企業インタビュー
非日常エリア戦略で大手ハンバーガー業界に下剋上。令和の虎で大絶賛!淡路島バーガー専門店の挑戦と軌跡
FC展開を開始して2年で、売上3億突破!
新R25編集部
淡路島発のバーガー専門店「SHIMAUMA BURGER(シマウマバーガー)」。
最高糖度の淡路島玉ねぎが主役のバーガーで人気を集めているのですが…このお店、ただの”いい感じのお店”ではありません。
同店を営む株式会社REPLUS 代表取締役 町口匡貴さんは、あのビジネス投資系YouTubeチャンネル『令和の虎』でオール(出資予定額の合計が、志願者の希望金額に到達すること)に成功した挑戦者。夢は…淡路島バーガー専門店の全国展開です。
その背景には、町口さんが20代で味わった挫折と、10年越しの飲食業界への想いがありました。
〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉
「島」の「ウマい」をぎゅっと詰めた淡路島バーガー
町口さん
僕が手がける「SHIMAUMA BURGER」は、淡路島発のバーガー専門店。
淡路島で育った厳選食材をこだわりのバンズでぎゅっと挟んだ、「島」の「ウマい」バーガーを提供しています。
「島」の「ウマい」で「SHIMAUMA」なんですね
町口さん
バーガーの主役は、最高糖度の淡路島産玉ねぎ。
ハンバーガーに玉ねぎを挟むときは、ソテーにすることが多いのですが…
当店では、低温でじっくりフライにすることで、甘みとコクが圧倒的にアップ。分厚くスライスした玉ねぎのフライが挟まることで、サクサク食感もプラスされます。
町口さん
鉄板でスチームしたしっとりふわふわのバンズは、全粒粉を使用。余計なものを入れず、素材を引き立たせるために改良を重ねました。
そしてシマウマバーガーの味の最大の秘密は、トマトソース。ケチャップなどは使用せずにトマトを煮詰めて水分を飛ばし、ニンニクを効かせた桁違いの甘みとコクが自慢です。
石川
細部までこだわり抜かれたバーガーなんですね! 見てるだけでお腹が空いてきました…
町口さん
とにかく、普通のハンバーガーとは一味違うのが「SHIMAUMA BURGER」の魅力。
「こんなハンバーガー、いままで食べたことがない!」と思わず叫びたくなるような、未体験のウマさをぜひ味わってみてください!
ハンバーガー業界 に“下剋上”。全国に広める挑戦の道のり
町口さん
これだけウマいバーガーを、淡路島だけにとどめておくのはもったいないと考えていて。
今のハンバーガー業界は、大手チェーンがほとんどの売上を独占しているのが実態です。
そこで僕が掲げたのが、「大手独占のハンバーガー業界に挑戦」という”下克上”な目標。
この味を全国に広めるべく、フランチャイズ(FC)展開をはじめとしたさまざまな挑戦をしているんです。
石川
なぜFC展開しようと思ったんですか?
町口さん
仕入れ先を開拓しているときに、同じ仕入れ先でも、大手と個人で卸価格が全然違うということに気づいたんです。
いくら強い仕入れ先を探しても、今の自分の仕入れ量では見つかるはずがない。
逆に言えば、自分の仕入れ量が変われば、どんな仕入れ先も良い仕入れ先に変わるということ。だからこそ、個人店の仕入れをまとめる動きが必要だと思いました。
そこで考えたのがハンバーガーFCです。
まずは仕入れ先に「店舗数が10店舗になり、使用量がこの基準を超えたら、この値段で卸してください!」と約束を取り付け…最初は赤字覚悟でFC募集しました。
大手に対抗するには、個人店の集結しかないと思ったからです。
現在17店舗まで展開し、最低限のスタートラインに立つことができました。設備投資による自社工場も完成し、ここから下剋上物語の始まりです。
町口さん
僕は元々淡路島育ちで、高校卒業後は大阪へ。
飲食店でバイト後、21歳で飲食店を立ち上げたのですが…半年持たずに閉店してしまったという苦い経験があります。
石川
なぜ経営がうまくいかなかったのでしょう?
