企業インタビュー
エンジニアが消耗するような派遣はしない。「密度の濃い社風」が特徴のSES会社frankSQUARE
こんなに仲良いSES会社、見たことない!
新R25編集部
メンバーとのコミュニケーションが希薄になりがちな、エンジニアのSES*。
*SES…システムエンジニアリングサービス。エンジニアをクライアント企業に派遣する事業
そんななか、密度の濃い社風で“メンバーの個性”を第一にSES事業を行うのが、株式会社frankSQUARE(フランクスクエア)です。
お酒の席で自社サービスの企画・開発が決まることもあるらしく…? 代表取締役・加藤悠さんに“珍しい社風”の全貌をお聞きしました。
〈聞き手=山田三奈(新R25編集部)〉
メンバーと顔を合わせる頻度が“相当高い”SES会社
加藤さん
株式会社frankSQUARE(フランクスクエア)は、SES事業とWebマガジンの運営を手がけるシステム開発会社です。
加藤さん
SESって、エンジニアがクライアント先に常駐することが多いので、どうしても帰属意識やメンバー同士の関わりが希薄になってしまいがちなんですけど…
弊社はSES会社には珍しく、メンバー間の距離が近いのが自慢です!
「おそろいのTシャツ」を着るメンバーのみなさん
山田
たしかにすごく仲が良さそうですね…!
加藤さん
社員数7名の小さい会社ということもありますが、他社に比べて顔を突き合わせる頻度は相当高いと思います。
仕事帰りにみんなでふらっと飲みに行くことも多くて。何でもフランクに話し合える関係性です。
楽しそう
山田
仕事のことも気軽に話せたりするんですか?
加藤さん
もちろんです。弊社のモットーは、“個性を活かし、可能性を広げる”というもの。
日々の交流でみんなの個性ややってみたいことを理解しているので、「希望のスキルを身につけられる会社」 「興味のあるプロジェクトに携われる会社」といった希望を考慮してアサイン先を決定しています。
山田
「ここに行ってくれ」形式ではないんですね。
加藤さん
そういう“案件ごとのスキルのマッチング”って、短期的に見れば売上を立てやすいんですけど…エンジニアが消耗してしまうと思うんですよ。
「次のキャリアにつながる成長ができる現場か」 「チャレンジできる環境か」を重視することで、エンジニアがワクワクできる“魅力的なプロジェクト”に参画してもらいたいんです。
山田
目先の利益よりも、エンジニアの成長やチャレンジを大事にしていると。
加藤さん
難しい技術にチャレンジしてスキルが上がれば、ほかのメンバーへの刺激になりますし。その影響で全メンバーのスキルが上がれば、会社も成長します。
利益はあとからついてくるという考え方なんですよね。
自社企画にも“挑戦”。第一弾は、Webメディア「さるべえ」
加藤さん
メイン事業はSESですが…SESはあくまでも「自社サービス」の立ち上げや運営につなげるための“エンジニア教育の一環”と捉えています。
自社サービス第一弾としてかたちにしたのが、2021年6月にリリースしたWebメディア「さるべえ」です。
山田
「さるべえ」。どんなメディアなんですか?
加藤さん
読者が気になっているテーマのレビュー依頼を受けて、記者がそれについて調べて記事化するというコンセプトのメディアです。
ローンチ時点ではまだ読者からの依頼もないので、まずは自分たちの興味があることを紹介するWebマガジンとしてスタートしています。
山田
エンジニアさんたちが自ら記事を更新されているってことですか?
加藤さん
そうです。気になるものや場所などのレビュー・調査を軸に、読み出したら止まらなくなるようなユニークな記事をたくさん公開しています。
今後は外部ライターと契約して記事を増やし、メディアを拡大していこうと計画中です。
山田
“レビューメディア”って面白いコンセプトですが、発想はどこから生まれたんでしょう?
加藤さん
交流会です。
やっぱり
加藤さん
私たちは、メンバーが集まれば、常に「こんなものをつくれないかな?」といった意見交換をしていて。
「さるべえ」も、「社会で話題になっていることをレビューするサイトがあれば面白いよね」という発想を出発点に、誰もWebメディアを立ち上げた経験がないなかで立ち上げることになりました。
山田
全員、未経験だったんですか…!?
加藤さん
そうなんです。面白いと思えることとか何かしら次につなげられそうなことなら、やったことのない企画でも採用しているので。
みんなで失敗や新しい発見をしながら、一つのものをつくる楽しさを味わっています。
企画から開発・ローンチまで関われるSES会社は珍しいかもしれませんね。
素敵。大人の青春ですね…
加藤さん
「さるべえ」は私たちにとって“挑戦”なんです。
「どういう記事なら読んでもらえるのか」 「どうすればメディアの認知度が上がるのか」など試行錯誤しつつ、同時に“全力で楽しむ”ことも忘れません。
「さるべえ」を筆頭に、これからもSES事業で培ったスキルや知識を用いて、自社独自の新しいサービス開発をつくっていく予定です。
未経験・異業種転職も。個性豊かなエンジニアのメンバーたち
山田
気になるのは“個性的なメンバー”ですが…どんな方がいらっしゃるんでしょう?
加藤さん
異業種からの転職や、未経験者もけっこう多いんですよ。
たとえば、約7年ほどコンビニや飲食店で店長業務をしていたところから異業種転職してきてくれた岡部正登さん。
加藤さん
「システム開発ができるようになれば、手に職をつけられる」 「会社の雰囲気が楽しそうだし自分を変えられるかも」という動機で、弊社の求人に応募してくれました。
山田
応募の時点では、プログラミングの知識はゼロだったんですか?
加藤さん
はい、まったくのゼロです。
弊社は少人数ゆえにみっちり教える体制が整っているので、着実に実績を積んできて、今ではすっかり頼もしいプログラマーになっています。
あとは、新卒1年目から現在まで勤続してくれている田名部大夢さん。
加藤さん
「自分から動ける人材になること」を目標に、弊社に入社しました。
誰かが「やってみたい!」と言えば、すぐさま誰かが「いいじゃん!」「面白そう!」とノッてくる。そんな風通しのよい社風が決め手になったみたいです。
山田
たしかに「自分から動ける人材」になれそうです。
加藤さん
オン・オフを切り替えながら、締めるところはしっかり締めて、力を抜くところは全力で脱力する。
「ゆる~くキッチリ」が弊社の行動指針です。
加藤さん
frankSQUAREを立ち上げて11年目。
ここからさらなる体制強化をはかっていきたいと考えています。
関係が希薄になりがちなSESで、仲間と一緒にワクワクしたい方。未経験からエンジニアにチャレンジして成長したい方。
ぜひご応募をお待ちしています!
仕事も遊びも真剣に取り組む、株式会社frankSQUARE。
Instagramもチラッと覗いてみたのですが…
やっぱり仲睦まじい“飲み会写真”がたくさん投稿されていました。
個性豊かなエンジニアのみなさんが強力サポートしてくれる同社。エンジニア未経験の方も、飛び込んでみては?
〈執筆=吉河未布/編集=山田三奈〉
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