2021年、どうもありがとうございました!
【取材時エピソード付き】2021年 月イチ連載「つきヌケ」を飾った豪華12組を紹介します!
新R25編集部
2021年、新R25では“葛藤を乗り越えブレイクした瞬間”について聞く連載「つきヌケ」を毎月お届けしてきました。
芸人、アイドル、アーティスト、俳優、コスプレイヤー…さまざなま世界で活躍する"一流”たちは、いかにしてつきヌケたのか。12組の豪華キャストのみなさんに、ご自身のキャリアを振り返っていただきつつ、「成功要因」を自己分析してもらいました。
今回は、年末の特別企画として、2021年に公開された「つきヌケ」記事を、ここでしか聞けない担当編集からの取材時エピソードや、オススメポイントと合わせて紹介していきます。
【1月号】「最下位なのに収入が増えたとき、一番キツかった」マヂカルラブリーが語るどん底からのブレイクスルー
担当編集より一言
天野俊吉(新R25ワイドショープロデューサー)
「雑誌みたいに、毎月表紙をつくろう」。
そんな無謀な発想から誕生した「つきヌケ」。1/1に登場してもらうなら、M-1王者しかいない…と思いつつ、時は12月末。ギリギリすぎて、マヂラブさん取材決定の電話を受けたときは、心臓がバクっとしました。
「最下位からの優勝」という非常に"取材しやすい"ストーリーを持ったお二人でしたが、前年から何を変えたか?という質問には「何も変えてないんですよ」とのこと…。
「M-1関係のインタビューではなかなか言えないんですけど、新R25はいいか(笑)」「やっぱM-1としては『変えてきた意気込み』とかを聞きたいんで、そこはごちゃごちゃ濁して答えてるんですけど(笑)。本当は、こっちは何も変えてないです」
とリアルな部分をのぞかせてくれつつも、その奥には「"上沼さんとの一件"を自虐した一言で会場の空気をつかんだ。賭けに勝った」という、野田さんの勝負師な一面が潜んでいました。
【2月号】「私はもう一度つきぬけたい」後藤真希のブレイクスルーは、LOVEマシーンから続く“モヤモヤの歴史”だった
担当編集より一言
サノ(新R25編集)
日本アイドル史を語るうえで欠かすことのできない圧倒的な「つきヌケ人」、後藤真希さん。
世代ど真ん中だった筆者(現在28歳)、緊張しまくりで取材に伺ったものの、後藤さんから出てきたお話は「私はもう一度つきヌケたい」というもの。“謙虚さ”ともまた違う、自身の人生に正直に向き合いつづけるスタンス、そしてアイドル時代の大変さをカラッと笑いながら振り返るお茶目さがとても印象的だったのを覚えています。
世間的な成功が、自分の幸せに直結するとは限らない。僕たちビジネスパーソンも、なんとなくの「成功」をぼんやり目指してしまったりするけど、「自分にとっての幸せ」が何かをきちんと考えることがじつはすごく大切なのかも、と考えさせられた1時間でした。
【3月号】「アイドルは黒髪で笑顔」なんて自分ルール、なくしていきたい。柏木由紀が目指す30代アイドルの境地
担当編集より一言
サノ(新R25編集)
会社までお越しいただき実施したゆきりんさんの取材。じつは生「神対応」の連続でした。
取材を終えあとはチェキ撮影だけとなったとき、編集部のチェキに故障が発覚。「やばい、撮影できない」と現場は凍りつきました。
しかしゆきりんさんは「たしか、チェキが作れるスマホアプリありますよね!?」と、嫌な顔をするどころかその場で打開策を提案してくださり、撮影は無事終了。この時点で新R25メンバーは一同心鷲掴みだったのですが、ここから神対応がさらにもうひとつ。
取材後、ゆきりんさんとスタッフの方々をお見送りするため、僕らが控室の前で帰り支度を待っていると、こともあろうかゆきりんさんご本人が控え室から出てきて、「すみません、もう少しで帰り支度終わるのであとちょっとだけお待ちください…!」と僕らの話し相手になってくれたのです。「えっ、女神?」と隣りで女性メンバーが小さく呟いていましたが、気持ちはよくよくわかりました。
カメラ回ってないところでも圧倒的な気配り力に感動しっぱなしの1時間でした。
【4月号】「仕事もピアノも、大事なのは嘘のないアウトプット」ハラミちゃんが演奏しつつ語る、自身のブレイク
