企業インタビュー
直感だけでも、理屈だけでも足りない。“戦略的着想”で、企業のもどかしさを解消できるワケ
ロジカルとクリエイティブを“ジャンプ”せよ
新R25編集部
「“よりよい未来”を、自分たちの手でカタチにしたい」。どんな企業も、はじめはそんな野心を持っていたはず。
しかし…未来はあまりにも遠く、課題も山積み。いつしか何が“よりよい未来”なのかもわからなくなり、いつまでも暗いトンネルを走っているようなもどかしさを感じている企業も多いのではないでしょうか。
そんな企業に、もう一度”よりよい未来”を信じてもらうために奔走しているのが、GREAT WORKS TOKYOという“戦略クリエイティブファーム”。
企業のもどかしさを埋めるために「戦略的着想」という独自の思考法を提唱しているらしく…その全貌を、CEO 山下紘雅さんに伺いました。
〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉
コンサルティング×クリエイティブで、企業の課題解決をサポート
山下さん
GREAT WORKS TOKYO は、よりよい未来をつくろうとする企業の課題解決をサポートする、戦略クリエイティブファームです。
石川
戦略クリエイティブファーム…?
山下さん
よく聞くのは「戦略“コンサルティング”ファーム」ですよね。しかし当社の守備範囲は、コンサルだけにとどまりません。
企業が抱えるさまざまな課題を整理したうえで、企業がありたい姿を描くコンサルティングはもちろん、高品質なアウトプットを生み出すクリエイティブまで…
理想の姿を伝えたい相手に届けるまでを視野にいれた企画・制作を一気通貫でおこなっているんです。
山下さん
当社は、スウェーデンで誕生したクリエイター集団“GREAT WORKS”をルーツとして、2008年に設立されました。
2012年には創業100年を超える日本発の刃物メーカー・KAIグループの一員になり、ハウスエージェンシーとしての側面も持つ稀有な存在です。
近年は主にBtoB領域を中心として、コンサルティング×クリエイティブを軸に、多彩なクライアントサービスを提供しています。
GREAT WORKS TOKYOが生み出した“戦略的着想”とは?
山下さん
当社は2023年7月に設立15周年を迎えたことを機に、新なたビジョンを策定しました。
それが「Make Jumps Together」。
ビジョンの策定と同時に、新たなブランディング活動もスタート。当社の公式サイトも、“Make Jumps Together一色”になっています。
公式サイト、とてつもなくおしゃれなのでぜひご訪問を…下から上に”Jump”するようにスクロールできる、粋な仕様です
山下さん
“こんな未来をつくりたい”という想いがあるのにカタチにできていない、あるいは自社の魅力をうまく伝えられない…
そんな企業に寄り添い、サポートすることで、よりよい未来の実現を目指すのが私たちの役割です。
私たちと一緒なら、より高く、より遠くをめざせる。プロジェクトに関わるすべての人に、そう感じていただくのが理想の姿。
「Make Jumps Together」には、私たちのそうした姿勢と決意を込めています。
山下さん
そして、このビジョンを体現するために提唱したのが「戦略的着想」です。
石川
戦略的着想…?
山下さん
すごく簡単に言うと…「ひたすらジャンプすること」。
「ロジック」と「クリエイティブ」、この2つの視座のジャンプを繰り返すことこそが、企業のもどかしさを埋める唯一の術だと考えているんです。
山下さん
直感では紡げない骨太なストーリーと、理屈では語れないワクワク・ドキドキ。
それらがまざりあう先に、本質的な“解”があると私たちは信じています。
そのためには、ロジックを組み立てるだけでも、直感でアイデアを練るだけでも足りません。
石川
「理論」と「直感」の両方の視点を持つことが大切だと。
山下さん
はい。最適な“問い”を立て、本質的な“解”を導くための考え方を、私たちは「戦略的着想」と呼んでいます。
企業のありたい姿を探る際には、まずクライアントの想いや課題意識などの情報を論理的に処理し、分析する必要があります。
次はクリエイティブ思考に“ジャンプ”。アイデアを膨らませ、ありたい姿やコンセプトを決めていきます。
といっても…そのまますぐにアウトプットをするわけではなくて。アイデアを磨くために“ジャンプ”し、戦略やストーリーをロジカルに言語化。
そのあとはまたクリエイティブに“ジャンプ”…と、理論と創造性を組み合わせていくのが「戦略的着想」です。
山下さん
「戦略的着想」 によって企業や組織が抱える課題に深く切り込み、心を動かすアウトプットを生み出す。
提供するのは、企業の未来価値となるアセット(資産)です。
一過性ではなく、長く愛されるクリエイティブを生み出せることが、GREAT WORKS TOKYOならではのバリューなんです。
戦略的着想で、“よりよい未来”をカタチに
山下さん
この思考法を生かし、さまざまな企業の”よりよい未来”をカタチにしています。
たとえば…東急不動産ホールディングスの長期ビジョンを発信・浸透するためのスローガン「WE ARE GREEN」を策定。
ありたい姿である「魅力あふれる多彩なライフスタイルの創造を通じて、誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来」を直感的に伝えるために、世界観のビジュアル化、新聞やウェブサイトなどのコミュニケーションデザインを担当しました。
山下さん
また、創業25周年を契機にリブランディングをおこなったインフォマートでは…
「つないだ先の、未来を描く」をクリエイティブコンセプトに、ありたい姿のストーリーを言語化し、新しいコーポレートアイデンティティを開発しました。
クライアントからも、「“次の25年は自分たちでつくる”という意識が生まれていることを実感しました」とうれしいコメントをいただいています。
石川
社内にもいい変化が起こっているんですね…!
山下さん
私たちが向き合うのはさまざまな社会課題・経営課題ですが、社会も組織も人の集合体で成り立っています。
一人ひとりが幸せにならなければ、その先の社会も組織も幸せにはならない。
そう信じるから、私たちは目の前の人の幸せを、いつも考えて行動します。
こんな未来をつくりたいという想いはあるのに、カタチにできずにいる。社会にとってよいことをしているはずなのに、その魅力を伝えられずにいる。
そんなもどかしさ、もったいなさを感じている企業のみなさんはぜひ、私たちと一緒に“ジャンプ”してみませんか?
ともすれば理屈だけで進みがちなビジネスに、ワクワクやドキドキを与えてくれるアイデアを編み出し、独創的なアウトプットを生み出してくれるGREAT WORKS TOKYO。
未来がボヤけてしまう前に、自社に“戦略的着想”を取り入れてみてはいかがでしょう?
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