「西洋占星術」は、宇宙の天体がものごとにどう関わっているかの影響を調べていくという、ある意味“科学”や“知識”を指すものです。

「ホロスコープ」って知っていますか？

ホロスコープというのは、生まれたときに「太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星」の10個の天体が、どの星座の場所に位置していたのかを示すもの。

天体によって物事がどう変わるかを調べる、「天空に描かれた地図」みたいなものなんです。

「12星座」はもっとシンプルで、生まれたときに「太陽」の位置にある星座があなたの星座ということになっているんですよ。

まれに太陽の位置が星座と星座の中間にあることもありますが、天文暦（天文現象を記載した年間暦）で調べることでわかります。

そして、もちろん、生まれたときのホロスコープや星座は変わらないんですが…

時間とともに星が動くように、人間の性質も時間とともに変わっていくものなんです。

だから占う時期や占い師のテクニックによって、「何歳のときに何がありそうだ」 「これからこういうことが起きそうだ」という占い結果が変わってくる。

変化の動きを見れることこそが、占いの面白いところですよね。

そこは「運命は変えられるんだ」とポジティブに捉えてほしいと思います。

「自分はこういう星のもとに生まれたから絶対に変われない」と思うと、すごく窮屈じゃないですか。

でも、星は動くし、あなたも変わります。

もちろん星の動きは決まっていますが、「どう解釈するか」 「どう変わるか」は、自分の意思で決められます。

占い結果を鵜呑みにするのではなく、ご自身の解釈を大事にしてほしいですね。

私の場合は、たとえばこんなふうに表現しています。

木星が自分の星座に入ってきたり、自分の星座と良い角度にあったりするときは、何かが拡大して発展につながる“幸運な時期”です。

逆に10年〜20年以上もの間ひとつの星座にとどまる冥王星は、「消滅と再生の星」といわれていて。

そんな冥王星が、2024年1月21日に山羊座から水瓶座に移りました。

割と大きな「社会の変化」が起こると思いますね。

というのも…過去に冥王星が山羊座に入ったときには、フランス革命が起きていて。

その次に冥王星が山羊座に入ったときには、リーマンショックが起こっているんですよね。

フランス革命って、絶対君主制の政治を市民が奪って、世界を大きく変えたじゃないですか。

2024年に「社会や組織」を表す山羊座から「自由や平等」を表す水瓶座に冥王星が移ったということは、いま世界は大きな曲がり角を迎えているんだと思います。

“世界が大きく動きやすい時代”というのは、みなさんもすでに感じているんじゃないでしょうか？

社会がこれからどう変わっていくのかを考えると、不安になる部分もあると思いますが…

そういうときこそ、「どう変えるかは自分たちが決めていく！」と考えてみてほしいんです。

「どういう人生にしていきたいか」、ひいては「どういう社会にしていきたいか」を、考えるきっかけにしてもらえたらうれしいですね。