企業インタビュー

機能性とデザイン性を兼ね備えた住まいを実現。建築設計事務所が手がける“100年後につながる”家づくり

機能性とデザイン性を兼ね備えた住まいを実現。建築設計事務所が手がける“100年後につながる”家づくり

次世代へ“やさしい地球”を継承するために

新R25編集部

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さまざまな環境問題が叫ばれている今、特に深刻なのが地球温暖化

この問題に、“住宅”という観点から真剣に向き合っているのが、株式会社ハウジングアーキテクトです。

「未来へつながる住まいづくり」を掲げる同会社。代表の竹内隼人さんに、これからの住まいの在り方について話を伺いました。

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

「設計力×高性能」で理想の住まいを実現

竹内さん

株式会社ハウジングアーキテクトは、東京・首都圏内を中心に設計・監理、建築施工などをおこなっている会社。

不動産業から建築まで、住まいづくりの総合事業を展開しています。

ハウスメーカーや地域の工務店とは異なり、主軸は設計事務所なので、お客さまのイメージやご要望に合わせた住まいをつくることが可能です。

こんな家に住みたいものです…

竹内さん

そして一番の特徴は、100年後に笑顔で暮らせる未来を見据えて、高性能な住まいづくりを実現していること。

石川

高性能というと、具体的にはどんな家を指すのでしょうか?

竹内さん

「高性能住宅」とは、断熱性・気密性・耐震性・耐久性・省エネ性などに優れている住宅を指します。

快適な暮らしをするために必要な性能が揃っていることがポイントです。

特に重視しているのはこの4つ。これにより、夏は涼しく冬は暖かい環境が保たれ、1年を通して快適な暮らしを実現します。

①高断熱

断熱材を用いて家そのものの断熱性を高めるため、外気温による影響を受けにくい。断熱等級は世界基準である「6」以上を実現。目指しているのは北海道地域の断熱等級仕様でもある最高級の「7」

②高気密

室内と室外の空気の交換を最小限に抑える。気密性の高さを表す「C値」は、一般住宅が1.0㎠/㎡以下以上なのに対し、より隙間の少ない0.55㎠/㎡を実現

③高耐震力

大きな地震が発生した場合でも倒壊のリスクを大幅に軽減。耐震等級は最高レベルの3を実現し、地震に強い住まいを提供

④全館空調システム

第1種換気(熱交換)システムを採用し、家全体の温度を均一に保つ。室内の空気品質も改善できる

竹内さん

これらを実現するために、資源エネルギー庁長官賞を受賞した「エクセレント ハウジング システム」*というシステムを採用。住まいを通じて脱炭素の実現を目指し、自分らしく暮らせる住宅をご提供します。

ゆくゆくは日本のどの地域でも、もっとも高い断熱レベルの「断熱等級7」の家がスタンダードになることを目指しています。

*中小工務店向け支援型高性能全館空調システム。一般財団法人省エネルギーセンターが主催した「2022年度省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門にて、資源エネルギー庁長官賞(建築分野)を受賞

石川

デザイン性も性能も高いとなると、やはりそれなりに値段が張るのでしょうか…?

竹内さん

初期費用は一般的な住宅より高くつきますが、光熱費やメンテナンス費用を抑えることができるので、長期的に見ればエネルギーコストの節約によって相殺できると言われています。

暖房・冷房の使用も最低限に抑えられ、CO2の削減にもつながります。

地球のために、住まいづくりからできること

石川

そこまで「高性能」にこだわる理由はあるのでしょうか?

竹内さん

地球温暖化問題に、深刻な課題を感じているからです。

今、地球は沸騰しています。気候変動が進行し、自然災害が起こる原因にもなっていて…このままでは、人間が地球に住むことすら難しくなるかもしれません。

石川

たしかに、世界が直面している問題のひとつですよね…

竹内さん

IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は、この温暖化現象が起きている原因について、「人間の影響が大気・海洋・陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」と発表しているほど。

高度経済成長によって日本はたしかに発展しましたが、その代償である温暖化を少しでも食い止めたい、というのが私の想いなんです。

石川

それで省エネにつながる「高性能住宅」に着目されたんですね。

竹内さん

はい。2050年のカーボンニュートラル・脱炭素社会の実現*に向けて、住宅の省エネ性能の向上がますます求められるようになってきました。

先ほど「断熱等級7」のスタンダード化を目指すと申し上げましたが…上位等級5・6・7は、2022年に新設されたものなんですよ。

それだけ、住宅における省エネ性能のニーズが急速に高まっているということです。

*「カーボンニュートラル」とは、温室効果ガスの排出が全体としてゼロになった状態。日本を含む120以上の国・地域が、2050年までのカーボンニュートラル実現を目標として掲げている。日本においては、菅元首相が2020年に宣言

竹内さん

次世代のためにも、温暖化を「ジブンゴト」として捉えていくことが必要です。

温暖化現象は、エネルギーを抑えることで一歩解決に近づきます。

だからこそ私たちは、高性能住宅、つまり“省エネ住宅”を提供することで、住まいづくりから改善していければと思っています。

次世代に“やさしい地球”を継承

竹内さん

当社は“持続可能な建築への取り組み”をさらに加速させるため、生成AI「ChatGPT」も活用しています。

石川

たとえばどんなところで活用されているんですか?

竹内さん

おもにデザインなどの設計業務です。

プロジェクトの効率化や顧客とのコミュニケーション向上にも役立っていますよ。

ChatGPTを活用するメリット

①新しい設計アイデアを瞬時に生成

多くのアイデアを出すことでデザイン力がさらに向上

②プロジェクトに必要なさまざまな業務を効率化

プロジェクトの計画・設計・文書作成など、多彩な業務の効率化を実現

③プロジェクトに関する提案や説明をわかりやすく顧客に伝えられる

顧客とのコミュニケーションがより密にできる

このようなデザインを瞬時に生成してくれるんだそう…夢が膨らみます

竹内さん

当社のビジョンは「100年後に自分らしく笑顔で暮らせる未来をつくる」です。

「自分達の世代がよければそれでいい」という考え方ではなく、次世代へバトンをつなぐこと

子どもたちが住みつづけられる“やさしい地球”を継承するために、笑顔あふれる社会づくりに貢献していきます。

お問い合わせやご相談はぜひお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしております。

人生でもっとも大きな買い物とも言える“マイホーム購入”。

デザインだけでなく、地球環境も考慮された住まいを選ぶことが、持続可能な社会への貢献につながると言えそうです。

よりよい住まいを求めている方は、ぜひ株式会社ハウジングアーキテクトへご相談を!

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