企業インタビュー
ドローン初心者が国家資格を最短2日で取得。卒業後に“稼げる人”を育てる「ドローン免許学校」
ドローンを仕事にするには?
新R25編集部
動画制作会社だけでなく、土木建設業界や物流分野でも「人手不足問題の解消に役立つ」として注目されている「ドローン」。
仕事で使えるドローンの国家資格を手に入れたいなら、創業1年半で300人の卒業生を輩出(2023年12月末時点)している「ドローン免許学校」が頼りになりそうです。
ほかのスクールと一体何が違うの? 運営する株式会社スカイリードの代表取締役・黍嶋一馬さんにお聞きしました。
〈聞き手=山田三奈(新R25編集部)〉
ビジネスチャンス拡大中のドローン業界
黍嶋さん
2022年9月に創業したスカイリードは、愛知県や東京都など全国7拠点で「ドローン免許学校」を運営する会社です。
企業・個人事業主向けに、国家資格であるドローンの「一等無人航空機操縦士」 「二等無人航空機操縦士」の取得講習を実施しています。
山田
ドローンの操縦って、免許がいるんですか?
黍嶋さん
車の運転免許のように「必須」ではないので、操縦だけなら誰でもできます。
ただ…ドローンを操縦する人が増えたことで、落下事故が発生するなど、安全面における課題が出てきたんですね。
そこで2022年12月から、国土交通省によるドローンの国家資格制度(無人航空機操縦者技能証明)が始まりました。
それが「一等無人航空機操縦士」 「二等無人航空機操縦士」です。
山田
この資格を持っていると、どんなことができるようになるんでしょうか?
黍嶋さん
ドローンの“飛行レベル”が上がります。
飛行レベルというのは、「有人地帯/無人地帯」 「操縦飛行/自動操縦」 「目視内/目視外」の組み合わせによって分類されているんですが…
もっとも難しい「レベル4(有人地帯での目視外飛行)」になると、物流や防犯・監視といったシーンでの活用の幅が広がります。
この「レベル4」が適用されるのは、「一等資格」の保有者だけなんです。
ドローンのレベル3.5飛行制度の新設について(国土交通省 令和5年12月26日)
山田
物流に防犯・監視。資格があれば、仕事としてドローンを活用できそうですね。
黍嶋さん
今まで不可能だった方法で動画を撮ったり、高層ビルにのぼることなく点検をしたりできるようになるので…
クリエイターや物流関係など、多くの業種業界で仕事の幅が広がると思います。
実際にドローン市場は急拡大中で、2028年度には9,054億円にものぼると試算*されているんですよ。
インプレス総合研究所「ドローンビジネス調査報告書2024」より。国内のドローン市場規模におけるサービス市場の分野別市場規模の予測
黍嶋さん
さらに“追い風”になる制度も誕生。
中小企業が利用できるドローン関連の「ものづくり補助金」のほか、最大75%の補助を受けられる「人材開発支援助成金」という制度が国で用意されています。
山田
国もドローンの活用に意欲的なんですね。
黍嶋さん
そうなんです。ドローンの歴史は浅いので、法律やルールを守って飛行させなければ逮捕や罰金に繋がるリスクがあるもの。
発注主も敏感になっているので、技能の証明になるドローンの国家資格は“強力なステータス”となり得ます。
正しい知識を身に着けている国家資格保有者の需要は、今後ますます高まっていくはずです。
初心者でもOK。卒業後のサポートまで万全のフォロー体制
山田
ドローン学校はいくつかあると思うんですが…「ドローン免許学校」の特長はなんでしょうか?
黍嶋さん
「もっともお客さまに寄り添った丁寧なスクール」をモットーに、「ドローンをまったく触ったことがない」という初心者にも丁寧な指導を徹底していることですね。
わからない箇所は講師に気軽にLINE相談いただけますし、機体購入や保険の加入方法などもアドバイスします。
山田
初心者は、どのくらいで資格を取得できるものなんでしょうか?
黍嶋さん
なかには、最短2日で資格を取得される方もいらっしゃいますよ。
講師陣が、「緊急時にも対応できる飛行方法」など“実際のドローン業務”を見据えた講習を行うんですが…
作業のように淡々とした講習ではなく、楽しくも真剣に資格取得を目指せるので、充実感も高いと思います。
フレンドリーな講師陣がつきっきりで教えてくれる安心感たるや
黍嶋さん
さらに…資格を取った卒業生が、その後に業界で活躍できるようなアフターサポートも自慢です。
複雑な飛行申請のサポートや初回フライト時の無料同行など、卒業後も親身にサポートいたします。
山田
ドローン学校って「卒業して終わり」ではなく、むしろ卒業してからがスタートなんですね。
YouTuberの卒業生も。「ドローン免許学校」卒業後の可能性とは?
山田
卒業生は、実際にどういった分野で活躍していますか?
黍嶋さん
活躍の方法は多種多様ですが、やはり映像の幅を広げられるYouTuberや動画クリエイターの方は活躍されていますね。
たとえば、アウトドア・ガジェット・旅にまつわるコンテンツを配信してチャンネル登録者数が12.5万人(2024年6月時点)を突破したYouTuber・動画クリエイターのビートないとーさん。
黍嶋さん
彼は2017年からドローンを飛ばし始め、「ドローン免許学校」で資格を取得しました。
スクールに通ってよかったこととして、「法律面などの知らないことを座学で学べたこと」と答えてくださっています。
ビートないとーさんが資格取得したときのレポ動画。練習も和気あいあいで楽しそう
黍嶋さん
また当社自体も、800棟以上のマンション点検調査やテレビ番組の空撮、農薬散布などで、ドローンを用いたサービス事業を展開中です。
ほかにも「災害時の救助活動・捜索」 「防犯監視」 「物流」 「害獣の調査」など…ドローンのビジネスチャンスは多岐にわたります。
現在、「ドローン免許学校」の支店があるのは愛知県・東京都・長野県・千葉県・静岡県・滋賀県・福岡県の7拠点(2024年6月現在)。
ぜひお近くのスクールへの入学をお待ちしています!
動画制作にかかわる方や、土木・建設業界の方など、取っておいて絶対に損はないドローンの国家資格。
助成金も上手に活用できる今が取得するチャンスなのかもしれません。
黍嶋さんは、ドローンビジネスの規模や将来性、ドローンの資格を取った方が実際にどのように活躍されているかを著書『ドローンビジネス 成功の方程式』にもまとめています。
資格取得後に仕事に活かす方法を知りたい方は、こちらも要チェックです!
〈執筆=吉河未布/編集=山田三奈〉
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