担当編集より一言
天野俊吉(新R25ワイドショープロデューサー)
2021年4月当時、初の著書を発売するなど飛ぶ鳥を落とす勢いで注目を集めていたのが「ハラミちゃん」。
ハラミちゃんの表現のキモは「曲にまつわるストーリーまでインプットする」こと。都内某スタジオでの取材でしたが、取材中に「(「田園」って)玉置浩二さんがメンタルを崩してしまって実家で過ごしたという経験がもとになってるらしいんです」「ここのB♭の音が…本来のコード進行だったら違う音なんですけど、あえて暗く、半音下げて表現するのが、たぶん玉置さんの表現したい『人生のチクッとする部分』」と名曲を目の前で弾いてくださった瞬間には鳥肌でしたね。
それから記事が出るまでの数週間はspotfyで「田園」を聴いて号泣する日々を送りました。
(紅白の舞台でも号泣させてくれるハラミちゃんを見たかったけど…次の機会を楽しみにしてます!)
【5月号】登校拒否、バイク事故、『すべらない話』奇跡の3連チャン。千原ジュニアが“暗黒”を抜けた瞬間
サノ(新R25編集)
登校拒否、交通事故。壮絶な暗黒時代を抜け、芸人として花開いた千原ジュニアさん。
普段テレビで見ているお笑いの猛者が、新R25でキャリア観についてどんなテンションでお話してくれるか少し不安だったのですが…想像を超えて「かっこいい」。「実ってもないのに頭(こうべ)を垂れるな」など、いち働き手としてバリバリの名言を残していってくれました。
ぜひ「かっこいい」ジュニアさんをチェックしてみてください!
【6月号】「多くのチームがここで淘汰されるんだけど…」Fukaseが語る、セカオワがつきぬけた“勝因”
担当編集より一言
サノ(新R25編集)
SEKAI NO OWARIのFukaseさん。実際にお会いして最も「意外」だったのはこの方だったかもしれません。
独特な世界観を歌詞と音楽で表現するFukaseさんは"芸術肌”な方だと勝手に思っていたのですが、お話ししてみると非常にロジカルかつ戦略的で、はちゃめちゃに優れた「仕事人」という印象に塗り替えられました。
(取材後部屋の暑さで汗をかきまくっていた筆者に「体調とか大丈夫でしたか?」と声をかけてくださった紳士ぶりにも脱帽しました…)
【7月号】「努力をやめていい才能をもらってない」山里亮太は“褒め”を燃料に今も走りつづける
担当編集より一言
福田(新R25編集)
新R25に3度目の登場となった山里さん。
はじめに「以前も取材させていただいた…」と言うと、「新R25さんには、いつもお世話になってますよね!」とサービス精神あふれる発言もしていただきました。
「誰でも、絶対に獲れる賞がある」「それは努力賞です」この発言が、筆者が今年一番刺さったパンチラインです。
【8月号】おぎやはぎはなぜ「褒め合える」のか。元祖・仲良しコンビに“信頼関係を築くコツ”を聞いた
担当編集より一言
サノ(新R25編集)
12組で最も「ゆるかった」のは間違いなくこちらのおふたり。
つきヌケるために「同僚と信頼関係を築くには?」という質問に対して、「あなた、どうしてそんなに仲良くなりたいの?(笑)」と本当に不思議そうな表情で言われたのを覚えています。
でも、そんなゆるさのなかにしっかりと「つきヌケの秘訣」を忍ばせながら話してくれたところが“プロフェッショナル”という感じがしました。かっこよかったです。
【9月号】「上昇志向はない」「食いっぱぐれてもいい」それでもハライチ岩井が抜きん出られた理由
担当編集より一言
福田(新R25編集)
以前に取材した相方の澤部さんのインタビュー記事を、ラジオでいじってくださった岩井さん。
「今回の取材はどうなるんだ…?」とハラハラして臨んでいたら、インタビュー途中で「めっちゃビビってますよね?」と指摘され、さらに焦る始末。
それでもインタビュー中には「岩井節」で笑わせてくれたり、終わったあとにはご自身のラジオグッズをプレゼントしてくれたりと、その優しさに触れて筆者の心はガッツリと掴まれました。
「M-1グランプリ」のYouTubeチャンネルで、ハライチの「アナザーアナザーストーリー」が上がっているので、まだ見てない方はぜひご覧ください…!
