西洋占星術は、地球から見た太陽の通り道（黄道）を、12の星座で分けたホロスコープで読んでいく占いの方法です。

西洋占星術では、そのときどきの星の配置が、地球上で起きている出来事や人に影響を及ぼしていると考えられているんですよ。

似ていますが、星座占いは「天体がどの星座にあるか」でその星座の運勢を占うもので、西洋占星術はもう少し奥が深くなってきます。

西洋占星術で知ることができるのは大きく分けて2つで、「個人の持って生まれた性格」と「運気や未来の大まかな流れ」です。

自分自身でも気づいていなかった隠れた性格がわかり、人生のなかでどのようなことが起こるのかを知ることで、その先の未来を切り開いていける。

西洋占星術は、人生を導く羅針盤のようなイメージですね。

古くから、星の配置は人々を導く指針として用いられてきました。それが発展して生まれたのが、西洋占星術なんですよ。

「幸運」と「発展」の星である木星が、牡牛座から双子座に動きます。

牡牛座というのは食べ物や生活必需品、経済、農業など「生活に必要な物品」を表す星座です。一方の双子座は学びやコミュニケーション、情報を表す星座ですね。

簡単に言えば、牡牛座は「モノ」が大切な星座で、双子座は「情報」「学び」が大切な星座。

つまり「モノから情報へ」という流れに。

これは実は、思考や知識、コミュニケーションを司る“風の星座”が強くなっていく、ということなんです。この「風の時代」はすでに2020年から始まっていて、これは西洋占星術の世界では“精神性重視”の時代とされています。

200数十年は続きます。

風の前は「土の時代」で、目に見える物質的な豊かさに価値がありました。

ちょうど土の時代が始まったころから産業革命が始まって、物が大量生産され、物量で世界が変わりました。そこから200数十年、経済を握った者が強いという時代が続いていたんです。

でもこれからの風の時代は流れが変わり、「モノよりも情報やつながり、知識が世の中を変えていく」っていう時代になっていきます。

木星は約12年ごとに1つの星座が動くのですが、12年前はちょうど「アベノミクス」が起こった時期なんです。

はい。あとは世界的な話題でいうと「スノーデン事件」もこの頃に起こりました。

米国家安全保障局（NSA）がテロ対策として極秘に大量の個人情報を収集していたことを、元NSAのスノーデンが暴露した事件です。

日本でも「特定秘密保護法」によってプライバシーを守ろうという動きが強まったのもこのころです。

また、SNSも2012〜2013年に爆発的に広まって、情報の大切さを意識する出来事が多かったですね。

これから2024〜2025年にかけても、SNSの力が世の中を変えていったり、席巻したりということがあるかもしれませんね。

コミュニケーションが大切な時代なので、自分1人で考えるよりもいろんな人と意見の交換をしたほうがいいと思います。

あとは土の時代のときは「なんとなく」でふわっと決めていたようなことも、これからは自分で筋を通して、事実を理論立てて考えることもすごく大切になってきますね。

また、双子座は学びの星でもあるのですが、この“学び”は難しい勉強というよりは初等教育を表しています。

知る喜びや、楽しさがある学びのことです。面白いことを知っていくことがラッキーアクションになっていくので、わからないことを人に聞いてみるとかでもいいと思います。

ちなみに木星が双子座へ移ることで、双子座のみなさんは「12年に1度の幸運期」を迎えますよ。

これまでは知らなかったことを学んで、自分自身が変化していくのにもいい時代です。皆さんもぜひ“学び”を意識して過ごしてみてください。