら仕事ができるのか?」と常に考えるクセがつきました。

そうして、教育戦略担当の社内公募に応募することを決め、異動が決定したんです。

石川

実際に移ってみて、いかがでしたか?

吉新さん

数字だけでは測れない、人の成長を科学するのが教育の仕事。

天職だと思えるほど、ワクワクして楽しい仕事でした。

石川

いいなあ…!ご自身の「ワクワク」に素直になった結果ですね。

吉新さん

一方、人を教育するうえでの経験不足も露呈して、もっと幅広い視点で人材開発に携わりたいと考えるようになりました。

結果、再び社内公募制度で新卒採用担当に。今は入社前の就活フェーズから人材育成に携われることに、大きなやりがいを感じています。

将来の目標は”人材開発のプロフェッショナル”。「ワクワク」が詰まった仕事を選び、「好きの純度」を高められるキャリアを歩めていると思います。

”内定獲得=就活のゴール”になっていませんか?

石川

新卒採用担当ということは、就活生と接する機会が多いと思うのですが…

学生と接していて、どういう印象を持っていますか?

吉新さん

正直に言うと、「内定獲得=就活のゴール」となってしまっている方が多いと感じています。

インターネットでたくさんの就活情報を簡単に集めることができるからこそ、誰かの価値観を自分の価値観だと思い込んでしまうのかもしれません。

いわゆる“人気企業”に入ることが成功だと捉えている人が多く、「選考を突破するにはどうしたらいいか」というテクニックばかりが注目されてしまう。

たとえば以前、学生さんから「御社はチームワークを大切にしているそうですが、面接でチームワーク力があることを伝えるにはどうしたらいいですか?」と聞かれたことがあって。

石川

おお…やる気は素晴らしいですが、たしかにテクニック偏重な感じがしますね。

面接で付け焼き刃のアピールをしてもしょうがないのに…!

吉新さん

そうなんですよ。今の時代、インターネットでのリサーチや生成AIの力を借りれば「完成度の高いトーク」をつくることは簡単です。

短時間の面接で、無事に「チームワーク力がある人」だと評価されることも可能かもしれません。

でも…この質問をしてきた人は、そもそもご自身がチームワークを大切にする価値観を持っているんだろうか?と疑問に思ってしまって。

吉新さん

企業がチームワークに関する質問をするのは、入社後も日々、チームワークが求められる環境だからです。

その価値観にフィットしていないのなら、入社後も無理して働くことになってしまいかねません

石川

内定がゴールになってしまうと、入社後のことがスッポリ抜け落ちてしまうんですね…

吉新さん

ほかにも“ホワイト企業”という言葉があります。

メディアに取り上げられれば”ホワイト企業=良い企業”だと思ってしまうかもしれませんが…“良い”かどうかは人によって異なりますよね。

ご自身にとっての”良い”とはなんなのか? 入社後もありのままの自分でいるために、何が必要なのか?

就活生のみなさんには、ぜひ一度立ち止まって、思考を深めてみてほしいなと感じます。

自分が無理して、苦手な役割をする必要はない

吉新さん

そのような状況を踏まえて、当社の採用活動では、「“自分らしく”働ける職場を見つける」というテーマをすべてのコンテンツに反映させています。

インターンシップでは、「業界・企業・自分・働く人・環境・業務・将来・価値観」という8つの不安を払拭するコンテンツを提供。

特に、自分の価値観を知るキャリアセッションはこだわって完成させました。

吉新さん

ほかにも「仕事体験プログラム」というものがありまして…

入社後に配属される実際の現場業務とほとんどギャップがないよう、限りなく業務に近いことを体験をしてもらいます

グループワークや個人ワーク、どれをとっても「自分が無理して苦手な役割をする必要はない」と繰り返し伝えていて。

自分の得意な役割で課題に取り組んだ結果、「自分らしくて居心地が良かったか」「ワクワクしたか」を確認してもらえるようなプログラムにしています。

石川

入社前に実際の業務を体験できれば、それが本当に自分が“好き”なことなのかどうか見極めることができますね!

吉新さん

どんな仕事も、”好き”だけをできるわけではないですが…

”好き”が多ければ多いほど、苦手やチャレンジも乗り越えていけるようになると、私自身も実感しています。

就活では、自分の価値観にない”何か”をつくる必要も、正解を追い求める必要もありません

学生のみなさんも、これまでの自分の行動や選択、そのときの気持ちを振り返ってみれば、必ず自分の価値観が見えてきます。

そこを言語化し、入社後の再現性の根拠として面接で伝えれば、“自分らしく”働ける環境がきっと見つかるはずですよ。

“働きやすい環境”を自分でつくる

吉新さん

また、ご自身で“自分らしく働くための環境づくり”にも取り組んでいただきたいと思っています。

石川

たとえばどんな方法がありますか?

吉新さん

当社にはERG(Employee Resource Group)と呼ばれる、環境保護や異文化理解、LGBTQ+、人種などの社会課題や興味関心ごとに有志で集まるグループがあるんです。

私は異文化理解をテーマに掲げるグループに参加し、さまざまなイベントを企画しています。

石川

有志で集まるということは、部署などの枠を越えて社員同士がつながるということですよね?

吉新さん

はい。自分と似た価値観を持つ仲間を見つけられるというのは意外と重要で。これも“自分らしくいられる”ということの大事な要素です。

私はこの活動をきっかけに、プライベートでも海外ボランティアに参加するなど、活動の幅が広がりました。皆さんにもぜひ、仕事以外でも自分が熱くなれる分野を見つけて、楽しさを増やしてほしいですね。

それぞれのキャリアを応援する環境がある職場に

石川

デル・テクノロジーズの新卒採用では、どんな人物像を求めているんですか?

吉新さん

当社の環境を楽しめて、その環境を活かすことができる人」ですね。

当社のカルチャーとも紐づけて、具体的にはこれらの要素を挙げています。

①前向きで積極的な人

②柔軟性の高い人

③成長意欲の高い人

④オーナーシップが取れる人

⑤自分の意見を持っている人

⑥コミュニケーション力が高い人

吉新さん

社会のイノベーションを支援する当社では、世の中の変化に応じて、常にさまざまな変化がスピーディに生まれています。そんな変化を楽しみながら、自分の想いを大切にし、前向きで主体的に進める人が活躍できると考えています。

まさに「自分のキャリアは自分でつくるもの」。

誰もが“自分が望むキャリア”を実現できるように、社内公募制をはじめ、社員一人ひとりを支援する仕組みを活かしていきたいですね。

そして、そういった会話が社内でも活発におこなわれるような環境を、さらにつくっていきたいと思っています。

デル・テクノロジーズ株式会社のカルチャーをもっと知りたい方は、こちらの動画も要チェック!

就活に真剣に向き合えば向き合うほど、無理して”企業が求める人物像”に自分を当てはめようとしてしまいがち。

吉新さんの「自分が無理して苦手な役割をする必要はない」というアドバイスは、そんな”肩肘張った”就活生の心を、そっと解きほぐしてくれるはずです。

自分の”好き”を研ぎ澄ませたいという方はぜひ、デル・テクノロジーズ株式会社の新卒採用にもご注目を!

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