【10月】「今は“いい子”を求める世の中と、それを演じる若者しかいない」野村周平は脱線しても止まらない
担当編集より一言
サノ(新R25編集)
今までいろいろな芸能人の方にインタビューをしてきましたが、野村さんほど「自然体」の方には出会ったことがありません。
「今日もそうですけど、僕は本音で話したいんですよ」と取材冒頭におっしゃった通り、仕事だからとか、芸能人だからとかじゃなく、終始ひとりの「28歳の男」として会話に応じてくださっているのが、言葉選びや表情、温度から伝わってきて感激しました。
楽しかったなー!
【11月】“そこそこ芸人”だったかまいたちを突破させた、芸人界で受け継がれる「つき抜け法則」とは
担当編集より一言
サノ(新R25編集)
いまや説明不要の売れっ子芸人・かまいたち。
取材当日も朝から夕方まで番組収録を行っていたのですが、取材の時間になり開口一番おっしゃったのが「収録押しちゃってすみません」。
取材のなかでも「つきヌケてる人はみんな“いい人”。その人たちと一緒に仕事させていただくなかで自分らも少しずつ“いい人”になっている気がする」というお話がありましたが、まさにそれを体現するような時間でした。
取材時間はわずか20分のなかで、膨大な笑いと学びを置いていってくださったおふたりに脱帽です。
【12月】なぜ、ここまで“圧勝”したのか。コスプレイヤー・えなこの成功法則を名ブレーンが明かす
担当編集より一言
サノ(新R25編集)
1年の大トリを飾ってくださったのは、トッププレイヤー・えなこさん。
とにかく印象的だったのが、「礼儀」の方だったということ。挨拶の丁寧さ、撮影時の気遣いなど、目の前のすべての仕事相手に対して誠実に向き合う姿に、「いちプレイヤー」としての根本的な強さを見た気がしました。
6年で「収入ゼロ」から「月収2000万」へ。“意義のある最短ルート”を示しつづける敏腕マネージャー・よきゅーんさんと共に駆け抜けるシンデレラストーリー、聞いてて本当に鳥肌が立った…
2022年も、新R25をよろしくお願いします!
2021年、1年を通して更新してきた「つきヌケ」連載。
それぞれにまったく異なった「つきヌケのカラクリ」があり、人ぞれぞれ“自分らしい成功法則”をつくりだしていくものなんだと感じられた気がします。みなさんもぜひこちらの全12組の言葉から、自分らしい「2022年の抱負」を考えてみてはいかがでしょうか。
新R25は、「仕事も、人生も、もっと楽しもう」というブランドスローガンを大切に、2022年も真摯にコンテンツ作りに向き合いつつ、読者のみなさんと一緒に進化していきます。(「つきヌケ2022」もある…かも!?)
引き続きご愛読のほど、よろしくお願いいたします!
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