町口さん
お店の立地はオフィス街で、10人も入らないような小さな飲食店。昼は500円のランチ、夜は居酒屋営業をしていたのですが…
売れる12時台に満席になっても売上は1万円程度、さらにオフィス街なので土日は閑散。エリアと商材を間違えたのが原因でした。
あっという間に赤字で火だるまになり、逃げるように淡路島に帰ってきました。
その後、淡路島の玉ねぎ倉庫を改装したカフェをオープンし、軌道に乗ってきたため、一番人気だった淡路島バーガーの専門店をオープン。それが「SHIMAUMA BURGER」の前身になっています。
こちらのカフェもまだ営業しているそう
石川
なるほど…淡路島バーガーは“大阪時代のリベンジ”だったんですね。
町口さん
10年以上飲食業を続けるなかで、飲食店は薄利だし、休みは実質ないのが“当たり前”になっていることを嫌というほど痛感していました。
そういった状態を本気で変えたいと思い、オペレーションの仕組み化で余計な部分はカットするなどのルールを設けて運営したところ、期待通りの利益が出るようになったんです。
石川
おお…リベンジ成功ですね!
町口さん
そこで…この味を効率よく販売する仕組みをパッケージにし、FC展開すれば飲食店にも利益が出て、休みもとれる未来があるのではないかと。
その思いを行動にうつすべく、2021年にビジネス投資系YouTubeチャンネル『令和の虎』に出演しました。
町口さん
『令和の虎』では、無事希望額の資金調達を達成したのですが…実はまったく上手く話せず、「終わった…」と思っていました。
石川
でも、資金調達できたんですよね?
町口さん
お世辞かもしれないんですけど…どの“虎”からも、試食で絶賛してもらえたんです。
それって、もはや味だけで「オール」をつかんだということですよね。
「SHIMAUMA BURGER」のポテンシャルの証明であり、最高の褒め言葉でした。
石川
今、FC展開はどのぐらい進んでいるんですか?
町口さん
2024年時点で、人気商業施設や観光地など非日常エリアを中心に17店舗展開しています。
実は1店舗、某大手の隣に出店したのですが…大手の強さを痛感し、現在は撤退しています。
現在はグルメバーガーと相性のいい“非日常エリア”での出店をメインに、非日常エリアでのNo.1ハンバーガーチェーンを目指しております。
石川
どうして”非日常エリア”にこだわっているんでしょう?
町口さん
実は、グルメバーガーと非日常エリアの相性はすごく良く、「観光エリア×ご当地バーガー」でマーケットインしやすいんです。
当社はそういったエリアで目的来店型のお店を作りこみ、適切なターゲットに拡散するノウハウにかなり自信を持っています。
町口さん
直営店の年間売上は、5坪で6,000万。
また、2023年は格闘家の武尊選手とのコラボや、人気アニメ『PUI PUI モルカー』とのコラボで、限定商品も展開。
認知度をさらに上げ、直営店売上は3億円を突破しました。
町口さん
シマウマバーガーを手がける株式会社REPLUS(リプラス)は、「あったモノを使い、なかったモノを生み出す」をテーマに、常に新たな価値を探しています。
共にスケールメリットを手に入れ、「非日常エリア×ハンバーガー」で大手に挑戦しませんか?
僕と一緒に、ぜひ淡路島の「ウマい」をもっともっと広めていきましょう!
ハンバーガー業界での存在感を徐々に高めつつある「SHIMAUMA BURGER」。
すでに全国にお店があるので、ぜひお近くのお店で“未体験のウマさ”を味わってみては?
そして…町口さんの夢を一緒に応援したいという方は、ぜひお問い合せを!
新着
Interview
究極の座り心地を目指すクッションブランド、本気の開発。新次元の快適さ「 ZABUSHION-プレミアム-」の凄み
NEW
新R25編集部
障害福祉サービスと利用希望者をベストマッチング!理想の生活をトータルサポートする「みんなのふくし」
新R25編集部
介護・福祉・医療従事者に特化した転職サービス「スマビー」が、圧倒的なマッチングを可能にする秘訣
新R25編集部
広告効果が“信用できない”時代にどう戦う? KIYONOが提案する「事業会社が儲かるDX」の全貌
新R25編集部
宮古島観光をアップデート!安心・安全、快適をフル完備した「ルアナレンタカー」が提案する特別な体験とは
新R25編集部
アウトドア業界から誕生した奇跡の調味料「ほりにし」。開発担当者の“はたらくWell-being”は好きなことを仕事にし、辛いときこそ笑顔でいること
新R25編集部